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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜恋の大作戦!!〜

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第二十八話 やさしさ

 (私じゃ、あかんの……)

様子を見に行った松原だったが、本部席の方へ戻っていた。


(心配して損した……)

(……いや、別に気にしてないし)


そう思いながら本部席に座っていると――


「生徒会の人も片付け手伝ってー」


(松原)「あ、はーい」


(助かった……今、生徒会の誰かに見られてたら不審がられてた……)

(……あんなに優しくしてくれたのに。なんで、他の人の名前なんか出すのよ……)


(生徒指導部)「えー、今から50分間、昼休憩を取ります。くれぐれもトイレを除く校舎内には入らないように」


そんな放送が流れ、宮浦は慌てて食事を取りに行こうとしていた。


(やべっ、長居しすぎた)

(……うん?なんかメッセージ来た)

(げっ……親からやん。)


「さっき一緒に走ってた子、颯真の好きな人?」

「余計なお世話」


まーた沖縄の時みたいなこと言ってるやん。

…………図星やけどさ。

なんか今日、ずっと親に翻弄されてる気がする……



颯真くんってそんな頼りないかな……

私が頼りなさすぎるだけ?いやいや、優しいに決まってる。

でも悩んでそうだったし………………。

でもでも、大玉の時もエスコー…………作戦を率先して考えてくれてたし。

挨拶してる時も……その……かっこよかったし……


(森田)「松原さん大丈夫?」

(松原)「あっ、え?……大丈夫ですよ?」

(森田)「いや、顔赤いけど……熱中症じゃない?」

(松原)「そんな赤いですか?」

(森田)「うん、心配になるくらいには……」

(松原)「さっきまで片付けしてたので、それかと……」

(森田)「なら良いけど……」


(え……?私、そんな顔赤くなってた!?)

(全然気づかなかった……え?もしかして他の人にも気付かれてる!?)


そう思い、辺りを何周か見渡す。


(…………良かった。気付いてはなさそう)

(うん……?あれは颯真くん!?)


(クラスメイト1)「あっ、颯真どこ行ってたん?」

(宮浦)「ちょっと水道で顔洗ってた。熱中症なったらあかんし」

(クラスメイト1)「生徒会も忙しそうやもんな〜」


そんな会話をしながら、松原の横を通り過ぎる。


(宮浦)「一緒に食べていい?」

(クラスメイト1)「全然ええよ。逆に待ってたくらい」

(宮浦)「どういうことやねん(笑)」


(……やっべー、横振り向けねぇー)

(気まず過ぎやろ……全然気付かんかった……)


(クラスメイト1)「そういえばさ、颯真って運動苦手やったっけ?」

(宮浦)「んー?まぁ、苦手といえば苦手やけど、運動全般ではないな」

(クラスメイト1)「例えばどんなんが好きなん?」

(宮浦)「やっぱ、テニスは好きやな。中学でやってたし。まぁ、ラケット競技は比較的好きよ」

(クラスメイト1)「へー、意外やわ」

(宮浦)「なんでよ(笑)体育ずっとラケット競技選んでるやん」

(クラスメイト1)「確かにそうやったわ(笑)なんかずーっと一緒のやつ選ぶなぁ〜としか思ってなかった(笑)」

(宮浦)「確かにずっと一緒やな(笑)」


(運動苦手なんだ……でも、大玉の時……)


(クラスメイト1)「大玉の時もそうやったけど、ラケット競技が好きなんじゃなくて、ボール系が好きなんじゃないの?」

(宮浦)「いやいや、サッカーとかバスケとか苦手やで?しかも、大玉の時は、ただただ走ってただけやから……」

(クラスメイト1)「ペアのおかげってこと?」

(宮浦)「そういうこと。ラケット競技で走るのは良いけど、それ以外で走るのはどうも好きになれんわ」


(えっ……?私のおかげ?いやいや、そんなことある?)


(宮浦)「仕事あるから行ってくるわ〜」

(クラスメイト1)「オッケー、頑張って〜」


宮浦は、テントから足を踏み出し、本部席の方へ向かっていった。


(ふう、この後走ることないから良いわ)

(正直、体育祭はずっとこういう裏方の仕事だけしときたい……)

(…………うん?横に誰かおったよな……あっ!?つむぎおったやん!?めちゃくちゃ気まずいこと言ってもうた……)



(……でも、私を頼ってくれたってことだよね)

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