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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜夏の過ごし方〜

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第十九話 忘れもの

 (何か忘れてる気がする……)


買い出しを終えた、宮浦はそんな気持ちを抱えたまま、テープにより下書きされた教室で涼んでいた。


(本格的に装飾したらもっと違うんやろなぁ〜………………あっ!?誘えてない!!)


夏休みの決意。

完全に忘れていた――


(やっべー……完全にミスった……次に学校に来るの8月だけやん……いや遅いなぁ……)


(森田)「なんか百均のレシートが2つあるけど……どうしたん?1つは買ってるの袋だけやし」

(宮浦)「ああ、袋が1つ破けてさ。それのために買った」

(松原)「さっき先生に確認したら、経費にしていいって言ってました。何かに使えるんじゃないですかね……」

(森田)「じゃあ大丈夫か……小道具に使えるかな」

(クラスメイト2)「使えるんちゃう?というかやっぱり颯真1人やとヤバかったやん(笑)」

(宮浦)「確かに(笑)つ……松原がいてくれて助かったわ」

(森田)「意外に早く終わったから先進めちゃう?」

(クラスメイト1)「ごめん。ここ3人友達に呼ばれてるから帰るわ」

(森田)「また8月〜」

「「「ばいばーい」」」

(森田)「……さて、颯真がんばって~。松原さんは会計よろしく!!」


クラスメイトを見送った途端、穂乃果が指示を飛ばしてきた。


(松原)「分かりました」

(宮浦)「……俺がするのは分かんねんけど、穂乃果は?」

(森田)「えっ……?私は指示役やからせんよ?というかさっき下書きしたし」

(宮浦)「えぇ……(困惑)」

(まぁ通常運転か……)


ツッコむ元気すら残ってなかった。


(ほんまにどうしよ…………なんの進展もないまま夏休み終わってまうやん…………)


(森田)「ちゃっちゃっと動く〜」

(宮浦)「なぁ穂乃果の別人格って女王様キャラ固定なん……?(困惑)」

(森田)「ん?日による」

(宮浦)「日によるってなに!?」

(森田)「まぁ読む本一日一日違うしねぇ〜」

(宮浦)「……影響受けやすいんやな。今に限った話ちゃうけど」

(森田)「そういう颯真も受けやすいやん」

(宮浦)「うっ……」

(森田)「わっかりやすいで」

(宮浦)「……自覚はしてる」

(松原)「手止めてたらまた言われますよ(笑)」

(森田)「ちゃっちゃっと動く〜」

(宮浦)「うーん、デジャブ」


気づけば16時を回っていた。


(森田)「お疲れ〜」

(松原)「お疲れ様でした」


松原は家の用事があるため、2人よりも先に帰った。


(宮浦)「最後まで動かんかったな」

(森田)「だ・か・ら、指示役って言ってたやん」

(宮浦)「認めたつもりはないねんけどなぁ〜」

(森田)「私はか弱い女の子だから♡」

(宮浦)「か弱い……?」

(森田)「何か文句でも?」

(宮浦)「イエナニモアリマセン…………お手洗い行くから先帰っといて〜」

(森田)「また8月に会おう(キリッ)」

(宮浦)「はいはい、また8月〜」


(はぁ……完全にミスった……)


どうしよ……ガチでメッセージで誘うか?


…………いや、辞めとこう。


次なる作戦を考えよう。

どうにか気さくに話しかけようと思えば出来るようなったし……文化祭を一緒に回るか?仕事は多いけど、どうにかなる量ではあるし……

とりあえず夏休みは準備期間として、文化祭が本番やな。

…………念のためバックアップも考えとくか。今日みたいなこともあり得るしな。

って言っても、バックアップか……

文化祭で接触するのは生徒会とクラスの仕事だけやしな………………

出来るだけ同じ仕事にさせてもらうか?

バレる可能性もあるけど……あとそんなうまくいくか分からんけど……

………………一旦置いとくか。

だいぶ疲れてるやろうし……旅行前に知恵熱出て行けませんとかブチギレ案件やしな……


――というかあれは本心だったんかな……?


……結局結論も出せずに終わったなぁ。一旦整理するかぁ

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