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フィリアの信仰  作者: 緑茶おいしい
18/63

Bランクの報酬

ガバガバ設定

行き当たりばったりなので設定が変わる可能性大

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よろしくお願いします。

3/10編集しました。

朝食が終わった後、俺とガラドは昨日ガラドが探してきたクエストを受けに、冒険者ギルドに向かった。


「受注登録が完了しました。お気をつけて」


受付からギルドカードを返却されると、俺はカードを受け取り、受付に礼を言うと

ガラドと一緒に冒険者ギルドを出た。


「そういえば、魔物が出ない森ってあるのか?」


南の森までに1時間程歩かないといけないため、その間に俺とガラドは時間つぶしにと色々と話をしている。


「あるぜ。今から行く森程大きくは無いが、小さい森なら人数と時間をかければ魔物が住み着かなくなるからな」

「あれ?魔物って森から生まれるんじゃないのか?」

「あー、それが良く分かって無いんだよな。色々な説があるが、現在分かっている事は魔物がいる森では動物が魔物化するって話と、魔物が1匹でもいると魔物が増えるってことだな」


ガラドが顎鬚をジョリジョリと触りながら答える。


「ふむ、魔物が持つ魔力の影響で森の魔力が変質し、その魔力から魔物が生まれるってことか」

「それが一番有力だと言われている説だな」


森の魔力は平原などより断然濃いので、森には魔力が溜まりやすと考えられる。

つまり一定以上の魔力が濃い場所でなければ魔物は生まれないわけか。


「ダンジョンはどうなんだ?」

「ダンジョンは、ダンジョン自体が既に魔物と言われているな。俺も何度も入った事があるが、

その話は同意見だな。なんつーか、ダンジョンに入ると、魔物の腹の中に入った気がするぜ。

上の階層では気にならないんだが、奥に進む程気持ち悪い魔力が濃くなってな、低ランクの冒険者なんかが無理して奥に進むと、発狂するって話も聞いたな。

それと、何度か見たことあるが、魔物はダンジョンの天井、壁、地面から湧き出て来るぜ」


自然な洞窟などに魔物が住み着いたのではなく、ダンジョンと魔物が一体化してるタイプか。


「宝箱的な物とかないのか?」

「あるぜ、どういう事か何度取っても定期的に場所は変わるが、何度も装備品やレアなアイテムが小部屋に落ちてるんだよな。

傷ついた防具とかもあるから、恐らくダンジョン内で死んだやつの装備品なんかをダンジョンが宝として集めてるんじゃないかって話だな。後は、ボスが落とすアイテムくらいか」


「ボス?」

「あぁ、10階毎にボス部屋って言われてる部屋があってな、入れる人数が決まってる部屋で、中には強い魔物がいるんだよ。

そいつが偶に装備品なんかを落とすんだが、どれも中々強力なやつでな、下の階層に進むにつれどんどん強力な物になっていくぜ。

しかも、何度倒しても復活するから、レアアイテムを求めて、ボスを何度も狩るやつもいるぜ」


「へぇー、ところでダンジョンから出るときはどうするんだ?

話からしたら、ボス部屋ってのは扉でも付いてる部屋だろ?倒して奥に行ったら戻って来れないんじゃないのか?」


「あぁ、それなら戻り専用の一方通行の道があるんだよ。どういう原理か分からないが行き止まりの場所に仕掛けがあってそれを動かすと壁が少しの間空くんだよ」


「ふむ、一瞬で入り口に戻る道具とか魔方陣的な物は無いのか?」

「無いな。だから、ダンジョンに深く潜る時は準備が大変なんだよ。

まぁ大将なら、転移魔法があるから関係ないけどな」


「あと、ダンジョンの最下層に行ったらもう魔物が出なくなったりとか、

ダンジョンコア的な物とかあったりするのか?」

「ダンジョンコア?う~ん、今まで見たことも聞いたことも無いな。

ダンジョンは最下層にいるボスを倒しても、他の階層と同じでまた復活するぜ」


「じゃあ最後に聞きたいんだけど、ダンジョンの魔物が外に出ることはあるのか?」

「偶にだが上の階層の魔物が外に出る事があるが、入り口には少なくもと国の兵が二人はいるから、

その程度の雑魚なら軽く対処できるし、それよりも下の階層となると、聞いたこともないな」


なるほどな、この世界のダンジョンのシステムは理解できた。

まぁ、良くあるタイプのダンジョンだな。

入り口や途中地点に一瞬でいける道具や魔法が無い点については、転移魔法が存在してない時点で

なんとなく察してはいた。


「着いたぜ大将」


ダンジョンの話が終わった後に、俺とアリス達の関係や、ガラドの冒険者自体の話を聞いているうちに南に森に着き、森の中へと入っていく。


「そういえば何処に行っても森が多いが、開拓しないのか?」

「そりゃ難しい話だな大将。森は深くなればそれだけ強い魔物が出るからな、それを倒せるやつはAランクからSランクくらいだが、その人数なんて合わせても1000程度だし、全員それぞれの目的がある上、どいつもこいつもクセがあるから、仲良く開拓なんてしねー上に、報酬が高くなるからな、国の兵士も平均はCランク程度だから難しいな」


「国の兵士ってそんなレベル低いのか、おっ、デスベアー」


20m程離れた場所にデスベアーを発見したので、アイスバレットでサクッっと倒そうと思ったら、

ガラド殆ど一瞬でデスベアーに接近し、一太刀でデスベアーの首を斬り飛ばす。


「す、すげぇー……」


移動も見えなかったし、抜剣も全く見えなかった。

これが剣術lv7か……。


「いやー、久しぶりに魔物を狩ったが、デスベアー如きじゃ準備運動にもなんねーな」


ガラドは物足りなさそうな顔をしながら、デスベアーの頭と胴体を引きずって来る。

でかさ的に600kg位ありそうなんだが……。


「大将、アイテムボックス頼む」

「あ、あぁ……」


ガラドが引きずって来たデスベアーをアイテムボックスに入れる。


「お前、まじですげーな」

「ガハハ!大将に言われるとむず痒くなるぜ!」


その後もドンドンと見つける敵をガラドは一刀で倒して行き、トレントが生息する場所に着いた。


「んー、ここから7時の方向にいるな」


探知魔法を使い、トレントの場所を見つける。


「ん?なんで分かるんだ大将?」


俺が探知魔法でトレントの場所を伝えると、ガラドが不思議そうな顔になる。


「探知魔法を使ったからだが?」


何を不思議がっているんだ?


「いや、探知魔法ってのは形を判別するだけのもんだろ?幾ら分かりやすい特徴があるトレントだからって、この森の中から探知魔法で見つけるのはかなり難しいぞ?」

「え?形じゃなくて魔力で判別したんだけど?」

「は?」

「え?」


何、またなんかやったのか俺?


「いやいや、魔力なんて皆同じだろ?判別なんてできねーだろ」

「何言ってんだ、魔力なんて皆それぞれ違うだろ。第一ダンジョンの奥だと気持ち悪い魔力がって

お前が言ってたじゃねーか」

「いや、あれはダンジョン内の魔力がって事で、魔物だろうが人間だろうが皆魔力は同じじゃ……」

「いやいや、魔力は一人一人、周波数というか質というか、なんていう言えばいいのか困るが違うぞ?例外は魔物だけは、同じ種類の物だけ強弱はあるが、質は一緒だな」


そう、魔力は一人一人違う為、俺がアリス達に魔力を分ける際は同じ質に変換して送っている。

最初の方は変換がうまくいかず、だいぶ効率が悪かったが、最近では殆どロス無しで出来るようになった。


それにしても、最初から一人一人の魔力の質が違う事が分かっていたから、てっきり皆も分かっている物だと思ったが、どうやら又違ったみたいだな。


この世界の住人は魔力に関して鈍感過ぎるだろ。


「まぁ大将だから仕方ねーか……」


ガラドは諦めた表情で勝手に納得した。

なんだよその納得の仕方、遺憾です。


「おぉ、本当にいた」


探知魔法で見つけたトレントの場所に向かうと、ガラドの言っていた特長の木が7本ほど見つけた。


「依頼では15はいたはずだが、大将」

「おう、んーっと、ここより奥と左右にもいるな。全部合わせて……22だな」

「22か、15匹倒せばクエスト完了には違いないがどうする?」


ガラドの質問の意味は、残り7匹を倒してもその分の討伐報酬は出ないぞという意味だ。


「もちろん倒す。報酬は出なくても素材は売れるしな」

「だと思ったぜ。まずは俺が手本を見せるから、その後は各自撃破でいいか?」

「おーけー」


ガラドは俺の言葉にニヤリと笑い、俺が返事をすると、んじゃいくぜ、と言うと一瞬でトレントへと

接近し、通り過ぎたと思った瞬間回転するように横なぎにトレントを真っ二つにする。


トレントは倒れると同時に腕となる枝がドサッと落ちた。


どうやら最初の通り過ぎた段階で両枝を斬っていたみたいだが、あまりの早業に何が起こったか全然分からなかった。


「んじゃ、俺は向こうのやってくるからこっちのは大将に任せるぜ」


唖然とする俺を放って、ガラドは奥にいるトレントに向かって行く。


「……、魔法あってもあいつに勝てる気しねーわ……」


自分とのレベルの差を見せ付けられた俺は、思わずそんな感想を溢した。


棒立ちしている俺に周りにいたトレント達が根を器用に動かしながら俺に向かってきて、

枝で殴りかかってきた。

だが、既に障壁を張っているのでトレントの攻撃は俺に届くことは無い。


俺は風魔法のウィンドカッターで一匹ずつ両枝を落とし、胴体を真っ二つにしていく。

10匹いたが30秒掛からずに終わってしまった。


「んー、俺の戦い方って魔力にモノを言わせたやり方だから、ガラドみたいな洗練された動きって憧れるなー。今度ガラドに近接戦でも鍛えて貰うか」


なんて言いながらトレントをアイテムボックスに回収しているとガラドが戻ってきた。


「大将、向こうに集めておいたから回収にきてくれ」

「あいよ」



ガラドに連れられてトレントの回収に向かう。


「なぁガラド、今度剣術教えてくれねーか?」

「ん、別にいいぞ」

「ていうか、他のやつらにも最低限自分の身を守るくらいの技術を教えてやってほしいんだが」


俺達がいなくなったら、常にガラドがちび達を守ってやれるわけでもないし、

最低でも敵から逃げ切れる位の力は欲しいな。


「ガキ共にもか?すぐにピーピー泣きそうだぞ?」

「そうかもしれないが、子供のうちからやったほうが伸びやすいっていうだろ」

「……まぁ教えることには慣れてるし、大将が言うならやらしてもらうぜ」

「んじゃ、近々よろしく」


ガラドに全員の指南の約束をし、次に一角タマスを探知魔法で探すと、300m先に発見したのですぐに討伐に向かう。


「カバか?いや、それともサイか?」


一角タマスの近くまで移動し、木に隠れながら一角タマスを見るとカバの鼻先に角を生やした様な生き物だった。

だが、大きさは俺の世界にいたカバよりも2倍位のでかさで、拓けた森の中にある湖で水浴びをしていた。


「数は5匹か、少し厄介だな」

「そうなのか?」

「あぁ、あのでかさで全部こっちに向かってきたら逃げ道が塞がれちまうし、あいつらは鳴き声で味方を呼びやがるから、さっさとやらねーと面倒くさいことになるぜ」


探知魔法を使うと、少し離れたところと遠い場所に計10匹ほどいるな。


「んー、でもどうせなら全部集めて倒すか?」


金も欲しいし、勝手に集まってくれるなら楽でいいだろう。


「……、一角タマスの素材は皮と角が高くくれるから、なるべく傷をつけないようにな」

「おっけー、んじゃ頭を斬り飛ばすか」


俺は近くにいる3匹の首に狙いをすまし、上空からウィンドカッターをギロチンのように落とす。


が、威力を弱く設定しすぎたせいで、ウィンドカッターは一角タマスの首に当たると同時に掻き消えてしまう。


「っげ!」

「やばいぞ大将!くるぞ!」


俺達の存在に気づき、怒り狂った一角タマスが吼えながらこちらに突進してくる。

俺は咄嗟に可能な限りの魔力を障壁に注ぐと、一角タマスはドンッ!ドンッ!と大きな音を立てながら障壁に突進を繰り返す。


「あー、まじでびっくりした……」

「俺も本気でびびったぜ……、大将、あんまり魔力を込めずに撃っただろ?」


障壁に突進を繰り返す一角タマスだが、障壁はヒビ一つ入る様子は無いので、ガラドと反省会を開始。


「あぁ、人食い袋もトレントもあれで余裕だったからいけるかと思って……」

「駄目だぜ大将。あいつらと一角タマスじゃ硬さが全然違うんだから、もっと魔力を込めないと倒せないぜ。ちゃんと皮が硬いって言っただろ」

「そうだったな、悪い。ちょっと調子に乗ってたわ」


魔法が凄いとちやほやされた結果がこれ。

今度からはちゃんと倒せる威力を確かめてから撃つことにするか。


俺は未来視を発動し、ウィンドカッターで一撃で倒せる威力を確認する。


「んー、20%ってとこか」


トレント達を相手にしていた時よりも10%程込める魔力を増やすと、一角タマスを一撃で倒せるみたいだ。


「んじゃいくぞー」


未来視で一角タマスの動きを見つつ、的確に首に当て、頭を落としていく。


「さて、次がきたな」


丁度5匹目を倒したところで、近場にいた4匹がこちらに向かってきた。

こちらは、動いてる敵を狙う練習にと、こちらに突進している最中に狙ってみたが、

最初の2匹が失敗して胴体と顔を頭を真っ二つにしたところで、残りの2匹が障壁に到達したので、

綺麗に首ちょっぱん。

残り6匹も成功4匹失敗2匹で終わった。


「んー、動いてる敵を狙うのってやっぱ難しいな」


敵の魔力を追跡して当てる、ホーミングもできるのだが、これは今のところ当てる位置を正確に設定できないので使わなかった。


「そりゃ動いてる敵の首なんかを狙って当てるのは、相当練習しないと難しいぜ」

「ですよねー。んで、こいつら解体していくのか?」

「いや、俺の持ってる剣じゃこいつの解体はできねーから、ギルドで任せた方がいいな」

「わかった。んじゃ、帰るとするか」


俺はゲートを開くと、教室へと繋げ、一瞬にして帰る。


「本当便利だなこの魔法……」


帰ってくるなり、ガラドはゲートを見ながら呆れた風にしている。


「あっ!出て行くときに門番に挨拶したのに、帰ったときに顔見せてないと怪しまれるかな?」


出て行くときに見た相手が知らない間に街に入っているとなったら、変に勘繰られるかもしれない。


「あー、大丈夫だろ。なんだかんだで一日にそれなりの人数が出入りするし、帰りは別の門から入ったって言えばいいだろ」

「ふむ、じゃあいいか。とりあえずアリス達に戻ったって言ってからギルドに行くか」


女子の家に向かうと、リビングからいい匂いがしてきたので見てみると、どうやら昼御飯の最中だったみたいだ。


「ご主人様、お戻りになられたのですね!お怪我は御座いませんか?」


俺がリビングに入ると、アリスは俺に気づくやいなや、すぐにこちらに向かって、俺の身体に怪我がないか調べてる。


「あぁ、楽勝だったから怪我なんて無いよ」

「そうですか、さすがはご主人様です。お帰りなさいませ、ご主人様」

「ただいま、アリス」


頭を下げていたアリスが、頭を上げると、後ろにいる皆に目を向ける。

ミラ以外が、ビクッっとすると、すぐに立ち上がり俺に向かって礼をする。


『お帰りなさいませ、ご主人様!』


ふむ、段々と教育ができてきているみたいだな。


「それではご主人様、こちらの席へどうぞ」


アリスは自分が座っている席の隣、俺の定位置となっている場所の椅子を引き、俺の座るように進めてくる。

俺が席に座ると、いつの間にかアムとエメラが厨房から取ってきたであろう食事を俺の前に並べる。


「ありがとう」

「いえ、当然のことですので」


二人に礼を言うと、エメラが答えた。

あんなにおどおどしていたエメラがたった二日でこんな立派になるなんて……。


「きゃあ!」


なんて思っていると、自分の席に戻る際に何も無い場所でこけやがった。

どうやらかなり緊張していたみたいだな。


ちなみにこけた際、スカートの中身が見えました。

薄い緑でした。


ガラドも席に座ると、アムが料理を並べていたいたので、アムとミラが席に着くと、もう一度皆で頂きますをした。



「それでご主人様、どんな魔物を倒してきたんですか!?」


食事が始まり、少しするとグライムが狩りの事を聞いていた。


アリスが叱ろうとしたが、俺が先に手で制止する。


「今日はBランクの魔物で、トレントって言う木の魔物と一角タマスって言う鼻先に角の生えた魔物だな」


俺が今日の狩りのことを話し始めると、男の子達は食事の手を止め、目を輝かせながら聞いてくる。

こういう反応をされるとかわいくて仕方がないな。


「私も行けばよかったなー」


俺の話を聞いていたミラがそんな事を溢すので


「ミラの魔法だと、一角タマスなら3匹くらいが限界だと思うぞ?障壁も5匹で来られたら破られてると思うし」

「そっかー、でもツキヒト君と一緒なら大丈夫でしょ」

「はぁ、じゃあ今度一緒に行くか?」

「うん、行く!」

「私も行きます」

「え、アリスも?」

「はい、留守番はガラドに任せればいいでしょう」


今回、留守番する様にと言われたせいか、ミラの同行を了承するやいなや、はっきりした声でアリスが申してきた。


「別に俺はかまわねーぜ」

「だそうです」


まぁ、二人の魔法の練習にもなるし別にいいか。


「おーけー、んじゃ明日にでも行くか」

「やったー!」

「あぁ、その次はエメラな」

「えっ!私もですか!?」


狩りに自分が行かされると思ってなかったエメラは、凄く驚いている。


「あぁ、やっぱり修行といったら狩りだしな」

「そ、そんなぁ~……」


がっくりと肩を落とすエメラにアリスが慰め?の声を掛ける。


「安心しなさい、エメラ。危険な時は私が守ってあげます」

「ア、アリスお姉さま……」


エメラが両手を握り、キラキラとした目でアリスを見る。

それにしても、アリスお姉さまって……。


食事が終わると、庭に出て子供達の希望でトレントと一角タマスを見せてあげると、

大興奮で魔物をペタペタと触り始めた。


10分程堪能させると、傷み始めても困るのでアイテムボックスに戻し、アリスとギルドに向かう。

本当はガラドと向かう予定だったのだが、ガラドが気を利かせてアリスと行く様にしてくれた。

その際、ガラドからある店の事も教えて貰った。





「それでは、トレント大伐採、一角タマスの討伐15匹の報酬として、850万リアになります。

報酬の方は現金か口座振込みか選べますが、どうなさいますか?」

「現金でお願いします」

「畏まりました。支払いは金貨でよろしいでしょうか?」

「はい」

「では少々お待ちくださいませ」


受付嬢がお金を取りに奥へと行き、しばらくして金貨の入った袋を持ってきた。


「それではご確認くださいませ」


袋から出された金貨を10枚重ねた物が85個あり、それを適当に確認していく。


「はい、大丈夫です」


実は一々確認するのが面倒だったので、受付嬢の持ってきた袋を鑑定し、中身を先に確認していたのだ。

なので、ちゃんと850万リアあるのは確認済みなので、改めて確認する必要はないが、

一応確認しているポーズだけは取っておいた。


「それでは、今回のクエストでのトレント大伐採3ポイント一角タマスの討伐15匹7ポイントで計10ポイントを

記入させて頂きます 」


受付嬢は渡していたギルドカードをレジみたいな機械に置き、ポイントを記入し、

終わると返却する。


「今回のクエストで、アキヤマ様はBランクの13ポイントになりました。

Aランクにはあと87ポイントになります」


BからAには100ポイント必要なのか、でもこの調子ならすぐ達成できそうだな。

カードを受け取り、受付嬢に礼を言うと買取カウンターへと向かう。


「アキヤマ様ですね、査定の方は既に済んでおります。一角兎の角×4で400リア、毛皮×4で600リア、

一角兎の肉が全部で160kg、100g100リアの買取で16万リア、デスベアーの毛皮×5で50万リア、肝×5で50万リア、

デスベアーの肉が2400kg、100g150リアの買取で、360万リア、トレントの木材×22で440万リア、

一角タマスの角×15で450万リア、一角タマスの皮なのですが、状態は問題無いのですが、

切断場所の問題で大きさが小さくなっている物もあり、その為多少価格が下がってしまい、

全て合わせて675万リアになります。一角タマスの肉は食べられる部位が決まっていまして、

合わせて8250kg、100g100リアの買取で、825万リアになり、合計2866万1000リアになります」


す、すげえ……素材の買取だけで2000万超えたぞ……。

でも、ガラドの話じゃAランクが使う装備は高いのだと1億超えたり、易くても1千万以上とか言ってたからな、

これでもすぐに無くなるんだろし、そもそも基本は5人PTだから分配したらもっと減るのか。


「え、えっと、それでいいです」

「では、お支払いは現金か口座振込み、どちらになさいますか?」

「現金と振込みいけますか?」

「はい、可能です」

「じゃあ振込みが1千万で、残りは現金でお願いします」

「畏まりました、口座カードの提示をお願いします。現金は金貨でよろしいですか?」

「黒貨と白金貨と金貨でお願いします」

「畏まりました。先に口座振込みの方をさせて頂きますね」


受付嬢は口座カードを受け取ると、レジみたいな機械に載せ、機械に繋がっている水晶板みたいな物をこちらに差し出し、手を載せるように言ってきたので、手を載せると板が光りだし、数秒で光が収まった。


「振込み完了いたしました、ご確認下さい」


スタンドの形をした道具の下の台にカードを置く場所と手を置く場所があり、

上には横長のモニターみたいな物が着いていた。


既にカードは置いてあるので、手を置くとモニターに10000000と表示される。

なるほど、こういうシステムなのか。

アリスも初めて見るので、興味深そうに後ろから見ている。


「はい、大丈夫です」

「それでは現金の方をお持ちいたします」


受付嬢が奥へと向かい、しばらくして戻ってきた。


「それでは残りの1866万1000リア、黒貨1枚、白金貨8枚金貨66枚銀貨1枚、ご確認下さい」

「はい、大丈夫です」


こちらも先に確認しておいたので、適当に確認をした振りをして、受け取り、

受付嬢に礼を言い、ギルドを出る。


「Bランクの報酬って凄いんだな」

「そうですね、私も驚きました」

「でもこれならすぐに資金が溜まりそうだ」


何をするにしても金が必要だが、この調子ならこちらの予定もかなり早く進みそうだ。




冒険者ギルドから家へと帰り道、家へと違う道へと進む。


「ご主人様?」

「ちょっとこっちに用事があってね」


アリスが不思議そうにしながら俺に着いて来る。

10分ほど歩くと目的の場所に到着。


「あの、こちらは?」

「昨日ガラドが言ってた短時間だけでも借りられる宿」

「そ、それは!?」


そう、ガラドが教えてくれたのは短時間でも借りられる宿だ。

俺の予定ではしばらく行けないと思っていたが、ガラドが気を利かせてくれたおかげで、

すぐに行ける事になった。


「いやだった?」

「い、いえ!滅相もありません!」

「そ、んじゃ行こうか」

「は、はい……」


中に入り、カウンターにいた女性に6時間借りる事を言うと、

先払いに6000リアと言われ、渡すと部屋の場所と鍵を貰ったので、部屋へと向かう。


部屋は12畳ほどで、そこそこ質の良さそうなベッドとテーブルと椅子、水差し等が置いてある。


「中々ひろい、んぐ!」

「んっ、ちゅ……んぁ」


部屋に入るやいなや、行き成りアリスから熱烈なキスをされる。

俺は驚きはしたが、すぐにアリスを抱きしめ、キスを堪能した後、アリスをベッドへと押し倒す。


そのまま俺とアリスは数日できなかった分を取り戻すかのように愛し合った。



「すっかり遅くなったな」

「すみません……」


休憩を挟みながら何度もしたのだが、アリスが激しく求めてくるので1時間延長をしてしまった。

そして、今日は初めて精力増強の魔法を使った。


余談だが、精力増強の魔法は基本は回復力が増すのだが、込める魔力を増やすと量が増えるのだ。

調子に乗って量を込めすぎて大変なことになった、アリスが。

浄化魔法がなければやばかったです。


家に帰ると、丁度子供達が寝るところだったので、いつも通り俺とアリスはガルムとソルと一緒に寝ることにした。


ちなみに、俺達が帰ってきた際、ミラとエメラは俺達の顔を見るやいなや顔を赤くして俯いていた。

ガラドは一人ニヤニヤしてやがったが、今日の礼にと金を渡し、娼館へ行っていいと言ったら、

嬉しそうに礼を言いながら家を出て行った。


帰ってくるのは明日の朝だろうか?

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