マンティコア戦②
ブックマークが20超えました
こんな拙い物にブックマークして頂き感謝です。
最後だけ決めて、適当に書いているのでかなり無茶苦茶なのですが、
できる限り読んでくれる方が楽しめる様にしていきたいと思います。
ガバガバ設定
行き当たりばったりなので設定が変わる可能性大
3/10編集しました。
誤字脱字報告
よろしくお願いします。
「ユリーカ!障壁を張れ!」
次々とマンティコアが向かってくる中、皆の怒号が飛び交う。
「分かってる!」
「ミール!もっと下がれ!」
「分かった!ユリーカ!先に矢筒を頂戴!」
「ツキヒト!射程に入り次第攻撃しろ!」
「はい!」
グランドとアレッドが前に出て盾を構え、その後ろにミールが矢を番え、
矢筒をミールに渡したユリーカは俺とルーツを守るように障壁を張る。
「っ!ウィンドカッターが来ます!」
「任せろ!」
先頭で向かってくるマンティコアがウィンドカッターを放つが、グランドが盾で受けると、風の刃は僅かな衝撃を与えただけで霧散する。
「ウィンドカッター!」
「っ、ウィンドカッター!」
ルーツが魔法名を叫び、ウィンドカッターを放つと、先頭のマンティコアはそれを躱すが、未来視によりそれを読んでいた俺のウィンドカッターがマンティコアの首を跳ね飛ばす。
先ほどまでは敵から離れていた為、魔法名を言う必要が無かったが、このように近接した状態の戦闘では仲間に分かるように魔法名を叫ぶと、森に来るまでにルーツから習っていたが、
慣れていない為、叫ぶのが一瞬送れてしまった。
「まだまだ来るぞ!」
グンラドの言葉通り、空には次々にとマンティコアの姿が増えていく。
マンティコアは猛スピードでこちらに向かってくる中、3本の矢がマンティコアを迎え撃つ。
ミールが放った矢は、先頭を飛んでいたマンティコアに向かっていくが、慌てながらも回避されてしまう。
しかし、その後ろに飛んでいたマンティコアは、突然現れた矢に驚き、なすすべ無く左目と左羽を貫かれる。
矢に貫かれたマンティコアは、叫び声を上げながら地面へと落ちていく。
そして、矢を避けたマンティコアも回避のせいでスピードが落とした所をルーツのウィンドカッターによって胴体を切り落とされる。
(す、すげー!)
息の合った攻撃に、俺は心の中で驚きと興奮の声を上げる。
俺も負けじとウィンドカッターを繰り出すが、未来視を使っていても遠距離からの攻撃だと躱されてしまう。
ホーミングも使ってはいるが、やはりこちらも身体の一部を斬るのがやっとだ。
(くそ!詰め将棋とか苦手なんだよな!)
頭の良い人や馴れている人なら、2手3手先を読んで攻撃を当てる事ができるのだろうが、
あいにく俺はそんな事ができるほど頭も良くないし、馴れてもいない。
「アレッド!来るぞ!」
「おう!」
俺達の攻撃を抜けてきたマンティコア達が迫ってくる。
「行かすかあああ!」
マンティコア達は、グランド達の頭上を超えて、魔法を使う俺達に真っ直ぐ向かってこようとするが、アレッドが叫びながら空を飛ぶマンティコアへと助走をつけてジャンプし、マンティコアの顔を袈裟切りにする。
残ったマンティコアは、ウィンドカッターで俺達を攻撃するが、ユリーカの張った障壁に拒まれる。
「これくらいなら全然大丈夫だから安心して!」
「はい!」
障壁はユリーカに任せ、俺とルーツは近くに居るマンティコアを確実に倒していく。
「うおぉぉぉ!」
俺達とは別に、弓を使うミールも先ほどから狙われているが、ミールは華麗なステップで避けつつ、
矢を放ち、時にはグランドが攻撃を防ぐ。
7匹程倒した所で、マンティコアは全て近くに来てしまった為、もうホーミングは使えず、魔法も味方に当たらない様に気をつけて使わなければならない。
そんな中、ウィンドカッターでは障壁を破れないと考えたマンティコア達は、障壁に体当たりをし始めた。
「こ、これは、ちょっとまずいかも……」
重量のあるマンティコアの体当たりは、ウィンドカッターよりも数倍もの威力で、
思わずユリーカが弱音を吐く。
「ユリーカ!矢を頂戴!」
矢が無くなったミールは、グランドに守られつつ、矢を寄越す様に言う。
「い、今はきついかも!」
しかし、今のユリーカは障壁を維持するのに必死で、矢を渡す余裕などない。
「俺が代わりに障壁を張ります!その間に矢を渡して、ポーションで回復してください!」
「っ!お願い!」
俺はユリーカの張っている障壁より、少しだけ小さく障壁を張ると、直ぐにユリーカは障壁を消し、
アイテムボックスから矢筒を出すと、ミールに投げ渡そうとするが、障壁の中からだと物は障壁に弾かれ、外にいるミールに渡せないことに気づく。
「駄目!一旦障壁を消さないと渡せない!」
「大丈夫!そのまま渡して!」
「で、でも!」
「いいから!」
「わ、わかった!」
ユリーカは俺の言葉を信じて、ミールに矢筒を投げる。
矢筒は障壁を通り抜けミールへと向かうが、それをさせまいと矢筒に手を伸ばしたミールにマンティコアが襲い掛かる。
だが、
「させっかよおおお!」
切り傷だらけのアレッドが、ミールの背後から飛び出し、マンティコアの胴体を両断する。
「ありがとう!アレッド!」
「仲間だから当然だ!いいから早く援護!」
「分かった!」
ミールはすぐさま矢筒を背にかけると、次々に矢を放つ。
「もう、大丈夫!ツキヒト!代わるわ!」
「俺もいける」
「はい!」
矢筒を渡した後、ユリーカとルーツは魔力ポーションを飲んで魔力を回復し、回復が終わると
ユリーカが代わりを告げる。
「ぐぁ!」
「アレッド!」
ユリーカと障壁を代わろうとした瞬間、ミールの叫び声が響く。
「ミール!早くポーションを飲ませろ!」
「分かってるけど!こいつらが!」
マンティコアの毒を喰らったアレッドは、苦痛に呻き声を上げながら、膝を突いて動けずにいる。
グランドが必死でアレッドを守るが、解毒ポーションを飲ませに行こうとするミールを、マンティコア達が邪魔をする。
「グルガァアアアアアアアア」
一際大きい咆哮を上げたマンティコアが上空からアレッドを襲うが、
「エアハンマー!」
ユリーカと障壁を代わり、俺の放った風のハンマーがマンティコアにぶち当たり、目や口から血を吹き出しながらぶっ飛ぶ。
「ウィンドカッター!」
そして、ミール達を襲っているマンティコアも、ルーツと俺が次々と倒していき、その間にミールがアレッドに解毒ポーションを飲ます事に成功する。
アレッドが立ち上がった時には、マンティコアの数も3匹に減っており、さすがにもう勝てないと悟った
マンティコア達は敗走するが、俺とルーツとミールがそれを許さず、全て撃ち落とす。
「はぁー……、終わったあああ!」
最後の1匹が落ちたのを確認して、ミールが地面に座りこむ。
「……ふぅ、アレッド、大丈夫か?」
「あぁ、すまねぇ、どじっちまって」
「何を言っている、あれだけのマンティコアを相手にして、一度しか毒を受けてないだぞ」
「そうよ、普通のパーティーなら死人がでてもおかしくないわ。ほら、回復するから」
ユリーカがアレッドに駆け寄ると、二人は地面に座り、ユリーカが回復魔法を掛ける。
「グランも次に掛けるから待っててね」
「あぁ、頼む」
激しい戦闘が終わり、一番最後まで気を張っていたグランドも気を抜いた瞬間、
右目にミールの上半身が一瞬で無くなる映像が見えた。
「っ!!」
瞬間、即座にミールに障壁を張ると障壁に巨大な何かがぶつかり、衝撃で障壁は粉々になるがミールに怪我はない。
ミールが無事なのを確認すると、すぐに全員が入る大きさの障壁を張る。
「な、なに!?」
「ソードタイガーだ!」
「なんでそんなのがここにいるの!」
素早く動く白く鋭い牙の生えた虎を辛うじて視認する。
「は、速くて殆ど見えないんですけど!」
「ソードタイガーはAランクの中でも最も速い魔物だ!あいつらが本気で動くと
一般人は残像すら見えない!」
「ま、まじすか……」
「あいつらには俺達魔法使いの攻撃は通じない」
「俺とアレッドが行く」
「ちょっと待てグラン!1匹じゃないぞ!」
グランドが確認すると、アレッドの言う通りソードタイガーは1匹でなく、3匹いる事に気づく。
「3匹か……、さすがにあれだけの戦闘の後だと厳しいな……」
「ツキヒト、魔力は大丈夫?」
マンティコアよりも激しい攻撃を障壁に加え続けるソードタイガーに、障壁を張る俺の魔力が持つか
心配して声を掛けるユリーカ。
「はい、これくらいなら半日は持ちます」
『っえ』
さっきのは咄嗟の事だったので、碌に魔力を込められず砕かれてしまったが、この程度なら全然大丈夫だ。
「ほ、本当に?」
「えぇ、マンティコアとの戦いが無ければ1日は持ちましたけど」
『……』
「あれだな、さすがにこれには私も驚きだ」
おっと、皆黙り込んでしまったぞ。
「えっと、それでどうします?」
「あー、そうだな、俺とアレッド、ミールが回復次第倒しに行くか」
「分かった。それじゃあ回復お願い」
「え、えぇ、ちょっと待ってて」
ソードタイガーが障壁にバンバンと攻撃をしかけている中、ユリーカが3人を回復していく。
「どう?」
「うん、大丈夫!」
「よし、ツキヒトはユリーカとルーツを守るように障壁を張りなおせ。俺達はソードタイガーを倒しに行く」
「あいつらすっごい速いんですけど、大丈夫なんですか?」
結構レベルとステータスが上がっている俺だが、それでも辛うじて見える程度なのだが、
この3人にはどう見えているんだろう。
「大丈夫、大丈夫。俺達にはしっかりと見えてるから」
「そうそう、毛穴までしっかり」
「そこまで!?」
「いや、そこまでは見えない。だが、あいつらの動きはしっかり見える」
「はぁ、高ランク冒険者って凄いんですね……」
「ツキヒトもBランクだろうが」
おっと、そうでした。
「それじゃあ行くぞ」
「んじゃ、ちゃちゃっと終わらせてくるわ」
「3人はゆっくりしてて」
俺が障壁を張りなおすと、ソードタイガーはすぐに外の3人を標的にするが、
ソードタイガーの攻撃をグランドは盾で防ぎ、動きの止まった所を攻撃し、アレッドは攻撃をぎりぎりで躱しながら流し切り、ミールは素早く動きながら攻撃を避け、矢を射っていく。
「なんか、あっという間に倒してしまったんですけど」
「ソードタイガー3匹程度ならあんなものよ」
「そ、そうですか……」
いや、一応俺もあいつらを倒せる魔法くらいあるけど、魔法使わずには勝てねーわ。
「いやー、マンティコアだと毒に気をつけて戦わないといけないからやりづらいんだけど、
こいつらは速いだけだから楽だわ」
「本当だよねー、魔法も使わないから爪だけ気をつければいいし」
「お前達、油断していると次にはやられるかもしれないぞ。もっと緊張感を持て」
『はーい』
あれだよね、碌に戦闘しないで経験も積まずにBランクになったから、こういう時に同じランクの者との差を感じてしまうよね。
(はぁ……、時間がある時にでもまたガラドと狩りに行こ……)
その後、俺達は倒した魔物を集めてアイテムボックスに入れ、街に戻った。
「ツキヒト君との出会いに、カンパーイ!」
『カンパーイ!』
街に戻った後、クエスト完了と森での詳細の報告を終え、素材の売却の査定を済ませている間に各自
自由行動(お風呂等)を終えた後、再び冒険者ギルドに集まった俺達は、清算を終わらすと、そのまま宴会へと突入した。
「いっやー、1億2千万リアだよ!1億2千万!これでやっと新しい装備が買えるよー!」
「ミー、声が大きいわよ」
「いいじゃんいいじゃん!一度のクエストでこんなに稼げるパーティーなんてそういないよ!」
「まぁ確かにそうだな。今までの中で最高記録だし」
「うむ、ツキヒトがいたおかげで皆たいした怪我も無かったしな」
「そ、そんな。むしろ、邪魔をしてしまったのではないかと」
今回のクエストで報酬と討伐報酬、素材を合わせて何と1億2千万リアにもなったのだ。
マンティコアは貴重な素材の宝庫で、ソードタイガーも牙と爪、毛皮以外にも睾丸等も買い取られるのだが、Aランクの魔物となると、殆どの物が魔石を持っている為、さらに金額が増えるのだ。
ちなみに、使ったアイテムは全て試作品ということで無料にしたのだが、
皆が100万づつ上乗せし、2500万貰った。
「何を言っている。お前の魔法のおかげでいつもより随分と戦いやすかった。
それに、お前がミールを守らなければ、今頃ミールは死んでいただろう。
ミールを守ってくれてありがとう」
グランドが頭を下げる。
確かにあの時、俺が障壁を張らなければミールは今頃死んでいただろう。
それにしても、ミラの時といい、人の生死が関わった時には未来視が勝手に発動するのだが、
これは本当に助かる。
おかげで助ける事ができたし。
「私も!ツキヒト君、あの時は助けてくれてありがとう」
「そうね、私からも礼を言うわ、ありがとうツキヒト」
「俺からも礼を言うぜ。ありがとう」
「俺も言おう。ありがとうツキヒト」
皆が次々に頭を下げて礼を言う。
そんな状況に俺はどぎまぎとしてしまう。
「そ、そんな、頭を上げて下さい。俺もその、今日は皆さんと同じパーティー『グラヴェル』の仲間なんですから」
『……』
「あはは!そうだね!確かに仲間なんだから助け合うのは当然だよね!」
「そうですよ。だから気にしないで下さい」
「っふ、そうだな。そういえば、俺も昔余所見をして崖から落ちそうになったアレッドを助けた事があったな」
「っちょ、おま、今はそれかんけーねーだろ!」
「あぁ、あったわねそんな事。そういえば、危ないって言ったのに罠を解除してない道を勝手に進んで死にそうになった事もあったわね」
「その話は止めてくれよ!」
『あははは!』
その後も皆と楽しく時間を過ごし、その中でも魔法に関して色々質問攻めにされたりと困ったり等もした。
「ねぇ~グラン。この前素敵なお店を見つけたの~、今度一緒に行きましょ~」
「あ、あぁ……」
酔っ払ったユリーカがグランドの肩にしなだれる。
「あの、もしかしてあの二人って?」
「あぁ、恋人同士だな。結婚はまだだが」
「へぇ~」
なるほど、言われてみればお似合いなのか?
「あー、私もカッコイイ彼氏がほしー!」
ミールが机に突っ伏して足をバタバタとさせる。
「っは!お前みたいなノー天気な奴と一緒になりたがるやつなんていねーよ」
「なにおー!アレッドだって恋人いないじゃん!アソールのエミリーにだって振られてたし!」
「おま、それは関係ねーだろ!」
「いー!だ!」
……。
「あの……あれってどう考えても……」
「あいつらはいつもあんな感じだ。俺達もさっさと付き合うなら付き合えといつも思っている」
ちなみに、鑑定スキルで細かく調べてみたら二人は相思相愛みたいだ。
さっさと付き合っちまえよ。
「そういえばルーツ。あんたエリーには何時に帰るって言ってるの?」
「22時には帰ると言っている」
「そう、じゃあそろそろお開きにしないといけないわね」
ユリーカが赤い顔で壁に掛かっている時計に目をやる。
「あの、エリーって誰です?」
「妻だ」
「え?」
「ルーツの妻よ。こいつ、こう見えて妻子持ちよ」
「えぇ!!」
え?まじで?いや、年の感じからおかしくは無いんだけど、なんかすげー驚いた。
「娘はアリンといって今年で5歳になる」
「へ、へぇ……」
「あっ!そういえば最近頭の良い子供がいるって聞いたけど、もしかしてアリンちゃん?」
「いや?確かにアリンには読み書きや数字を教えているが、一体どんな噂だ?」
「あれー、ルーツなら色々教えてそうだからそうだと思ったんだけど……、えっと、なんでも
5歳くらいの女の子が買い物の際、アバカスを使わないで値段を計算したり、文字もちゃんと読めるって噂なんだけど、他にも10歳くらいの子供が大人でも難しい計算をあっという間にしたりとか」
へぇ、そんな凄い子供がいるのか。
家も負けないように勉強させるか。
「なんだそりゃ?近くに大人がいて、教えてやったとかじゃないのか?」
「あー、近くに青い髪の女の子がいたとかいう話もあったし、そうなのかなー?でも、肉屋のおじさんが子供って言ってたしなー」
ん?青い髪?
「えっと、その青い髪の女の子ってどういう人が分かります?」
「あれ?もしかしてツキヒト君気になっちゃった?なんでも、すっごい可愛い子で胸もおっきいらしいよ!」
青い髪で、可愛くて、胸が大きい……。
ルーツも顔を傾げている。
「なぁ、ツキヒト。もしかしてそれって……」
「ミラじゃないのか?」
だよね。
え?って事はつまり、頭の良い子供ってうちの奴隷達の事か?
「あれ?3人とも知ってるの?」
「あぁ、たぶんその子はツキヒトの彼女の一人だ」
「えぇー!?」
いや、彼女じゃないです。
「え、何々?ツキヒトの彼女の話?私も聞きたいわ」
グランドといちゃついていたユミールがこちらの話に食い付いてきた。
「いや、えーっと、その……あぁ!ミー!さっきの噂なんだけど、一緒にいた女の子って、青い髪の子以外にもいなかった?」
「え?えーっと、どうだっけ、私もちゃんと調べたわけじゃないんだけど、偶に買い物してる時にちょっと聞いたくらいだし……、あー、でもたしか他にも金髪の子や茶髪の子だったりしたっけなー?」
ミールが頭を右へ左へと傾げながら腕を組んで、うろ覚えな記録を漁る。
「なんだそりゃ、随分と曖昧だな」
「だからちゃんと調べて無いっていったじゃん!」
金髪に茶髪か……、間違い無いな。
「あー、その子供達ってたぶん家の子達だと思います」
『え?』
それから俺は奴隷達の事や学校の事等の説明をした。
「偉い!ツキヒト君は偉いよ!」
「奴隷達に学校を作って勉強を教えるか……、さすがツキヒトだ」
「お前そんな事までしてんのかよ」
「確かに凄いけど、一番凄いのは教えるだけの知識を持っているツキヒトね」
「そうだな。確かに俺も読み書きや数字を勉強はしたが、それは冒険者としての必要最低限だけだ」
「そ、そうですか?」
なんだかムズ痒くなってきた。
「そうだよ!あー、私も足し引きなら出来るけど、掛け算とかできないんだよねー」
「俺もだな。そんな事を覚える暇があるなら剣を振ってるぜ」
「俺は掛け算割り算もできるぞ」
「あー、はいはい。あんたは頼りになる男よ」
「あはは……」
やっぱりこの世界の人達はこんなもんなんだろうな。
掛け算割り算は出来たら便利だが、足し引きで十分って人のほうが多いんだろう。
「ツキヒト、良ければ今度娘を連れて行ってもいいか?」
「え?別に構いませんけど」
「それは良かった。娘はどうも内気でな、あまり外へ出たがらないせいで友達がいないのだ」
「へぇー。ですけど、うちの子達は奴隷ですよ?」
奴隷と言えば人ではなく、道具扱いされる存在だ。
そんな存在と友達になれば、下手をすればルーツの娘さんが周りからいじめられるかもしれない。
「何、気にしない。俺は奴隷差別などはしないし、何よりツキヒトの所の奴隷だ。
悪い子のはずが無い」
ルーツの信頼が重い。
「は、はぁ……。そういう事でしたら構いませんが」
「悪いな、都合の良い日があれば言ってくれ。娘を連れて行く」
「あっ、それなら明日は予定があるので明後日なら構いませんよ。
あと、娘さんは水は苦手ですか?」
「水か?特に苦手という事はないが……」
「それなら良かった。家にはプールがあるので、水が大丈夫なら入れようと思ったんですよ」
最近は特に暑いし、プールは皆に人気だから良ければ入ってもらおうと思っていたのだ。
「ぷーる?」
あぁ、そういえばプールの事知らないんだっけ。
「私も入りたい!」
「私も興味あるわ」
プールの説明が終わると即座に女子組みが反応した。
「なるほど、それは面白そうだ」
「お前本当に色々思いつくな」
「あー、別に構いませんよ?えっと、それなら明後日にルーツさんと一緒に来ますか?」
「うん!」
「そうさせてもらうわ。グランも行くでしょ?」
「あ、あぁ……」
グランドさんはユリーカさんの言いなりなのだろうか?
「それで、みずぎ?だっけ?それはそちらで用意してくれるって事でいいのかしら?」
「えぇ、サイズは幾つかあるので大丈夫です」
「そう、なら楽しみにしているわ」
「あー、早く入りたーい!」
こうして、明後日にルーツ達が家に来ることになった。
ステータス
【 名 前 】 秋山 月人 (アキヤマ・ツキヒト)
【 年 齢 】 20
【 職 業 】 冒険者
【 レベル 】 46
【 体 力 】 2200
【 魔 力 】 12100
【 攻撃力 】 630
【 防御力 】 620
【 俊敏性 】 420
【 魔 攻 】 4300
【 魔 防 】 3680
【 スキル 】 近接格闘lv5 剣術lv5 弓術lv5 暗視lv2 自然回復lv3 攻撃力増大lv4
防御力増大lv5 体力増大lvl5 錬金術lv5 裁縫lv5 鍛冶lv5 園芸lv5 採掘lv5 彫金lv5 交渉lv5 罠lv5 料理lv5 詐欺lv3 未来視lv3 鷹の目lv4 運lv1+
奴隷魔法 時魔法 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 光魔法 闇魔法 重力魔法 浮遊魔法
転移魔法 生活魔法 複製魔法 変換魔法 魔力強化lv6 魔力回復力強化lv6 魔力吸収lv6 カリスマlv3 コピーlv5 鑑定lv10 アイテムボックス 言語理解




