手紙
あなた=桜夜 私=? あの子=慎玖朗 空の神様=遙
あなたは私を憎むかな? それとも羨むかな? あの子はどうしているのかな?今も独りでいるのかな? あなたはどうしているのかな?私はどこにいるのかな? あなたも、あの子も そして私も 戻ろうよ 遊ぼうよ あの頃みたいに いつか見た夢 いつか見た景色 何も知らなかった頃 自分でいられた頃 だから今 こんなことになったのかな あなたのホントを私はウソにした だからこうなったのかな 私を見下ろしているあなた 血の海に沈むあの子 身体を動かせない私 慎玖朗 慎玖朗 こたえてくれないあの子 私がこうだったら あなたがこうだったら あの子がこうだったら こんな思いはしなくて済んだのに あなたは私を恨むかな? あなたを地獄に突き落とした私を あの子はあなたを憎むかな? あの子を変えたあなたを あなたはあの子を愛するかな? あなたを癒したあの子を でもその時になっても 私もあなたも お互いを全く知らなかったんだ あんなに一緒だったのに 空の神様はどうしたのだろう あんな所で倒れてる あなたが空の神様を殺したのかな? だとしたらいけないことだね この文章の執筆者は不明。月下桜夜、日下遙、菅原慎玖朗の消息は、この文章が発見された1週間後、不明となる。日下流歌は心に深い傷を負い、某所にひきこもる。