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フィリアの信仰  作者: 緑茶おいしい
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ミラ、激怒


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ぐだぐだ

行き当たりばったりなので設定が変わる可能性大

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よろしくお願いします。

奴隷達に、女神フィリアの存在と現神々の関係、そして、俺が女神フィリアの使徒であり、フィリア復活の為の信仰集めをしているという説明は、思っていたよりもすんなりと受け入れられた。


熱心な現神々の信者がいなかった事と、奴隷にまともな生活等をさせているのも理由だが、

一番の理由は俺の使う神話時代の転移魔法のおかげだ。

他にも色々あるが、そもそも、食事の際に上げる祈りの言葉で、アウレス神を信仰していないと分かっていたらしい。


大人組はすぐに、信者になるということは無かったが、これからは信仰していくと言い。

子供達は特に年齢の若い子達はすぐに信者となり、他の子達もこれからは信仰していくと言っている。


これで、この2週間で購入した奴隷11人を合わせて今では子供は総勢49人、大人はミラを入れて17人、の信仰者ができたわけだ。


どの位必要かは全然分からないが、0から66人の信者ができたわけだから、とりあえず消滅するってことは無いだろう。

まずは一安心と言った所だろうか?

とりあえず皆には、今日は直接貰えた物といったら勲章だけなので、10億リアは恐らく明日に

ドラゴンの売買の時に支払われるはずだから、それを貰ったら、エメラにでもとりあえず預けて

万が一の場合には、エメラとガラドにしばらく頑張ってもらって、後は皆の意思に任せるか。


「ということで、万が一があった時はこういう感じにするつもりだけど、アリスはどうする?」


自室に戻り、アリスに今後の事を伝え、アリス自身はどうするか訪ねる。


「ご主人様の後を追います」

「……。俺としては、俺の意思をついでほしいだけど?」


嬉しく無いと言えば嘘になるが、重いというかなんというか、困るな。


「………、それは非常に難しいですね。ご主人様は私の生きる意味であります。

なので、もしご主人様がお亡くなりになれば、生きていく自信がありません」


至って真面目に言うアリスに、『あぁ、これってヤンデレに入るんだろうか?』なんて、少し現実逃避してしまう。


「……そう。まぁ、アリスの命はアリスの物だし、アリスの意思に任せるとするよ」


アリスの意思は硬そうなので、俺は観念して、アリスの意思に任せることにした。


「はい。ですが、ご主人様。私の命は、ご主人様の物です。私はご主人様の為ならこの命、

いつでも投げ打つ覚悟はできています」

「そんな覚悟いらねーから!」


俺の反論にアリスは珍しくガーンとショックを受けるよう表情をしていた。


「気持ちは嬉しいけど、俺は俺のせいでアリスが死ぬのなんて嫌だって話だから、別にアリス自体がいらないってわけじゃないからな?」

「……、本当ですか?」


慌ててフォローすると、アリスが涙目になりながら確認してくる。

涙目ってそんなにショックだったのかよ……。

なんか、どんどん依存度が高くなっていくな。

その胸の重さは嬉しいんだけどなぁ……。


「本当だよ。ほら、おいで」


両手を広げ、アリスを胸に来ると、抱きしめる。


「……ご主人様、決して無理はしないで下さい。前に、ご主人様がドラゴンと戦ったと聞いた時も

幾らご主人様が強いとはいえ、ご主人様が死んでしまうのではないかと、すごく怖かったんで……す……」


首筋に顔を埋めるながら、アリスが、弱々しく気持ちを吐露する。


「分かった。俺だって別に死にたいわけじゃないし、そもそも、まだ戦うって決まったわけじゃないしね」


優しくアリスの背中を安心させるように撫でる。


「そう、ですよね……」

「そうそう、万が一の話だし、いざとなれば逃げるから問題ないよ」


俺はそこまでいうと、アリスをお姫様抱っこすると、そのまま寝室に連れていった。

しかし、それはアリスを安心させる為ではなく、自分の不安をごまかす為の行為なのだが……。


---------------------------------------------------------------------------------


屋敷で朝食を取った後、俺達は王宮へと戻ると、机の上には大量の本や資料が置かれていた。

軽く目を通すと、この国の法律、貴族の心得や、与えられた領地の情報等などといった、

初心者貴族の為の教科書といった所だろうか。


あまりの膨大の数に軽く目眩をするが、とりあえず一度目を通しておけば、

後で魔法で、記憶を引っ張りだせるからいいか……。


ただ、即座に思い出したい事を思い出せるわけでは無いので、検索機能の魔法も作ったので、

格段と便利になったのである。


こちらに来てから、怒涛の3ヶ月、日が立つに連れ、することが多くなり、魔法の研究自体も禄にできないので、本当に必要になった時以外は、研究はしていない。


未だに魔法に関しては分からない事が多すぎるので、じっくりと時間をかけて調べたいのだが。

本や資料を見る限り、俺の貰った領地は、周りに、山、森、森の奥には海がある、つまり

大陸のほぼ南西の端といった所である。


広さ的には体育館3つ程度の広さの小さな集落らしい。

公爵が貰うにしてはあまりにも小さすぎるのだが、自分で開拓して広げろということだろうか?


「恐らくそうだと思いますね。森には多くの魔物がいますので、それを開拓しようと思うと、

かなりの人数の兵や冒険者を雇う必要があるので、非常のお金がかかるのです。

なので、災害級の魔物を倒せるご主人様なら、開拓してくれるだろうという意味を込めての場所かと」


フェルの入れてくれた紅茶を呑みながら、資料を読みつつ、アリスとあれこれと話しをしているのだが、未だにミラが暗いままだ。

一体どうしたものか……。


「アルフレッドの場合はどうだったんだ?」

「アルフレッド様は、王都の東北にある王都にもっとも近い領地ですね」

「なにそれ?俺と扱いが違い過ぎなくない?」


もしやこれが洗脳のせいなのだろうか?


「いえ、アルフレッド様はアメリア王国の切り札と言えるお方であり、王を守る王宮魔術師です。

なので、あまり王都から離れられると困るので、そういった結果になったかと」


ふむ、逆に言えば転移魔法が使える俺はどこにいようと関係ないということか。

領主様から聞いたが、手紙位なら送れる魔道具があると聞いているので、非常時はそれで連絡をし、

俺があちらこちらへと行き、アルフレッドは王宮の防衛に専念できるというわけね。


話だけ聞くと、ますますアメリア王国が最強の大陸に近づいたように聞こえるが、

実際は、王はアルフレッドの傀儡状態と言えなくもない状態のはずだし、はてさて、どうなることやら。


そんな事を考えていると、部屋にノックの音が響き、フェルが開けに行くと、どうやら俺達を呼びに来た役人の方みたいだ。


俺達はそのまま役人の案内に従い、謁見の場に到着する。

今日は片膝をわざわざつく必要が無く、すぐにドラゴンの買取と領地の説明、俺の役割を説明が始まった。

王はやはり忙しいみたいで、無駄な時間は取りたく無いのだろう。


「それでは、これがドラゴンの魔石となります」


ドラゴンの部位を小分けにした物を鑑定する人、アイテムボックスを持つ複数の人達が、俺の出すドラゴンを次々と鑑定してはアイテムボックスに直すという作業を繰り返し、それでも入り切らない物はアリフレッドのアイテムボックスにいれていく。


そして、最後に王宮が最もほしいと言う魔石を取り出すと、その場の全員が目を大きく見開くのを感じ、若干得意げな顔をしてしまった。


「これは、すごい純度の魔石ですね。私が倒したドラゴンの物よりも上ですね。

ただ、今までに見たことの無い色の魔石ですね……」


少し赤黒い魔石を触れながら、アルフレッドが呟くように言う。


「そうですね、これなら、普通に購入するとなると30億程でしょうか……」

「30億!?」


思わぬ金額に俺だけではなく、周りの人達も驚愕する。


「えぇ、純度も普通の物と比べて2倍程ですし、その位が妥当かと、ただ……」


アルフレッドが若干複雑そうにしていると


「だが、それだと採算が取りにくい。なので25億で買い取ろう」


代わりに王が答えるように俺に向けて言う。

一気に6分の1減ったな。


「……、分かりました。それでお売りしましょう」


俺の言葉に、周りの人達はひどく驚いている。


「これも国の為です。それに、私も近々商売をする予定なので、そちらの方で稼ぐとしますよ」


軽く肩を竦めると、信じられないとばかりの目を向けられるが、まぁいい。

どうせ金なんて、クエストやこちらの世界にはまだ無い便利グッズを作って得られるし、

いざとなれば、ミラに「ツキヒト君、これは経済がひっくり返るから絶対にお金稼ぎに多様しちゃ駄目だよ!」と真面目に言われてしまった複製魔法がある。


「なるほど、出店の場所は?」

「とりあえずは、拠点としているピソールに飲食店と道具店に場所を確保してあります」

「そうか、ならば、もし王都に出店する予定があるのなら、一等地を用意させよう」

「それは有難う御座います。では、その際はよろしくお願い致します」


王のお済み付きで王都で一等地の店舗が出せる事になったが、それにふさわしい店を用意しないと行けないとなると、若干面倒くさい。


「それでは、ドラゴンの売却値ですが、全て合わせまして40億リアとさせて頂きます。

それに加え、報酬の10億と合わせて50億リアを後ほど口座の方に振り込まさせて頂きます」

「分かりました」


50億か……、日本にいるときならもう仕事を辞めて好きな事をして暮らすんだろうが、

こっちの世界だと、色々とお金かかるからこれだけあっても大丈夫なのか若干不安だ。


俺は口座のカードを役人に渡すと、受け取った役人が恐らく王宮内にあるのだろう、銀行代わりの

魔道具の所へと部屋から出ていく。


それから次に、宰相から俺の領地の説明が始まった。


「アキヤマ卿に与えられた領地は、アメリア大陸の南西の端にある、ガラヴィーゼ領になります。

広さは7000㎡程となっており、人口は2000人程、主に小麦や芋に牛や豚に木材を交易としております。公爵に与えられるには、小さすぎる領地ですが、これにはわけが有ります。


アキヤマ卿は、災害級の魔物を単独でできるほどの魔法使いでありますので、その力を持って、

未だ開拓できていない森を開拓してほしいのです。

もちろん開拓した土地は他の領地と重ならない限りは、アキヤマ卿の領地としてもらって構いません。ただ、毎年、開拓した範囲等の資料を役所に送って下さい。


領地の税に関しては、領主に決定権がありますが、王国の法令により、最大でも収益の10%までとなっております。人頭税と土地税に関しても最大で人頭税は1万リア、土地税は作物等の収益から最大15%となっております。


領主は、領地から得た税に加え、一年度の収入から20%を税として、王国に支払って頂きます。

それができない場合は、5年間は、借金として滞納する事が可能です。


当然、脱税等あった場合、相応の罪が課せられますので、あしからず」


ふむ、全然わからん。


「あれ?さっきのドラゴンの分も税金に含まれるんですか?」


それなら安く売らないほうが良かったんじゃないんだろうか。


「そうですね。10億リアは恩賞としての物なので、税の対象にはなりませんが、それ以外は対象になります」


ガーンだな。

これだから役人は嫌いなんだ!

安い給料で働いてるのに何かと税金だとぶんどっていきやがって!


「そ、そうすか……」


不満をぶつけたいが、我慢我慢。


「さて、次ですが、アキヤマ卿の今後の役割に関してになります」


宰相の言葉に、俺は背筋をまっすぐ伸ばして聞く体制に入る。


「災害級の魔物を単独で退治できるアキヤマ卿は、アメリア大陸でアルフレッド卿に次ぐ戦力となります。なので、アルフレッド卿と同じように、大陸内で騎士団でも対応できないような甚大な魔物に関する問題が発生した場合には、即座に駆けつけ、解決して貰いたいのです」


まぁ、これは予想通りだな。


「分かりました」


俺が了承すると、宰相は話を続ける。


「役割の分担なのですが、アルフレッド卿はアメリア大陸の戦力の象徴と言えるお方です。

なので、王の護衛につく機会が非常に多いので、申し訳ありませんが、アキヤマ卿には、

特に大陸を守る為に活動する機会が多くなってしまいます」


宰相が、申し訳なさそうな事を言ってる割に、顔は真顔なので、本当に申し訳無いと思ってるのかよこいつと思ってしまう。


「分かりました。国民の為です、頑張りますよ」


俺は、笑顔で答える。

もちろん内心では、複雑ではあるが、人々の為に頑張るとういのは本音だ。


俺の答えに満足したのか、宰相はよろしくお願いしますと言う。


「さて、ここからは私と個人の話をしよう」


黙っていた王が俺にそういうと、周りに既に役人達がいなくなっている事に気づく。


「個人的な話ですか?」


今この場にいるのは、俺と、アリス、ミラ、フェルの4人に、王とアルフレッドと宰相だけだ。


「あぁ、そうだ」


王は立ち上がると、段々とこちらに近づいて来、そして、アリスの前に来る。


「久しぶりだなアリス。昔よりも更に魅力的になったな」

「お久しぶりです、叔父様。叔父様も昔よりも魅力的な王になりましたね」


王の言葉にアリスも同じように返す。

自分を可愛がってくれた王、そして、自分の両親を処刑した王。

一体、今のアリスの心中はどうなっているんだろうか……。


「グリュースとヴィオラの事はすまないと思っている。そして、お前の事もだ……」


王は沈痛な面持ちになる。


「ひどい怪我を負ったと聞いたが、彼のお陰で治ることができたのだな」

「はい」


チラリとこちらを王が見る。


「さて、アキヤマ卿」

「はい」


王がこちらを真面目な顔でこちらを向く。


「アリスは私の親友の娘であり、私の娘と言っても良い程愛している、なので、アリスを奴隷から開放し、私に預けてくれないか?」


王の突然の言葉の内容に、思わず


「は?」


と、マヌケな声を出してしまった。


「もちろん、相応の金は出す。10億リアでどうだ?」


こいつは何を言っているんだ?

いや、あれだけアリスを不幸にしておいて、今更何を?


「おこと」

「いい加減にしてよお父さん!!」


突然ミラが大声で王に向かって激怒する。


「み、ミラ?」

「誰だ、貴様は。私の娘は……いや、まて、もしやお前……」


何か思い当たりがあるのか、王が戸惑いながらミラを見る。


「そうだよ!私だよ!エルミラ・アメリア!お父さんの娘だよ!」


ミラがいつも首につけている涙型の赤い宝石のネックレスのチェーンをちぎる様に取り、

自分が王の娘だと大声でいう。


「う、うそ……、ミラ、ちゃん……」


そんなミラを見て、アリスが非常に戸惑っている。


「ごめんね、アリスちゃん。今まで騙してて……」


ミラが沈痛な面持ちでアリスに謝罪するのだが、

俺には何がなんだかさっぱり状態だ。


確かアリスは王女と一緒に遊んでいたと、なら、いつから合わなくなったか分からないが、

それでもミラの顔を忘れる事なんてあるのだろうか?


「やっぱり、お前が持っていたのか!この馬鹿娘め!」

「馬鹿なのはお父さんでしょ!グリュー叔父さんとヴィオラ叔母さんを処刑して、アリスちゃんまで奴隷にして売るなんて!その上、ツキヒト君に助けられて、幸せそうにしてるアリスちゃんを買い取るって一体何様よ!王様ってそんなに自分勝手にしていいほど偉いの!?

お父さんはそういうのが何よりも一番嫌いだったはずでしょ!」


やばい、ミラが怖い。

フェルなんて俺の後ろにしがみついてブルブルと震えている。


「奴隷の身分で何が幸せだ!どうせ命令でそいういう風にさせられているだけだろ!」

「そんなこありません!」

「そんなことない!」


王の言葉に二人が強く否定する。


「……、駄目だ。お前達が何を言ってもアリスはこちらが買い取り、奴隷から開放したのち、アルフレッドと結婚させる」


王の言葉に、二人はもうこれ以上ないと言った風に激怒する。


「ふざけないで!アリスちゃんはツキヒト君が好きなの!お互いちゃんと愛し合ってるんだよ!

なんでそれを邪魔するの!」

「そうです!私はご主人様を他の誰よりも愛しているのです!奴隷から開放して貰わないのも

私の意思です!この奴隷紋はご主人様と私を繋ぐ愛の糸なのです!」


うおおおおお、なんかめっちゃ恥ずかしいこと言われてるんですけど!?


「しかも、なんでよりにもよってアルフレッドと結婚なんて話になるのよ!アルフレッドなら

他にも候補がいるじゃない!」


ミラはアルフレッドに指を指しながら、顔を真赤にして王に言う。


「アルフレッドは世界最強の魔法使いであり、アメリア大陸の切り札だ。

ならば、それにふさわしい相手を妻に娶るのが当然だろう?」


あれ?なんか今の話に違和感を感じる。


「はああああああああ!?それなら両親が横領とスパイで処刑された上に、奴隷として売られたアリスちゃんが世界最強の魔法使いのふさわしい妻なわけないじゃない!

何よ!やっぱりアルフレッドに洗脳されてるからそんなこといってるの!?」


おい、ミラ、勝手にバラすなよ。

そう思った瞬間、一気に場の空気が冷えたのを感じた。

それには、今まで激高していたミラですらも、ッハとしてアルフレッドを見る。


「洗脳、ですか?ミラ王女様も中々面白い事を言いますね」


あ、やばい。


「面白い事も何も事実でしょ!ツキヒト君がアルフレッドが精神魔法なんて物を使えて

お父さんとお兄ちゃんと宰相を洗脳してることを見抜いてるのよ!」

「おいばかやめろ」


何ばらしてくれちゃってんの?

慎重に動こうと思ってたのに!


「なるほど、鑑定の能力。それも上位の物を持っているのですね。やはり聞いた通りですね……」

「聞いた通り……?」


アルフレッドは目を細めて俺を見てくる。

正直気持ち悪い。


「ふむ、ミラ王女。確かに私は精神魔法を使えますが、それを王に使ったと証拠があるのですか?」

「な、ないけど!でもお父さんがこんな事言うこと自体おかしいし、私は知ってるんだから!

アルフレッドが昔からアリスちゃんに執着してる事を!」


ミラの言葉に、アルフレッドは何とも無いような顔をしながら、


「そうですね、申し訳ありませんが、王の仕事も詰まっていますし、話は一度ここで止めて、

明日、王都にある元アリスの家で話の続きをしませんか?」


そんな提案をしてきた。


「そんなの関係ないよ!今ここでお父さんの洗脳をといて!」

「私は洗脳等されておらん!馬鹿娘は引っ込んでいろ!」

「洗脳お父さんは黙ってて!」


あー、このままだと収集がつかなさそうだし、一旦戻って整理することにしよう。


「分かりました。では明日の午後の2時に伺います」

「ツキヒト君!?」


俺の言葉にミラが驚く。


「えぇ、では明日、お待ちしておりますね」


アルフレッドの言葉を聞いてから、俺は屋敷に繋げたゲートに3人を放り込み、それに続く。


------------------------------------------------------------------------------


「ふむ、もう仕事に戻っていいですよ。王よ」

「……、分かった」


アルフレッドの命令に、今まで激怒していた王が急に無表情になり、玉座へとつく。


それから、宰相が役員に言い、次に謁見する者を連れてくる。


そして、いつも通りの王の仕事を眺めながら、アルフレッドは先程の事を思いだす。


『やはり、神の使いということは本当のようですね。それに、アリスの主人……

全く忌々しい存在だ。必ずこの手で八つ裂きにしてやる……』


世界最強のウィザードは、笑顔を貼り付けたまま、王の仕事を眺め続けるのであった。


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