第二話 会場視察組
会場視察組である宮浦颯真と真辺花菜は、教師から渡された概要書を手に、会場へ向かっていた。
(真辺)「颯真、今年の会場ってどこなんやったけ」
(宮浦)「今年は体育館みたいっすね。あちらさんの参加人数が多いから、って書かれてます」
(真辺)「こっちの参加人数は去年と同じ感じ?」
(宮浦)「そうっすね。あまり大差はないと思います」
(真辺)「今年も意欲低いな」
(宮浦)「まぁ、英語に力を入れているとはいえ、意欲とはまた別っすからね」
そうこう話している内に体育館に着いた。今日は活動している部活はないようで、体育館周辺は静まり返っている。
(真辺)「鍵は空いてる?」
(宮浦)「空いて――ますね」
(真辺)「じゃあ、ちゃちゃっと終わらすか」
(宮浦)「はい!」
そうして、体育館のどの辺りに何を置くかなどを、話しながら確認も最終段階に入った。
(宮浦)「そういえば、真辺先輩って二年生で副会長経験してますよね?」
(真辺)「そうやけど、どした?急に」
(宮浦)「いや、なんで今回は会長じゃなくて、書記にしたんですか?」
(真辺)「副会長は自分の性に合わんかってん。だから書記にすることにしたんや」
(宮浦)「そうなんすね」
(真辺)「颯真こそなんで会長になったん?」
(宮浦)「一年の頃はまだ実力がないからって思って書記で立候補しましたけど、やっぱり上を目指したくて会長に立候補しました。」
(真辺)「そうなんやね――真面目やなぁ颯真は(小声)」
(宮浦)「何か言いました?」
(真辺)「いや、なんもない。はよ終わらせて帰ろ」
(宮浦)「はい!」




