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独りの空  作者:
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地竜の姫

「桜夜様。お加減いかがでございましょうか?」                         「今日は落ち着いているわ。大丈夫。」                            「それはようございました。昨晩は本当に危のうございました。」                「ええ、そうだったわね・・・死ぬかと思ったわ。」                      桜夜は先天性の重い病を患っている。それも心臓の。だから、無理に走ったりすると苦しくなる。学校には行っているが、休みの日は体調管理が欠かせない。そのため、いつもお付きの者が基本的な体調チェックを行うのだ。                                     「昨日は迷惑をかけたわ。ごめんなさいね。」                         実は昨日、気分が高揚してつい走ってしまったのだ。その結果発作が起き、なかなか落ち着かなかった。もうすぐクリスマスだというのに、その前に倒れてしまってはせっかくのクリスマスが台無しだ。「では私はこれで失礼致します。」                              「ええ。」                                         お付きの者が去っていくと、部屋は静寂に包まれた。だがその静寂は、すぐに破られた。      「何者だ、貴様!」遠くで慌ただしい声が聞こえる。屋敷中が騒然とし始めた。           「桜夜様!」                                         「姫様!」                                          「何があったの?」                                      「別の一族から、姫様に謁見したいという者が!」                        「何ですって・・・・!?」

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