借家とお風呂
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よろしくお願いします。
3/10編集しました。
「お待たせしました、ご主人様」
「お待たせー!」
「おまたせしました、ツキヒト様」
冒険者ギルドで待っていると、程なくして、3人が来たので食事を始める。
「それで、奴隷は買わなかったの?」
「今日は見に行っただけ、とりあえず男5人・女5人買う予定」
「そんなに買うの!?」
「あぁ、だからこの後、良い借家がないか見に行く」
商人ギルドで不動産の紹介があるのは既に確認済みだ。
「あれ?ここに住むの?王都を目指すんじゃなかったの?」
「王都には行くよ、ただ、奴隷を10人も増やしてぞろぞろと行く気もないし、
買った奴隷はここで住んでもらう」
「え?それって奴隷を買う意味があるの?」
「ある、まぁちゃんと色々考えてるんだよ」
「まぁ、ツキヒト君の事は信用してるから、悪いことは無いと思うけど……」
んー、やっぱり近いうちにでもミラにも話そうかな。
まぁ、ミラの性格から妨害することなんてないだろうし。
もしそんなことするのなら、全力で倒して、それはもう色々と……おっと、下種な思考をしてしまった。
食事を終えた俺達は、宣言通り借家を見に行きに、まずは商人ギルドに行き、不動産を紹介してもらい、借家を見せてもらいに行く。
「始めまして、オルト不動産のレアル=オルトと申します、本日はどのような家をお求めですか?」
40台くらいのひょろっとした男がこの不動産屋の長男で、俺の担当になった。
「二部屋探していて、両隣が理想ですね、後は1階でも2階建てでも構いませんが、風呂があれば完璧です」
「お風呂ですか?両隣の2階建てなら確かあったと思いますが、風呂付ではなかったかと、少々お待ち下さい」
レアルが資料をパラパラと捲り、希望の家を探す。
「そうですね、2階建ての両隣の家ならピソールの南側の方にありますが、やはり浴室は付いておりませんね」
「そうですか、とりあえずそこを見せて貰ってもいいですか?」
「わかりました、ではご案内いたします」
レアルは支度を済ますと、俺達を家へと案内する。
どうやら専属の馬車があるらしく、それに乗って俺達は向かった。
街の中とあり、10分程で到着したので、無事に吐かなくて済んだ。
「こちらが、ご要望の家となります」
「ふむ、特に古いというわけではないな」
紹介された家はこの世界で見る極々普通の木材とレンガで出来た家だった。
大きさも庭も含めてそこそこの広さもあり、男女5人ずつ住まわしても問題ないだろう。
家同士の距離も20m程しか空いてないし、何かあった際、直ぐに駆けつけることができる。
「それでは中の方へどうぞ」
レアルが鍵を空け、家の中を案内する。
間取りは、1階がキッチン、トイレ、リビング、2階は3部屋となっている。
一部屋の大ききさも10畳位ありそうだ。
もう一つの家もトイレとキッチンの場所以外同じだ。
「こじんまりして中々良さそうな家だね!」
「そうですね」
ミラとアリスが金持ち発言をしている。
日本に住んでいた俺からしたら、十分広い家なんだけど……。
しかも、ちゃんとそこそこ広い庭も有るのに……。
「私の家より広いです!」
フェルだけが俺の味方だな。
「やっぱり風呂は無いのか……」
「そうですねぇ、風呂付きの家ならあるのですが、両隣という条件が満たせませんので……」
別に俺が住むわけじゃないからいいんだけど、やっぱり家には風呂!ってイメージがあるから、
つい欲しくなるんだよな。
「あっ!自分で作っちゃ駄目ですか?」
「お客様がですか!?」
そうだよ、無ければ作ればいいんだよ。
その為の魔法です。
「増築の方はしていただいても構いませんが、退去する際には増築部分を直していただくことになりますが……」
つまり、ちゃんと直すならいいよってことね。
「分かりました、ちゃんと退去する際は直します、それで値段は?」
「は、はい、両方一月15万リアになります」
「……、それだけ?」
「え、えっと、はい、そうですが?」
「敷金礼金は?」
「?なんですかそれは?」
……、敷金礼金がないとは、なんとも素晴らしい世界だ!
「いや、なんでもないです、それでは明日から契約します」
「分かりました、では手続きの方を行いますので、店の方に戻りましょう」
不動産屋に戻ると早速契約を済ます。
とりあえず半年契約にしといた。
契約を済ましたあと、一応管理はしてあるのだろうが、家の中は所々汚れていたので、
明日の大掃除の為、掃除用具や、食材、最低限の家財道具を買いに行く。
家財道具の方は、机や椅子など大きいく高い物は1つだけ購入し、俺の複製魔法で複製して増やしてアリスのアイテムボックスに入れさせておいた。
そういえばミラは複製魔法のこと知らないんだよな。
日が傾き初めた頃に買い物が終わり、一度宿に戻ると俺はアリスと共にゲートでサニースに行き、アリスの下着を引き取りに行った。
そのまま直ぐに宿に戻ると、皆で銭湯に行き、宿で食事を取った後に、
「今日は私とアリスちゃんとフェルちゃんと一緒に寝る!」
などと、ミラが言い出した。
まぁ、偶には言いかと了承することにした。
アリスだけは俺と一緒に寝たそうにしていたが、俺はやる事があるので、ミラと一緒に寝るようにと伝える。
アリス達が部屋に入ると、俺は宿のキッチンを借りて、明日購入する奴隷達のご飯の準備を用意する。
どうせロクな者を食べてないだろうし、大掃除もしないといけないので、先にご飯を食べさせないとな。
行き成り重い物は止めといた方がいいだろうと、ポトフとサラダ、パンだけにしておいた。
作り終えると料理をアイテムボックスに入れる。
これでいつでも熱々のご飯が食べられるので、アイテムボックスは本当に便利です。
料理を作り終えると部屋に戻る。
ちなみに、俺の部屋はダブルでミラがシングルを借りているが、今日はミラ達は3人で寝るので俺と部屋を交換している。
俺はミラが借りている部屋のベッドに入る。
なんとなくミラの匂いがする……わけもなく、シーツ交換してるから当たり前だよね。
そういえば2日もアリスとしないのは始めてだなーなんて思いながらその日は就寝。
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「んじゃ、購入したら連れて行くから、先に行って女子の家のリビングだけでも掃除して、机と椅子を置いといて、あっ、そっちでご飯食べるから全員座れるようにね」
「分かりました、行ってらっしゃいませ、ご主人様」
「行ってらっしゃーい」
「行ってらっしゃいませ、ツキヒト様」
翌朝、3人を借家に向かわせ、俺は奴隷商に向かった。
「これはこれは、アキヤマ様、よくいらっしゃられました」
「あぁ、購入する奴隷を決めたので来させてもらった」
昨日と同じく、受付がワルズを呼びに行き、ワルズが来る早々胡散臭い笑顔で揉み手をする。
「購入する奴隷は、1000~5000の部屋にいる全てとエメラ、それにガラドだ」
「なっ、そんなに購入して頂けるとは!しかし、ガラドの方は足首の怪我がありますがよろしいのでしょうか?」
「あぁ、問題ない」
「そうですか、分かりました、それでは直ぐに呼んで参りますので少々お待ち下さい」
ワルズが受付に、おい!というと、受付が奥の部屋に向かい、3人の従業員と共に伝えた奴隷を連れて来る。
「では、この奴隷達でお間違いはありませんね?」
「あぁ、間違いない、幾らになる?」
連れてこられた奴隷の表情はまちまちだ。
子供達は、戸惑う子、諦めた目をする子、少しの希望を持った子だ。
エメラは泣きそうな顔をしている。
男の俺に買われるから、今後どうなるかを考たのだろ。
ガラドは終始ニヤニヤしてこっちを見ている。
やめろ気持ち悪い。
「それではお値段のほうですが、1000が1人、3000が5人、4000が1人、5000が1人、
40万が1人、200万が1人、以上で242万5000リアとなります」
「分かった」
俺は、料金を支払い、所有者上書きを終えると、早速奴隷達に命令をする。
「命令だ、俺から逃げるな、俺に危害を加えるな、自殺するな、ガラド、お前はギャンブルをするな、酒を飲みすぎるな!」
俺が命令すると、全員身体をビクッと一瞬震わす。
「ちょ、大将!なんで俺だけ多いんだよ!」
ガラドが半泣きになりながら訴える。
お前、こんなことで半泣きになるなよ。
「お前はギャンブルと酒でこんな目にあったんだろ?同じ事をされちゃ困るからだ。
遊びでならいいが、金や物を賭けるのは絶対に禁止だ。酒は嗜む程度なら許す」
「そ、そんな……」
崩れ落ちるように両膝両手を地面につけるガラド。
「はぁ、とりあえず家に行くからこれを付けてちゃんと付いて来い、あぁ、ちび達は迷子にならないように2列になって横の奴と手を繋げ。
ガラドは一番後ろでちび共をちゃんと見てろ。エメラは俺の横だ」
「わ、わかりました」
アイテムボックスから身体を覆う為に買ったマントと靴を渡し、着けさせる。
子供達は誰と横になるとか言われたことが良く分からないのか、ぐずぐずしていたので、俺が順番を無理やり決めて
手を繋がした。
「それじゃ行くぞ」
ちゃんと列が出来たのを確認して、奴隷商を出て借家に向かう。
「エメラ、先に言っておくが、お前にはちび達の面倒を見て貰う」
子供達の歩幅が小さい為、時間がかかるので先にエメラの役割を伝えておく。
「わ、私がですか!?」
「そうだ、あぁ、家は二つあって男女別にしてあるから、安心しろ。
基本的に、エメラがちび達の面倒を見るが、ガラドにも手伝わせるから安心しろ」
「そ、そんな……あの人怖いので逆に安心できませんよ!」
半泣きになるエメラにガラドが後ろから、
「おぉ~い、聞こえてるぞ~!」
と、声をかけ、ビクッとして俺に助けを求めるエメラ。
「ガラド、気持ちは分かるがあまりいじめるな!」
「へぇ~い」
「ガラド!ちゃんと働くなら、酒も娼館にも行ける金もやるからエメラには手を出すなよ!」
「まじか大将!それなら頑張って働かせてもらうぜ!」
あれ?これって、エメラは俺のだから手を出すなってことになるのか?
エメラの方を見ると、少しほっとした顔をしていた。
うん、たぶんこいつは理解してないな。
「エメラ、ちび達の面倒を見る中に教育することも含んでるから、今度どの程度できるか
確かめさせてもらうから」
「わ、分かりました」
「ガラド!お前は計算や読み書きは出来るか!?」
「足し引きならでるぜー!読み書きはバッチしだ!それが出来ないとクエストなんて
まともに受けれねーしな!」
なるほど、ガラドも計算を教える必要があると。
まぁ、四則演算だけは全員しっかり覚えて貰わないと。
希望する子にはもっと上の問題を教えてもいいかなぁ~。
兎に角、エメラはこいつらを纏める長になってもらいたいから、スパルタにするか。
なんて話をしていたらいつの間にか家が見えてきた。
家の前にはアリスが立っている。
「お疲れ様です、ご主人様」
「出迎えご苦労っと、こいつらが新しく奴隷だ」
俺がアリスに奴隷達を紹介しようと後ろを向くと、全員アリスを見て固まっている。
やっぱりか……、アリスを間近で初めて見る人は大体こんな反応なんだよな。
「皆さん始めまして、1番奴隷のアリスと申します、皆さんがご主人様の期待に答える働きをしてくれるよう、僭越ながら、指導させて頂きます」
あれ?いつの間にアリスが指導する事になったんだ?
「1番奴隷として当然の事です」
ふむ、そっちの方は任せるか。
「んじゃ、エメラは無理そうだから、ガラド!お前から自己紹介しろ!」
「お、おう!俺はガラド、元Aランク冒険者だ、足に怪我をしているが、それでもそこらへんの奴には負けねえから安心してくれ!」
ガラドが俺の隣に来て、自己紹介をする。
そういえば怪我治さないと駄目なんだったな、忘れないうちに治しとこう。
「ガラド、ちょっと動くな」
「あ?」
俺はガラドの足元にしゃがむと、足首の傷跡に手をあて、回復魔法を使う。
「よし、これで治ったと思うが、どうだ?」
「え、あ?……まじかよ、信じらんねえ!大将一体何者なんだよ!」
今まで引きずっていた足で歩いたり跳んだり走ったりして、治った事を確認するガラド。
「それはまた今度な、ほら、次はエメラだ」
「は、はい!エメラと言います!18歳です!」
緊張からか、綺麗に起立をし、上を見ながら目を泳がしまくるエメラ。
「エメラは、この奴隷達の長をやって貰おうと思っているから、その為の教育をしようと思っている。あと、料理が出来るので、料理係りもやって貰う」
「えっ!む、無理ですそんなの!?」
急に長をやることになったことに全力で否定するエメラ。
「エメラ、ご主人様の意向に反対する気ですか?」
「ひっ!」
アリスがエメラを睨み付けると、恐怖で思わず腰を抜かしてしまう。
「どうなんですか、エメラ?」
「や、やります!やらせて頂きますうううううう!」
泣き出すエメラに俺がハンカチを渡すと、ハンカチを受け取り涙を拭こうとするが、アリスがさらに睨み付ける。
「アリス」
「っ、申し訳ありません……」
少しきつめの口調でアリスを諌める。
俺の事になると本当に暴走するな。
とりあえず泣いているエメラは置いてといて、子供達に自己紹介をさせる。
女子
アム 人族 12歳 料理lv3
リコ 獣人族(犬) 8歳
ウェルチェ 獣人族(猫) 6歳
ミリス 人族 5歳
男子
ギル 人族 11歳
ガルム 獣人族(虎) 10歳
グライム 人族 7歳
ソル 獣人族(猫) 5歳
簡潔に纏めるとこうだ。
「アム、お前は料理ができるな?」
「は、はい、少しは……」
俺に名指しで呼ばれ、桃色の髪を震わせる。
「それじゃあ、今度エメラと一緒にどの程度できるか見せて貰う」
「わ、分かりました……」
なんだろう?これからのことで不安なのは分かるが、それ以外に何かに怯えてる気がする。
「あ、ツキヒト君!その子達が新しい奴隷の子!?」
アムに何に怯えてるか聞こうとしたら、丁度家から、ミラとフェルが出てきた。
「あぁ、今自己紹介を終わらしたところだ」
「えー!なんで私達の居ない所でしてるの!?」
あぁ、言われてみればそうだな。
後でまたしたら2度手間じゃん。
「まぁ、また後でしたらいいだろ、お前達、こっちがミラでそっちの子が2番目の奴隷のフェル」
「始めまして!ツキヒト君のパーティーメンバーのミラですよ!よろしくね!」
「2番奴隷のフェルです、よろしくお願いします」
二人が自己紹介をするのを見終わってから家に入ることにする。
「んじゃ、飯にする前に服渡すから着替えて来い、女子は2階で男子は1階な」
家に入る前に1人1人に浄化魔法をかける。
エメラとガラドは綺麗だが、子供達はあんな部屋にいたから汚れてるんだよね。
リビングは綺麗になっており、きちんとテーブルと椅子が設置されていた。
「んじゃお前ら好きに座れ」
既にテーブルにはポトフが入った寸銅が置いてあり、サラダとパンは大皿に盛られている。
全員着席したのを見てから、器にポトフを入れていく。
「んじゃ、えー、……別に特に言うこともないし、食うとするか、いただきます」
「いただきます!」
「いただきます」
ミラとガラドは大きな声で、アリスとフェルはいつも通りに、、他の奴隷は戸惑いながらも小さく、いただきます、
と言う。
俺達はご飯を食べ始める、エメラも戸惑いながら食べ始めるが、子供達は中々食べようとしない。
「どうかしたのか?」
問いかけると、皆戸惑いながらも、アムが代表という感じで聞いてくる。
「あ、あの、本当に食べてもよろしいのでしょうか?」
「あぁ、いいぞ、食べ終わったら家の大掃除もあるから、今食べとかないと身体が動かんぞ」
何が言いたいのか分かった。
「で、ですが、私は奴隷ですし、ご主人様と一緒に、それにこんな豪華な食事など……」
うん、そうだと思った。
「アム、ご主人様は慈愛に満ちた素晴らしいお方なので、そのような瑣末な事は気になさりません、
なので、あなた達はご主人様の思いやりを素直に受ければいいのです、そして、その優しさをしっかりとお返ししなさい」
「は、はい」
アリスの言葉を受け、一番最初に料理に手を出したのは最年少の二人だった。
「……おいしい!」
ソルが声を上げると、他の子供達も次々にと料理に口をつける。
「すごくおいしい!こんなおいしいのたべたことない!」
「確かにうめえ!これはアリスの姉御が作ったのか?」
「あ、あね……」
姉御という言葉に固まるアリス
「いや、俺だよ」
「まじか!大将はこんなに料理がうまいのか!魔法もすげーし、マジで何者だよ!」
俺が作ったというと奴隷達の視線が俺に集まる。
「冒険者になって8日でBランク冒険者になった者だよ、あと、魔法だけなら、世界最強さんと同じくらいかもとギルド長に言われた」
子供達は良く分かっていない用だが、エメラとガラドは目を見開き、動きを完全に止めている。
「ま、まじかよ、只者ではないと思っていたが、まさかそんなにとは……、なぁ、世界最強さんって
世界最強の魔法使い、アルフレッドのことか?」
「あぁ、まぁ俺は見たことないから分からんが、ここのギルド長がそう言ってた」
「そうだね、確かにツキヒト君ならアルフレッド並でも全然おかしくないね」
そ、そうか……という、食事に戻るガラド。
大人たちの沈黙する中、ミラとフェルは子供達と楽しそうに自己紹介をしていた。
「それじゃあ、俺とガラド以外は家の大掃除な、アリス、任せたぞ」
「畏まりました、それでは皆さん、分担して掃除しますので、まずは各自掃除用具を取りに来てください。ミラさんは、エメラ、ガルム、ギル、グライム、ソルと2階をお願いします。
フェル、アム、リコ、ウォルチェ、ミリスは私と1階です」
『はーい!』
「わかりました」
「わ、わかりました」
ふむ、あの様子なら大丈夫そうかな。
「大将、俺達はどうするんだ?」
「お前は俺と一緒に風呂作りだ」
「風呂!?風呂なんてどうやって作るんだよ!」
「魔法と根性で作ります」
ということで、お風呂作りの開始です。
まずは家に併設させる様に土魔法で部屋を作ります。
大きさは脱衣所と大人4・5人入れるお風呂が作りたいので大き目の部屋にします。
両手をパンッと合わせ、地面に両手を当て、土魔法を発動させます。
ちなみに今の行動に意味はありません、やってみたかっただけです。
部屋を作ったら、脱衣所と分け、排水路を作ります。
おっと、家との扉を付けるのを忘れてましたね。
これまた魔法で、扉大の穴を開け、別の場所にある扉を複製魔法で複製し、扉をつけます。
それではお風呂を土魔法で作ろうと思いましたが、やはり木製がいいと思ったので、床板と一緒に良さそうな木材を購入しに行きましょう。
「ってことで木材買いに行くから、変なやつきたらぶっとばしけ」
「……、俺も大概だが大将もでたらめな奴だな……、分かった、任されたよ」
俺はダッシュで木材を買いに行き、なんと檜があったので、かなり高かったが購入。
ついでに、シャワーの魔道具も購入、全部でなんとたったの35万リア!
ちなみに魔道具は1個、檜は床板用と風呂用の大きめの物を1枚づつしか買っておりません。
なぜって?そりゃ複製魔法で増やせるからですよ。
「ただいまー」
「おぉ、帰ったか大将、誰もこなかったぜ」
「そうか、んじゃ板を増やすから、ちょっと待ってろ」
外じゃさすがに拙いので、作りかけの部屋に入って複製開始。
複製ができたら、床に合わせて板を切断。
床張りをガラドに任せ、その間に俺は風呂の製作。
もちろん釘の使わない、日本の伝統技術をふんだんに使います。
まぁ、正確なやり方とかはわからないが、テレビで見たのを覚えているので、なんとなくでやっていきます。
おっと、小さい子もいるので、ステップを作りましょう。
あと角も丸めておきましょうね。
苦悩すること3時間でやっと完成。
板も張り終え、シャワーの設置も完了。
桶と椅子は購入済みなので複製して数を揃えておきます。
あとは脱衣所に脱衣箱をこれまた檜で苦戦しつつ作成。
開け閉めできる窓も作り、照明は……。
「照明どうしよう、あ、俺はお湯、魔法で出せるけど、お前らってできんの?」
「俺はどっちも出来るけど、他の奴らはできないんじゃないのか?」
「うげ、まじか、じゃあ明かりはカンテラか魔道具になるのか、風呂も魔法か……」
「シャワー自体は温度を調節することが出来るから、貯水タンクに水さえ入ってれば問題ないが……」
……、とりあえず確認だな。
「全員集合!」
俺が大きな声で集合をかけると、すぐに全員が集まった。
「エメラとちび達の中で、お湯を出したり照明をだしたりできる魔法が使える奴いるか?」
俺が全員を見渡すと、エメラだけ小さく手を上げている。
「あ、あの、一応、両方できます……」
「おぉ!よかった、じゃあこれで問題はないな」
安心安心、どうせそのうち買わないといけないが、とりあえずはこれで余計な出費を抑えられる。
「あ、あの、話がよく分からないのですが……」
「ん?あぁ、風呂を作ったのに、お湯を入れれる奴と照明を使える奴がいないと魔道具を買う羽目になると思って」
「お、お風呂ですか?お風呂を作ったんですか?」
「あぁ、見に行くか?」
俺が全員を連れて風呂場に行くと、
「うわー!すごい!木のお風呂だー!すごいすごい!」
ミラが一番はしゃいでいる。
子供達も興奮気味だ。
「す、凄い……で、でも、私、これだけの量のお湯なんて作れません!」
「え、まじか、んー、あぁ、大丈夫、すぐに出来るようになる」
「え?」
「まぁ、風呂を入れるときにやるから待て」
「は、はぁ……」
不思議そうにエメラはしているが、アリスとミラは分かったようだ。
「アリス、掃除の方はどうだ?」
「もうそろそろ終わります」
「そうか、んじゃエメラとアムは晩御飯を作ってくれ。
あぁ、コンロが足りないならこれも使え、食材もほら、これから勝手に使え」
アイテムボックスからサニースで買った魔術コンロと食材を出して渡す。
二人は目を丸くしつつ、言われた通りに晩御飯を作りにキッチンに向かった。
そのあと、調理器具を渡してないことに気づいて、調理場に向かい、一通り器具を出したあと、
男の家の方にも同じ風呂を作る。
出来上がった頃には、料理ができたみたいで、女子の家に集合。
「ほぉ、普通においしそうだな」
「本当!すっごく美味しそう!早く食べようよ!」
テーブルには、サラダ、野菜スープ、牛肉と野菜のキッシュにラタトゥイユが並ばれている。
うん、野菜押しだな。
「別に肉もっと使っても良かったんだぞ?ちび達もいるんだし」
「そ、そうですか、次からそうします」
「まぁ、野菜も必要だから別に構わんがな、んじゃ全員手は洗ったか?」
『あらいましたー』
「んじゃ、いただきます」
『いただきまーす』
子供達の元気な声に思わず大人組みは笑顔になる。
「うん、普通にうまいな」
「はい、美味しいです」
「うんうん、エメラさんとアムちゃんは料理上手だね!」
「あ、有難うございます」
「ありがとうございます」
エメラとアムが恥ずかしそうにしている。
料理が終わると俺はアイテムボックスからこの時の為に予め用意していた物を出す。
「ほら、デザートのプリンだ」
皆不思議そうな顔をしながら、俺が並べていくプリンを見ている。
一番最初に手をつけたのはミラで、ソルとミリスもそれに続く。
「んー!ひんやり甘くておいしー!」
『おいしー!』
3人が食べるのをみて、他の者も続々と食べ始める。
「すごい!こんなの食べたことない!」
「私もこんなの食べたことありません!」
皆好評でよかった。
「アリスはどう?」
「凄く、美味しいです、これほど美味しい甘味は初めてです……、さすがはご主人様です」
『ごしゅじんさますごーい!』
プリンくらいでこんなに喜んで貰えるとは、この世界の甘味はどうなってんだろうな。
生クリームはないし、適当に砂糖を生地に練りこんで焼いたりしてるだけだろうか?
幾らなんでもクッキーくらいはあるだろう?
「はい、クッキーならありますよ」
アリスが俺の疑問に答えてくれる。
そうか、クッキーはあるのか。
「アイスはある?」
「あいすですか?聞いたことありませんね」
ふむ、じゃあ今度はアイスでも作るか。
食事が終われば皆大好きお風呂タイム。
男湯の方はガラドに任せ、俺は女風呂に行き、エメラの魔法特訓開始。
「んじゃ、今からやるから真似してやって」
「は、はい」
俺は手を下げたまま視線を湯船の上に向け、お湯を作り出す。
「……」
口を開けたまま固まるエメラ。
うんうん、最近ミラが驚いてくれないから、こういう反応が楽しい。
「んじゃ、エメラもやってみて」
「で、できませんよ!無詠唱魔法なんて出来る人早々いませんよ!」
「アリスと、ミラもできるぞ?」
「え?」
「んじゃ、アリスとミラもやってみて」
「はい」
「は~い」
二人は同時にお湯を作り出し、湯船に入れていく。
「……」
又も口を開けたまま固まるエメラ。
正直楽しくて仕方ない。
「んじゃエメラもやってみよう!」
「だからできませんよぉぉぉ!」
半泣きで叫ぶエメラ。
あー、なんかスッキリしたわ。
「まぁ、冗談はさておき、無詠唱は今度教えるとして、今は取り合えずお湯を出してみて」
「え、あ、はい、って、あれ?無詠唱?」
「ほら、早く」
「は、はい!すぅー、はぁー……清らかなる水よ、熱き水になれ!」
両手を構え、詠唱をするとお湯が出始めるが、勢いも量も余り多くない。
5分ほどすると、エメラの魔力が尽きてしまう。
「はぁー、はぁー……、も、もう無理です……」
疲れてへたり込むエメラ、だが許しません。
「大丈夫大丈夫、ほら、やってみ」
「えっ?あれ、魔力が流れてくる?」
エメラの肩に手を置き、俺の魔力をエメラに流し込むと、
流れてくる魔力にエメラが驚きの声を上げる。
「ほら、再開」
「は、はい」
そのままお風呂にお湯が完全に溜まるまで、俺はエメラに魔力を流し続け、
エメラも必死に魔法を使う。
「よし、終わり、よくやったなエメラ」
「い、一体何が……」
自分の両手を見つめながら、呆然としている。
「エメラ」
「は、はい!有難うございます、ご主人様!」
「……、まぁ、俺は男風呂の方に行くから、お前達はここで入れ、
あ、ちび達もちゃんと入れろよ、アリスよろしくな」
石鹸などはアリスに持たせているから大丈夫だな。
まぁ、女性が必要なものは、アリスとミラが持っているから大丈夫だろう。
正直この3人と一緒に風呂に入りたいが、血涙を流しながら我慢だ。
「お、ちゃんと入ってるな」
風呂に温かい湯が張ってあるのを確認して、湯加減も確認する。
「おう大将、少々疲れたが、これくらいなら問題ねーぜ」
「さすが元Aランク冒険者だな」
「おう!」
「んじゃ、ちび達集めて入れるぞ、ちび達、風呂入るから服を脱げー」
お風呂に興味深々で、脱衣所から覗いていた子供達の服を脱がし、俺達も脱いでいく。
その際、ガラドの息子が見える。
俺より、一回り以上でかい……。
「あはは!大将、男はでかさだけじゃねーぜ!」
うるせー、それは持てる者だからこそ言える言葉だ。
子供達の身体を見ると、案の定傷跡がある子がいた。
ガルムとギルだ。
「ガムル、ギル、こっちにこい」
「は、はい」
傷跡を見られたことに気づいたのか、バツが悪そうにするガルムに、少し怯えるギル。
二人の背中に手をあて、時魔法で傷跡を消す。
「す、すごい……」
自分で背中を触り、傷跡が無くなった事に気づき、驚く二人。
二人は羨望の眼差しで俺を見つめる。
「ほら、裸のままじゃ風邪引くから、さっさと風呂に入るぞ」
『は、はい!』
浴室に行くと、子供達が既に風呂に入ろうと足を突っ込んでいた。
「あついー!」
子供達にはどうやら少々熱いようなので、魔法で水を足し、湯の温度を下げる。
「きもちいー!」
どうやら丁度良くなったみたいだ。
「ほら、お前ら、髪と身体洗うから順番でこい、まずはソルとガルムが来い。
ガルムは自分で洗えるな?」
「できます!」
「んじゃ、ソル洗うぞ」
タオルに石鹸とお湯をつけ、泡立てると身体を洗っていく。
次に自家製のシャンプーとリンスで髪を洗う。
シャンプーは、石鹸にオイル、香油、蜂蜜、黒蜜、重曹などがあれば出来るので簡単。
リンスは、クエン酸が見つからないので、レモン汁を入れるだけの簡単な物にした。
一応ちゃんとしたレシピを書いたメモ帳が有るのだが、材料を売ってるか探すのが
時間がかかるので、一番簡単な物にしている。
アリス達に試して貰ったら、ちゃんと効果があったみたいで好評だった。
ソルとガルムが終わったら、俺も身体と髪を洗い、ガラド達と交代。
ガラドはグライムの身体と髪を洗い、ギルは自分で洗った。
「はぁ~、やっぱり檜はいいなぁ~」
檜の香りを堪能していると、なんかだんだん眠くなる。
「ごしゅじんさまあつい~、でちゃだめー?」
「ん~、んじゃそろそろでるかー」
『わーい』
風呂から上がると、脱衣所でちゃんと髪と身体を拭いてから、着替えさせ、用意していた冷たい水を皆で飲む。
「あーうまい!」
『うまい!』
子供達は楽しそうにしていて、本当に良かった。
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「あなた達、服を脱ぎますよ」
『は~い!』
「はいは短くです」
『はい!』
「ほら、ミラおねーちゃんが服を脱がしてあげるよー」
ミラはミリスの服を脱がし、次はウォルチェを脱がす。
リコとフェルは自分で脱いでいたため、ミラも服を脱ぐ。
むき出しの巨大なミラの胸に、エメラは釘付けになっている。
「ほら、エメラさんも脱がないとお風呂入れないよ!」
「は、はい!」
ミラに言われ、服を脱ぐエメラ、そして、ミラと自分の胸を見比べ、
溜息を付く。
(私より背も小さく、年下なのに……)
エメラの胸は、カップ的にはCはあるのだが、ミラとアリスに比べたら
小さいとしか言いようが無い差がある。
ミリス、ウェルチェは年齢通りペッタンコで、リコはフェルと同じ位の少々ある程度だ。
「アム?」
「…っ!」
一向に服を脱ごうとしないアムに、アリスとミラが気づく。
「アムちゃんまさか……」
「……」
俯いて暗い顔をしているアム。
「アム、服を脱ぎなさい」
「……、はい」
アリスに言われ、服を脱ぐアムの身体には無数の傷があった。
「ひどい……」
ミラだけではなく、ここにいた全ての者が思っただろう。
「大丈夫です、アム」
「っえ?」
アリスがアムの背中に手を当てると、そこから光が溢れ、光がアムの身体を流れていくと、
そこにあった傷跡が無くなっていく。
「す、すごい……」
エメラが目の前の奇跡に驚愕する。
「終わりました、もう大丈夫ですよ、アム」
「う、うそ、傷跡が無くなってる?」
自分の身体を触り、目でみて、確かめているアム。
彼女は、今まで自分を苦しめた傷跡が無くなり、思わず涙する。
「うぅ……、私、また殴られるのかって、また、いやな思い出が出来るのかって、傷跡を見るたび、
あの時のことを思い出して……、なのに、こんな、……うぅぅ」
「安心しなさい、ご主人様は決してそのようなことは致しませんし、私達もしません。
なので、あなたはご主人様の慈愛を受け、その恩を返せばいいのです」
泣きじゃくるアムにアリスが優しく抱きしめる。
脱衣所にいるのはすでにアリスとミラだけだ。
ミラとエメラは空気を読んで、フェル達と先に浴室に向かった。
程なくしてアムが泣き止むと、アリスも服を脱ぎ、浴室に入る。
「ミラおねーちゃん、おっぱいおーきー!」
「あはは!くすぐったいよー」
浴室に入ると、ミリスがミラの胸を触っていた。
そんなミラを空ろな目で見ていたエメラが、アリスが来た事に気づき、アリスの胸を見て、
完全に目から光が消えた。
「わー!アリスおねーちゃんのおっぱいもおーきー!ミラおねーちゃんよりおーきー!」
ミリスの標的がミラの胸からアリスの胸に代わり、湯船に入ったアリスの胸に突撃する。
「やめなさいミリス、はしたないですよ」
「えー!」
「ほら、ミリスちゃん、身体洗おう!」
アリスの胸を触る前に止められたミリスが、後ろからミラに持ち上げられ、浴室から出て
、ミラに身体と髪を洗って貰う。
「エメラもウェルチェを洗って上げて下さい」
「は、はい!」
目から光が消えていたエメラだが、アリスの言葉に即座に反応し、ウェルチェを抱き上げ、
ミリスの横でウェルチェを洗う。
「ねーねー、アリス様はご主人様の恋人なのー?」
「っ!な、何を言い出すのですか、リコ!」
思わず湯船から勢いよく立ち上がるアリス。
行き成り立ち上がったせいで、湯が跳ね、アムとリコの顔にかかる。
「わー!」
「す、すみません、ですが変なことを言うリコが悪いのですよ」
「えー、じゃあミラ様がご主人様の恋人ー?」
「ち、違うよ!?何いってるの!?」
「じゃあだれがご主人様の恋人なのー?」
無邪気な質問に困惑する大人(15歳と14歳)二人
「ご主人様に恋人などいません」
「え、アリスちゃん、ツキヒト君と、その、しちゃってるよね?」
「な、何を言い出すのですかミラさん!」
「アリス様とご主人様ってやっぱりそういう関係なんですか!?」
「私も興味あります!」
さっきまで元気が無かったエメラとアムも参戦。
例に漏れず、やはりここの女子達も恋バナが好きみたいだ。
「ご主人様とアリスおねーちゃんは、いつも一緒に寝ているし、腕を組んだり、
キスもしてますよ?」
「フェルまで何を言い出すのですか!」
「アリスちゃん、あれで恋人じゃないってのは無理だと思うよ……」
「やっぱり恋人なんですね!主人と奴隷の恋!凄く心が滾ります!」
「やはり、アリス様の胸に惹かれたのでしょうか?」
「あなた達、いいかげにしなさい!」
結局、風呂を上がった後も、宿に戻るとツキヒトが言いに来るまで、女子たちの恋バナは続いたとさ。




