表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/11

幸也side 1

全校合唱コンクールの伴奏者の 神矢が怪我で、無伴奏・・。


どうするんだ!! と思っていた時だった。


珍しく、池田先生が連絡事項の後に、悠斗と蓮に話を振った。


蓮が伴奏の件、謝ってきた。  その次に悠斗が話し始める。


他学年から、伴奏者を借りるってことなのか?


そんな事、出来ないでしょ・・・。取り敢えず、話を聞こう。


1年? えっ? どういうこと?


池田先生、悠斗に蓮が、かなり推してたなぁ。そんなに良いのか?


『一度聴いてみたいんですけど』


池田先生に、意見として言ってみたら すんなり通った。


1年7組から連れてくるそうだ・・・。


池田先生に連れてこられた美桜は少し緊張していたね。 


このパーティー化した教室に驚いているのだろう。なかなか入ってこれない美桜。


俺は、今までに感じたことがない感覚を感じた気がした。


練習が進むにつれて、俺に心を開いてくれるようになった美桜。


数学のプリントをきっかけに、テスト前など一緒に勉強するようになった。 


でも、美桜の天然無自覚がとっても気になる。 そんな美桜は、俺のクラスで人気が高い。


女子からも人気があるので、安心はするが俺の手元になかなか戻ってこないのが欠点である。


美桜が、他クラスの女子に囲まれ文句を言われていた時には本気で心配した。 


先輩に囲まれ文句を言われていた時、美桜がどんなに怖い思いをしていたかと思うと何故、俺が一番に気付いて守ってやれなかったのか、情けない。


池田先生の腕の中にいた美桜を見つけた時は、マジで焦ったし心配した。


暫くして、俺の腕の中へきた美桜。愛しくて仕方がない。 


これからは俺が、美桜の辛い時、気付いてあげられる守ってやれる存在になりたい。


美桜は、俺等クラスのために頑張ってくれた。


金賞という素晴らしい賞をもらえたのは、美桜の頑張る姿に先輩として 格好良い所を見せたいと、2年7組全体を頑張らせた美桜の力だと思っている。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ