第三話 備品確認
一方その頃、備品確認組も概要書のコピーを持ち、備品庫へ向かっていた。
(田辺)「松原先輩って英語できるんですか?」
(松原)「できますよ」
(田辺)「やっぱり、留学とかしてたんですか?」
(松原)「留学はしてないですが海外旅行には何回か行っていますよ」
(田辺)「松原先輩、英語教えてくれませんか?正直、英語不安で――」
(松原)「いいですよ」
(田辺)「ありがとうございます!松原先輩」
そうこう話している内に、地方の公立高校らしい古びた備品庫に着いた。
(田辺)「危ない!」
――ドサッ
上から段ボール箱が落ちてきたが、田辺の咄嗟の判断で誰もぶつかることはなかった。
(田辺)「松原先輩大丈夫ですか?」
(松原)「ありがとうございます――いったい誰がこんな危ないところに置いていたんでしょう」
(田辺)「分かんないですけど、やめてほしいっすね――」
(松原)「早く確認を終わらせましょうか」
(田辺)「そうっすね」
ハプニングはあったものの、松原と田辺は順調に備品の確認を終わらせていった。
(田辺)「ホコリすごいっすね」
(松原)「一年に一回開けていい方ですから、ホコリも溜まるでしょう」
(田辺)「えっ、備品庫って名前なのにそんなに開けないんですね」
(松原)「まぁ、ほとんどの備品はすぐ使うので各部屋に置いておくのが基本ですからね」
(田辺)「そうなんすね」
――数十分後――
(田辺)「――これで最後ですか?」
(松原)「そうですね」
(田辺)「よっしゃー終わったー!」
(松原)「じゃあ、生徒会室に戻りましょうか」
(田辺)「はい!」
そうして、松原と田辺は古びた備品庫を後に生徒会室に戻った。




