僕がこの世界をやめるまで
社会人として華を咲かせるために上京して5年―――
変わってしまった僕は自分を諦めようとしていた。
いつからだったか―――
暗い気持がふつうになったのは。
人に会うのが怖くなったのは
家からでるのが苦痛になったのは。
誰か―――助けてください。
一人ではもう這い上がれないんです。
手を引いてください。
大人だって走り続けられないんです。
話しかけてください。
孤独になるのが怖いんです。
誰か―――
「大丈夫ですか? 顔色悪いですよ」
天国へと向かおうとしていた時に現れた最後の人。
彼女はとても生き生きとした顔で僕に手を差し伸べた。
変わってしまった僕は自分を諦めようとしていた。
いつからだったか―――
暗い気持がふつうになったのは。
人に会うのが怖くなったのは
家からでるのが苦痛になったのは。
誰か―――助けてください。
一人ではもう這い上がれないんです。
手を引いてください。
大人だって走り続けられないんです。
話しかけてください。
孤独になるのが怖いんです。
誰か―――
「大丈夫ですか? 顔色悪いですよ」
天国へと向かおうとしていた時に現れた最後の人。
彼女はとても生き生きとした顔で僕に手を差し伸べた。
他人事ではないのだから
2016/07/28 23:00