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悠斗side 2

『あっ・・』


美桜ちゃんの声が届く。


『どうしたの? 美桜ちゃん』


『雪!! 雪が降ってきた。 ほらぁ』


美桜ちゃんが、指をさして嬉しそうに答えた。


『本当だ。粉雪の中の冬まつりじゃん』


答える俺に、美桜ちゃんは俯いてしまった。


あれ? 何? 俺なにか間違えた?


『美桜ちゃん どうしたの?』


『ううん。独りぼっちだなぁ。って思ったら寂しくなっただけだから大丈夫ですよ』


答えてくれた美桜ちゃん。


ん? ちょっと待って? 独りぼっち? 


アイツと一緒じゃないのか?   マジ? 俺誘ってもいいの?


どうする俺? 頑張れ俺!! 勇気出せ俺!!!


『美桜ちゃん 同じだね。俺も独りぼっちなんだよ』


と言ってみる。美桜ちゃんは驚いた様な顔をして


『嘘だぁ・・悠斗先輩、半年くらい前から 予定入ってますって感じだもん!!』


言った後、拗ねている美桜ちゃん。


何? 俺どう受け止めればいいの? ヤバッ 可愛い!!


美桜・・いや、美桜ちゃん。


『嘘じゃないよ。美桜ちゃん一緒に冬まつり行ってくれない?』


勇気を出してみた俺。 やれば出来る子じゃん、俺。


美桜ちゃんは、頬をほんのり赤く染めて身長差があるから仕方ないが瞳に涙を浮かべて上目遣いで見つめて小さく頷いてくれた。


マジかぁ。これって反則じゃね? 上目遣いで瞳ウルウルはダメだろ? 


いやいや、取り敢えず嬉しさを伝えないとな・・。


『マジで? 嬉しいよ 美桜ちゃん 帰りながら一緒に考えようか』


そう言うと、小さな声で


『はい』


つぶやく美桜ちゃん。


よっしゃー!! 早く帰れるようにしなくちゃだな。


来たばかりなのに、もう帰ることを考えている俺。



★☆★☆


帰りのホームルームも無事終わり、待ち合わせ場所へ。


と思っていた時・・・





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