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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜恋の大作戦!!〜

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第二十七話 無反応

 「あー、生き返る……」

頭を冷やそうと、水をそのまま頭にかぶる。

滴る水をタオルで拭っていると、足音が近づいてきた。


(水道使う人かな?)


そう思い、端の塀に寄る。

だが――その足音は、隣で止まった。


(……なんか近くね?知り合いか?)


(宮浦)「誰かおる?」


そう声を掛けるが、反応はない。

だが、気配は一向に消えない。

頭をあらかた拭き終えた宮浦は、誰なのかだけでも確かめるために、視界の端を見る。


――女子だ。


(……誰や?)


(えっ?真辺先輩は障害物やし、つむぎは本部席におったよな……じゃあ穂乃果か?)


(宮浦)「……穂乃果ってさ」


隣の人影が少し揺らいだ。


(宮浦)「異性が頼りなるってどういう時やと思う?」


返答はない。


(え?なんで答えへんの?もしかしてマズイことでも聞いた?……いやいや、なんもおかしなこと聞いてないよな)


(宮浦)「……ごめん。答えづらかったか?」


微かにグラウンドから応援の声が聞こえてくるだけであった。


(宮浦)「答えづらかったらホンマにごめんなんやけど……」


それにも返事はない。

なんとなく気になって、タオルを首にかける。


――視界に入ってきたのは、見覚えのある髪色であった。


(……え?)


視線を、ゆっくり逆方向にずらす。

その髪色を見間違えるはずがなかった。


(うっ……そやろ……)


――時間が止まった気がした。


(松原)「…………誰やと思ってたの?」

(宮浦)「あっ……、いや、その……てっきり穂乃果なんかと……」


――今度こそ、時間が止まった。


(松原)「……ふーん、穂乃果か」


(やばい、完全に声色が氷点下になってる……)


(松原)「なんで穂乃果さんやと思ったの?」

(宮浦)「その……本部席におったからてっきり……」

(松原)「だって……一緒に来た人が急に水道の方に行ったら、見に来るに決まってるじゃん」

(宮浦)「……ごめん」

(松原)「……何が?」

(宮浦)「その……間違えて……」

(松原)「別に怒ってないけど?」

(宮浦)「………………そういえば、何で来てくれたん?」

(松原)「だって……急に居なくなったから……」


その声は、さっきより少しだけ柔らかかった。


(松原)「そろそろ仕事あるから、先戻るね」

(宮浦)「……あ、待っ……」


(完全に怒らせたな……)


ミスった……なんで確認せんかったんや……

しかも、他の女子の名前を……

……いや、男子ならまだしも、女子はあかんやろ

あー、また顔熱なってきた……

…………もっかい洗お。

冷やしたところで意味ないけどさ……

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