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フィリアの信仰  作者: 緑茶おいしい
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飛空艇

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よろしくお願いします。

ピソールの東北側には、飛空艇専用の発着場があり、本日到着した飛空艇からの荷降ろしと、荷積みをする人達に飛空艇から降りる人、飛空艇の整備をする整備士達等、様々な人達が動き回り、大忙しそうにしている。


発着場には、3隻の飛空艇があるのだが、本来は週に二度、同じ飛空艇しか来ないはずが、

今やお祭り騒ぎとなっているピソールに、稼ぎ時だと近くの飛空艇も全てこちらに来ているそうだ。


そして、本日俺達が乗る5階建ての飛空艇は、ピソールの商人ギルドが国から借り受けている物になる。

王からの勅命で、俺の都合に合わせて飛空艇を出すように言われているとのことだ。


俺のせいで稼ぎ時にすみませんと謝罪したら、街を救ってくれた英雄が何をいいますか!と、気にしてないとばかりに大きな声で笑っていた。


「そういえば、何か違和感を感じてたんだけど、滑走路が無いんだな」

「『かっそうろ』ですか?」


俺の言葉にアリスが反応する。


「うん。俺の世界にも飛空艇に似た、飛行機って空を飛ぶ乗り物があるんだけど、飛行機は空を飛ぶ為に、まずある程度勢いを付けてから浮かび上がるんだよ。でも、飛空艇は魔法の力で直接飛び上がるから、俺の世界とは違うなと思って」


まぁ、ヘリコプターも滑走路を必要無いから、飛空艇と一緒と言えなくも無いけどな。


「そうなんですか。でも、ご主人様の世界には魔法が無いのに、空を飛ぶとはどういうった原理なんでしょう?」

「んー、たしか翼が関係してるんだけど、正確な原理はよく分かってなくて、まぁ、それで飛ぶからいいじゃん!って感じだったと思う。まぁ、それは飛空艇の中で教えてあげるよ。1ヶ月も時間あるし、アリス達にもその間に勉強と魔法の修行もしてもらうつもりだし」


俺のそんな言葉に、近くに寄ってきていたミラが反対の声を上げだす。


「えー!せっかくの旅行なのに勉強なんて嫌だよ!フェルちゃんもそう思うでしょ!?」

「え、わ、私はお勉強は嫌いじゃありませんけど……」


フェルに同意を貰うことに失敗したミラは、「そんなぁ~」なんて情けない声を出しながら、肩を落としていた。


「フェルは良い子だな。俺も子供の頃は、勉強なんて嫌いだったし、やらなくても問題無く生きていける思っていたけど、いざ社会に出てみれば、何であの時ちゃんと勉強していなかったんだよ!って

何度も過去の自分を殴りたくなったからな」


大人になってから、改めて勉強をし直す時間が以下に勿体無いか、過去の自分にしっかり教えてやりたいよ。


「ご主人様は勉強がお嫌いだったと言う割には、知識が豊富ですよね?」

「ん?俺の持ってる知識なんて一般常識程度だよ」


少なくても、最低でも9年学校で知識を蓄える事が出来る義務教育がある、日本だからこそ言えるのだが、学校どころか、読み書きすらできない子が当然のこの世界とでは、前提条件が違いすぎる。


「そうなのですか?」

「そうなんです。でも、最近やっと脳から記憶の引き出しが出来る用意なってきたから、今までよりももっと高度な事を教えれるよ。とりあえずは、アリスは回復魔法が得意だから医術関係の勉強でもしようかな。あっちの医術はすごいぞー臓器の移植なんてのもあるからなー」


右手の人差し指を上げながら楽しそうに話す俺に、アリスは


「そんな事が出来るなんて、本当に素晴らしい世界なんですね」


と、可憐な花が咲いたような笑顔を向けてくる。


「そろそろ出発致しますので!乗車する人はこちらに並んで下さい!」


発着場の関係者が、大きな声で呼びかけを初めたので、どうやら準備はできたみたいだ。


「それじゃあ俺達も行こうか」


俺はアリスの手を取ると、後でフェルと手を結ぶミラを確認してから、飛空艇乗り場へと向かった。

飛空艇に乗る際に、チケットの確認と、名簿の確認に加え、危険物の持ち込みが無いかを日本の空港にあるような仕組みのやり取りがあったのだが、俺のチケットを見た関係者は、顔を青くして、チケットと名前だけを確認すると、持ち込み検査をせずにそのまま通され、通された後にいた飛空場関係者の人に案内されて歩いて行くと、俺達が乗る飛空艇の機長と副機長の元まで案内された。


ちなみに、チケットと名前の確認は、鑑定スキル持ちが行っているが、貴族のお忍び等がある場合は

事前に説明されているので問題無く通すことができる。

だが、それを利用されて、悪用されるということが全く無いわけでも無いということだ。


「アキヤマ様!私は機長のゴルドフと申します!こちらは、副機長のビリースです!

1ヶ月の長旅になりますが、どうか快適な旅をお楽しみ下さい!」


二人の緊張っぷりに、こっちまで緊張してしまい、


「こ、こちらこそ、よ、よろしくお願います!」


なんて、噛んでしまったじゃないか。

それから、何故か機長自らが船内を軽く案内してくれて、本来なら関係者以外決して入れてくれないはずの操縦席や、機関部も望むのなら、案内してくれると言って貰えたので、その時には宜しくお願いしますと、言っておいた。


「それにしても、すっごい部屋だな」

「そうですね。飛空艇の部屋とはこうなっているんですね」

「屋敷のお部屋より広いです!」


俺達が案内された部屋は、20畳以上あり、風呂とトイレ付き、それに高級なソファーやクローゼットに姿見、絵画に、ワインセラー等もあった。


「いやいやいや、普通はこんな部屋ありえないから。この部屋なら公爵や王族用と言ったところかな」


俺達が圧倒されていると、ミラが呆れたように答える。


「へぇ~、随分と詳しいな」


関心したように、ミラに問うと、


「私も飛空艇には乗った事あるからね」

「?ミラさんはもしかして貴族なのですか?」


迂闊な発言をしたミラにアリスがツッコミを入れる。


「っえ!?いや、それは!え~っと……」


目を泳がせながら必死に言い訳を考えているんだろうな~っと思いつつ、

仕方ないとフォローを入れとく。


「アリス、こんなミラでも事情位あるんだろうから、気づかない振りをしといてあげなさい」

「畏まりました」


俺の言葉に、アリスが納得する。


「ちょ、ちょっと!こんなのってどういう意味なの!ツキヒト君!」


俺の発言に怒るミラだが、いちいち相手するのも面倒くさいという事もあるのだが、

まず一つ、重要な問題を解決せねばならないだろう。


「それよりも、ベッドが一つしかないという問題を解決せねばならないのだから少し静かにしたまえ、ワトソン君」


そう、この部屋の寝室には、キングサイズのベッドが一つしか置かれてなかったのだ。

これはつまり、そういうことなんだろうな~。


「ワトソン君?」

「そうですね、ミラさんだけは別の部屋を用意して貰う必要が有りますね。

それか、隣の部屋で寝てもらうか、ですね」


おう、アリスさん、前半はともかく後半は結構酷いことをサラッと言うね。


「わ、私は別に、一緒で……も……」

「そうだな。とりあえず機長に言って開いてる部屋が無いか聞いてくるわ」


そういうと、俺はすぐに部屋を出て、機長を探しに行く。

しかし、部屋を出る際に、小さく「ぁっ」とミラが発した言葉に俺は気づかなかった。


-------------------------------------------------------------------------------


機長を探しに部屋を出て、廊下を歩いていると、丁度船員を見つけたので、機長の場所を聞くと、

既に操縦室にいると言うことなので、俺は足早に操縦席に向かった。


「それは申し訳有りませんでした!部屋の方はすぐに用意させて頂きます!」


操縦室の前に行くと、すんなり中に入れてもらえたので、そのまま機長に事情を説明すると、

すぐに部屋を用意するとの返事を貰えたので、ほっと胸を撫で下ろした。


「いやー、本当に申し訳ありません。領主様にあの様にするように言われていたので、てっきりそういったご関係だとばかり……」

「領主様からでしたか、まぁ、お気になさらず」


あの領主め、もしかして娘を嫁に貰わなかったからの、ちょっとした嫌がらせだろうか?

でも、ミラとの関係は話して無かったし、普通に勘違いしたんだろうな。

う~ん、どうしたものか……。

ミラが平民だったら話は簡単だったんだけどなぁ~……。

って、いやいや、相手の気持ちを考えずに何を考えているんだ俺は!?

いや、もう既にフェルとしてるし……でもフェルは良いって言ってたし……う~ん、人の心が読める

魔法が欲しい。

少し本気で作ってみるか。


「もうそろそろ出発しますので、部屋の方は離陸してから用意させます」

「分かりました。それでは部屋に戻りますね」


機長に別れを告げると自室に戻り、ミラの部屋を後で用意してくれる事を説明した後に、

俺達はデッキへと出ると、既に多くの人達も来ており、今か今かと飛空艇が離陸するのを待ってい

た。


俺達が着いてから少しすると、段々と大きくなっていく風の音がし始め、耳を塞いでもうるさいくらいの音がしたくらいで、ついに飛空艇が浮かび始める。


両手で耳を塞ぎながらミラが何か叫んでいるが、全然聞こえないし、初めての経験で俺も気分が高揚している。

飛行機に乗った際は、小さな窓から飛び上がっていくのを見ていくだけだったが、飛空艇には魔法がかけられているので、デッキに出ていても、突風で飛ばされる事もないので安心だが、一応防音魔法をかけていても、離陸時と着陸時だけは、防音魔法を突破するだけの音がなるらしい。


後で知ったのだが、防音魔法用に魔石を使うくらいなら燃料に使うということで、防音魔法用の魔法陣に使われる魔石は最低限だけにしているらしい。


上空3000m程まで上がると、飛空艇はゆっくりと前に進め初めた頃には、音はすっかり止んでいた。


「見てください、ツキヒト様!街があんなに小さくなっています!」


手すりから身を乗り出すようにしながら、街を見下しひどく興奮しているフェルの横に行き、

俺も一緒になって街を見下ろす。


「本当だな。ここからじゃうちの屋敷も見つけるのが難しいな」


まぁ、鷹の目を持っているので、ギリギリ分かるのだがね。


「屋敷ならあそこですよ!あ、ミリスちゃんとアリンちゃんがポリーさんと一緒に庭で何かやってますよ!」

「え?」


フェルの言葉に、俺も必死にスキル全開な上に魔力も総動員して見てみると、たしかにポリーの指示の元で、ミリスとアリンが花を植えているのが見える。


「本当に見えるのか?フェル」

「はい。ツキヒト様は見えないんですか?」


不思議そうに首をかしげるフェルに俺は驚愕してしまう。

銀狼族とはここまで凄いのか、と。


「いや、俺も見えるけど、他の人達は見えないと思うぞ」


試しにアリスとミラにも見せたが、全然分からないと言っていた。


そうこうしているうちに街はどんどん遠ざかり、すっかり見えなくなった頃には、俺達は一度部屋に戻った。


「さっき、機長の使いの人が来たんだけど、夕方までにはミラの部屋が用意出来るって。

場所的には俺達と同じ4階の一番端の部屋だって」


フェルと船内を探検しに行っていたミラが帰っきたので、言伝を伝えておく。

ちなみに俺もアリスと一緒に船内を回っており、夜にはカジノやバーがやる事を確認したので、

今夜にでもカジノに行ってみようと思う。


ピソールにもカジノがあったのだが、子供の影響にあまり良くないだろうと思って、我慢していたのだが、今回は特に気にする必要もないので、行くつもりだ。


ちなみに、旅程は、1週間毎に街で燃料補給と乗客と荷物の入れ替えを1日かけてするらしい。

流石に1ヶ月まるごと飛空艇の上は嫌だったので、1日だけでも知らない街に行けるので、観光がてらに見て回ろうと思っている。

後は、奴隷商に行って、最低でも子供達だけでも買って、ゲートを使って屋敷に連れて行くつもりだ。


「そっかー、それよりお昼はどうする?まだ食べてないよね?」

「あぁ、皆で行こうと思ってし、今から行こか」


探検しているうちに、食事にはいい時間になっていたので、俺達はそのまま食堂に向かった。

食堂は約3時間とやっている時間は決まっているが、それ以外で食事がしたい場合は、頼めば作ってくれるそうだ。ただ、割増料金になるとの事。


「うわー、いっぱいあるねー」

「どれも凄く美味しそうです」


食堂は、ビュッフェ形式らしく、様々な料理が並ばれていた。

見たこともない料理が多いので、元料理人としては興味津々なので、とりあえず全部食べて見ようと

心に決める。


「ビュッフェ形式みたいだけど、皆は知ってるか?」


一応確認だけしておこうと、3人の顔を見渡す。


「私は知ってるよー」

「私も知っております」

「私は知らないです」


ミラとアリスは王族と元貴族だから知っていてもおかしくないが、やはりフェルは知らなかったか。


「ビュッフェ形式ってのは、あそこに並んでいる料理から、食べたいやつを食べたい分だけ皿に取って食べる形式だよ。まぁ、他の人の事も考えて、一人で全部取ったりはしないようにね」

「分かりました!」


フェルが耳をピンッと立てながら元気の良い返事をすると、俺達は開いてる席は無いかと探したら、

席は最初から決まっていたらしく、近くのウェイターが案内してくれた。

それと、ウェイターから、お客様からの希望があれば、コース料理も用意してくれるとの事なので、

晩はそれを頼むことにしておいた。料金の方は全て王宮持ちのなので、好きなだけ贅沢させて貰うとしよう。


「それにしても、随分といい席に案内されたな」

「そうですね」

「本当、凄いよねー」

「空を見ながらの食事なんて初めてです」


俺達が案内されたのは、外を一望出来るガラス張りの席だった。

日本人的な思考の俺からしたら、できるだけ奥の場所とか、目立たない所が良いんだが、

海外の人は窓際の席が一番良い席と認識していると聞いた事がある。

あれは、見た目の良い人を外から見える席に座らせておくと、集客率が増えるとかなんとかだったと聞き覚えがあるのだが、こと、飛空的に限っては、空を一望出来る場所というだけだが、それが一番の贅沢とも言えるのだろう。


「当、船内の料理と景色は如何でしょうか?アキヤマ様」


黄金豚の生ハムサラダを食べていると、いかにも料理長と思わしき人物がやってきた。


「どちらも最高ですよ。でも、本当にこんな素敵な席で良かったんですか?」

「もちろんですとも。災害級のレッドドラゴンを倒した英雄様達には、最高級のおもてなしをさせて頂くつもりです。おっと、遅くなりましたが、私は料理長のブルダと申します。」


料理長がそう言うと、今日外に出てから感じていた視線が一気に強くなった。

どうやら、食堂にいる人達が皆俺達を見ているようだ。

時折、ボソボソと、あれがあの……なんて聞こえてくる。


「それはありがとうございます。ですが、人として当然の事をしただけですので、そこまで持ち上げられると、むず痒くなってしまいます」


恥ずかしそうに、しつつ、遠回しに止めてくれと言ってみる。


「何を言いますか!災害級の魔物をたった一人で立ち向かい、人々の為に戦ったあなたはまさしく英雄と呼ぶに相応しいお方ですよ!えぇえぇ!これから一ヶ月の間、精一杯腕を奮わして頂きますので

楽しみにしていてください!」


どうやら、俺の気持ちを全く理解してなかったみたいで、大仰に振る舞う料理長に若干引きつつも、

それは楽しみにしていますね。とだけ返しておいた。

もう皆の視線は完全に俺に向いてるよ。

男達のうちの数名はアリスとミラに向いているみたいだが……。


「それで、ですね……あの、少しお願いしたいことがあるのですが」

「はい?」


さっきとうって変わって、急にしおらしくなる料理長。


「そのですね……、サインと握手をしていただけたらと、思いまして……」


………。


「え、えぇ、それくらいなら構いませんよ」


俺は右手を差し出すと、料理長は両手でしっかりと俺の手を握り、嬉しそうに笑い、どこからか出したペンと羊皮紙を差し出してきたので、生まれて初めてのサインをする事になった。


生まれて初めてのサインが男って、なんかやだなと思いつつも、サインした羊皮紙を料理長に渡すと、嬉しそうに感謝の言葉を述べると、厨房に戻っていった。


「……。生まれて初めてサインした相手が男な件について」

「別にいいんじゃない?」


割と深刻めに言ったのに、軽く返されてしまった。

そして、よりいっそう視線が集まるのを感じつつ、食事を終えると、逃げるように自室に戻っていった。


「一応機長にもサイン渡しといたほうが良いのかな?」


部屋に戻り、ソファーに座ると、皆に聞いてみる。


「求められたらして差し上げたら良いかと思います」

「そうだねー。自分からサインして上げるっていうのもどうかと思うし」

「私もツキヒト様のサインが欲しいです!」


フェルだけ違う反応を返しながら、二人の意見に同意して、こちらからは何もしないでおくことにしていおた。

ちなみに、フェルには色紙を作って俺の名をサインした物を渡すと大事そうに両手で抱えながら、

一生大事にしますね。と笑顔で言ってくれたので、思わず頭を撫で撫でしてしまう。

そして、それを見た二人にも何故かサイン色紙を渡して、頭を撫でるまでの一連の動作をこなす事になった。


「それで、今は何しているの?」


下手に外に出ると、周りから騒がれると思ったので自室に篭っているのだが、

カジノに行くには一応正装したほうがいいだろうと、アイテムボックスから生地をと裁縫セットを取り出し、とりあえずジャケットだけ、ざっと作ってみる。


一応裁縫スキルlv5があるので、街で売ってるのと遜色無い物ができるはずだ。


「カジノ行くのに流石に普段着のままじゃ駄目だと思ったからとりあえずジャケットだけでも作ってるんだよ」


俺が裁縫をしているのが面白いのか、3人が集まって来る。

そういえば、今まで3人の前で裁縫してるとこ見せたことなかったな。


「ねぇねぇ!今度私の服も作ってよ!」

「あ、私も作って欲しいです!」

「ご主人様、私も作って欲しいです」


………。

女の子の服なんてどんなの作ればいいのかわかんねーよ。

下着とか水着とかなら幾らでも作れるんだがな。

日本にいる時に散々本とかパソコンとかで見たからな!

なのに、日常的に見ているはずの服を作れないとはどういうことなんだろうな……。


「俺、センス無いから自分でこういうのがいいって案だしてくれるならいいよ」


ジャケットにボタンを付けながらてきとーに答えておくと、3人が嬉しそうに、

どんな服にしようかと考えているので、もしこれが屋敷の子供達にバレたら全員分作らないといけないんじゃないのかと、ちょっと頭が痛くなるが、それはそれで楽しいのかもしれないな。


あぁ、そういえば、アリスとフェルに似合う下着も作るとするか。

そりゃもう、えっろえろのやつを。日本にいた頃のエロ漫画等で出てくるやつを想像しながら

ぐへへへと気持ち悪い笑いをついこぼしてしまうが、幸い3人には気づかれなかった。


そのままジャケットを作っていると、フェルもやりたそうにしていたので、

フェルの分の生地も出して、教えながら作業していると、当然の用に二人も混ざってきたので

4人仲良くお裁縫をしていた。


教えながらしていたので、結局ジャケットができたのは、夕方の4時になってしまった。

夕食は7時からなので、それまで時間が空いてしまったので、どうせならと、夕焼けを見に行こうと

皆でデッキに向かったのだが、俺達に気づいた子共達が次から次へと握手とサインを求めにやってきた。

しかも、子供を戻らす際には、親が、どこどこの誰々です。なんて一々言っていくので、なんだろう?と思っていたら、


「今のうちに、ご主人様に縁を繋いでおこうとしているのですよ」


と、アリスが教えてくれた。


飛空艇の乗車賃は高価である。

なので、乗るとしたら、必然的にお金持ちになり、それは貴族だったり、商人だったりとするわけで、近いうちに英雄としてと、貴族になる俺に対してのアピールをしにきていたわけだ。


まぁ、夕食まで時間もあるし、子供達相手に、竜退治の話をしてあげる等のサービスをしておいた。


夕暮れも終わり、一度自室に戻って時間を潰した後に、夕食に向かうと。


またも、昼と同じ席に案内されたのだが、今回はピアノを弾いている人がおり、

料理を楽しみつつ、夜景も音楽も楽しむという、最高の食事になった。


部屋に戻る際に、ウェイターに料理長とピアノを演奏していた人に素晴らしかったと伝えておいてくれと言付けを頼んでおいた。


そして、部屋に戻り、出来るだけの正装をし、ジャケットを羽織る。

さて、これからが本番だ!


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