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悠斗side 1

いつもと変わらない、駅のホーム、人の流れ、足早に急ぐ人々


そんな見慣れた風景の中で、ある人物を見つけた。


俺にはまだ気づいていないのか、1人改札に向かい歩いていた時


『懐かしいなぁ』


意識していないと聞き逃してしまう程小さな声でつぶやいた美桜。


俺は何が懐かしいのか、気になった。


『えっ? 何が懐かしいの? 美桜ちゃん』


俺は声を掛けた。


『えっ、悠斗先輩 おっ・・おはようございます』


ちょっとびっくりしている顔も、可愛かった。


『うん おはよう美桜ちゃん』


笑顔で返す。懐かしいことが気になっていたので、一緒に歩きながら聞き出そうと心に決めた。


『一緒に行こうか』


声をかけると、恥ずかしそうに


『はい』


と言ってくれた美桜ちゃん。


聞くなら今だよなぁ・・。って思ったので思い切って


『ねぇ、美桜ちゃん さっき何が懐かしかったの?』


美桜ちゃんは微笑んで俺に


『知りたい?』


って聞いてきた。美桜ちゃん、たまにSっ気出すんだよねぇ・・だから素直に


『うん 教えて 美桜ちゃん』


たまに現れるこの美桜ちゃん、嫌いじゃないなぁ・・俺。



『前、ここで悠斗先輩に助けてもらったなぁ・・。って思ったら懐かしくなっちゃって・・あの時の悠斗先輩、優しくてかっこ良かったなぁ・・って』


えっ? 俺にどうしてほしいの? 抱きしめていいの?


いや、ダメだろ。  我慢だ、俺!!


『美桜ちゃん、そんな事を思ってたんだぁ? 嬉しいなぁ 美桜ちゃんに思ってもらって』


ついつい言葉に出してしまった俺


俺も言葉に困った・・・そんな時



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