美しい日々
まだまだ未熟者なので、誤字・脱字、また改行の失敗などは、スルーしてください。
私の名前は、日下【ひのした】遙【はるか】。両親はすでに死んでいる。今は妹と2人で暮らしている。妹は、日下 流歌【るか】。どちらもやはり竜の血を濃く受け継いでおり、特殊な能力を持っている。勿論、悪用したことはないが。 家に着くと、流歌の友人、細川陽花【ようか】がいた。陽花は流歌の一番古い友人で、もう10年以上の付き合いがある。 「あっ、遙さん、お久しぶりです。」 「ええ、本当に久しぶりね。何年前だったかな?最後に会ったのは。」 「確か、5年前くらいだったと思います。ところで、今ゲームしてたんですよ。遙さんもやります?」 「ええ、着替えてからね。ふう、終わってからあれをやらないと。いえ、大した仕事じゃないから。あれをやるのはだるいから、先延ばしにしてもらいたいわ。」 「そんなにだるい仕事なの?お姉ちゃん。」 「うん、何でも、この前あそこに届いた機械の手入れをしてもらいたいらしいの。刃の部分とかも、見栄えをよくするために、オイルステインをやってくれって。はあ、自分達でやればいいのに。」 「遙さん、大変なんですね。」 「んー、まだいいほうよ。小説家やってるから、早く帰らせてもらえるんだもの。もっと下は、多分今ごろは残業中よ。おっと、着替えてくるわ。」そう言いながら、私は密かに思っていた。これで、このままの日々でいいのだと。わざわざ、あいつの元に行く必要もない、この日々が、何よりの幸せだ。そこまで事なかれ主義だとも言えないかも知れないが、私は基本そこまで物好きではない。ちょうどいいくらいの刺激と安泰が好きだ。もう、あいつは死んだのだから。
ありがとうございました。