第四十一話 選挙日
(絶対に勝つ!!)
2学期中間テストが終わった明坂高校。
その最後に生徒会選挙が行われようとしていた。
(宮浦)「……やっぱり慣れへんわ」
(田辺)「そうなんですね」
(宮浦)「逆に優斗は落ち着きすぎじゃない?」
(田辺)「まぁ……信任なんで……準備もしっかりしてますし」
(宮浦)「それはそうやけどさ……」
(松原)「田辺くんも立候補するんですね」
(田辺)「はい。ここまで来たら最後までやってやろうって思って」
(宮浦)「1年の時の俺と全くおんなじこと思ってるやん」
すると、立候補者席に1人の生徒が近づいてきた。
(真辺)「全員立候補してんな〜」
(宮浦)「あっ……真辺先輩」
(あれから一切話せてなかったな……ここで聞くか……?いやいや、アホか俺。全校生徒の前やぞ……緊張で頭おかしなってんのかな)
(田辺)「真辺先輩って、選管ですか?」
(真辺)「いやいや、前期生徒会として引き継ぎ宣言?みたいなことすることになったから」
(田辺)「あっそっか、前期生徒会の3/4が立候補してるから……」
(真辺)「そうそう。私の最後の仕事やね。後は投票することしか出来んから……3人とも頑張って!!」
「「「ありがとうございます!!」」」
そんな会話をしていると、開会が宣言された。
(選管)「まず第50期前期生徒会より、引き継ぎ宣言を行っていただきます。真辺花菜さんよろしくお願いします」
(真辺)「第50期前期生徒会書記の、真辺花菜です。皆さん、生徒会運営にご協力いただき、ありがとうございました。順調に運営出来たのは、生徒の皆さんや他の生徒会メンバーのお陰です。第50期後期生徒会の皆さんも、より良い学校にしていってください」
「「「「「「パチパチ」」」」」」
(選管)「ありがとうございました。次に候補者演説です。会長・副会長は2名ずつの立候補のため、決選投票、会計・書記は1名ずつの定数内であるため、信任投票となります。会長候補、副会長候補、会計候補、書記候補の順番で演説を行ってもらいます」
(うまく話せるかな……)
(もし……ミスしてしまったら……)
(ううん……そんなこと気にしてもしょうがない)
(絶対勝つって決めたんだから)
(選管)「まず、2年3組宮浦颯真さんよろしくお願いします」




