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言葉で伝わらなくても。  作者: モロキ
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聖夜 1

寝過ごした!

慌てて時間を確認する。

デジタル表示は11時半、約束の1時半まで2時間。

飛び起きて、手早くシャワーを浴びる。


昨夜は

クローゼットをかき回して、

あれやこれやと引っ張り出して、

ベッドの上で組み合わせては、

却下する。

決まらなくて焦る!

ショップの店員さんに相談すればよかったと後悔するけど後の祭り。

手持ちでカバーするしかない。

服やスカーフ、アクセサリーが散乱して、

足の踏み場がない。

迷いに迷って、ようやく決めることができたのは深夜。

しっかり睡眠を取らないと肌に悪いと、

急いでベッドに潜るも、

妙に目がさえて眠れなくて、寝返りばかり打っていた。

結局外が明るくなる頃、眠りについた。

そのままぐっすり眠ってしまい、

アラームに気づかなかったらしい。


シャワーを終え、下着姿で鏡に向かい化粧とブローをする。

下地で整えた後、ファンデを軽く伸ばし、明るめのチークを入れる。目元には薄くシャドーをぼかす。

グラデーションになっているので、出来上がりが楽しめる一品だ。

髪はまとめずに、左サイドを髪留めで押さえておく。

上半身はベージュのタートルの上に花柄のチュニックを着る。下はレギンス。去年のクリスマスプレゼントに貰ったピアスを付けて、仕上げに、お気に入りのブルガリを手首にワンプッシュする。この時期に合った甘い香りが辺りに漂う。これで完成。

時刻確認は1時前。

もう家を出なくちゃ間に合わない。

私は大判のストールを肩に巻いて、待ち合わせ場所に向かった。






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