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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜第五十期前期生徒会のあゆみ〜
2/16

第一話 第五十期前期生徒会始動!

ここは関西のとある場所にある、

 明坂高校(あけさか高校)

いたって平凡な公立高校であるが、地元では評判の良い学校の一つである。

そんな明坂高校の生徒会は権力があまりないのにも関わらず、今日も活気に溢れていた。

 

 「みんな!生徒会選挙お疲れ様!」

俺は第五十前期生徒会に会長として選ばれた。


紹介しよう!

明坂高校生徒会は、半年を一期とし、会長、副会長、書記、会計を一人ずつ選挙にて選ぶ方式である。

そして会長の宮浦颯真(みやうらそうま)

第四十九期前後期生徒会、つまり、一年生のころは書記として活躍し、その功績が認められ、今回、会長に抜擢された。

副会長の松原つむぎ(まつばらつむぎ)は

頭脳明晰、周囲からは心優しいと言われる淑女。初立候補でありながら他の候補を退け、副会長に当選した初当選組である。


書記の真辺花菜(まなべかな)は三年生。

一年生のころは書記、二年生では副会長に当選したものの、自分の性に合わなかったのか、今回は書記として当選。

そして、会計は一年生の田辺優斗(たなべゆうと)

空気こそ読めないが、根は真面目な奴である。

この物語は、そんな個性豊かな生徒会メンバーが繰り広げる、ラブコメ小説である。



 

 

(松原)「当選おめでとうございます。会長」

(宮浦)「ああ。にしても初立候補にして副会長に当選とは凄いな」

(松原)「会長ほどでもありませんよ」

 俺はつむぎが好きだ。だが、俺みたいな成績が並のやつが天才な彼女に告白していいものなのか――

そう思い続け、告白せずにいる。

(真辺)「にしても、三年生の候補を退けて二年生で会長になるって凄いね」

(宮浦)「ありがとうございます、真辺先輩」

真辺先輩とは一年生のころに生徒会メンバーとして知り合った。

――にしても、なんで会長に立候補しなかったんだろう?

(田辺)「会長、そろそろお昼にしません?」

(宮浦)「いや、まだ十時やぞ――優斗、何時に朝ごはん食べてん」

(田辺)「えっ――と確か、五時ぐらいだった気がします」

(宮浦)「そらお腹も空くわけや」

今日も優斗は、空気を読まないけど憎めない奴だ。優斗は俺と出身中学が同じで、中学時代でも俺と一緒に生徒会を経験している仲だ。


(宮浦)「さて改めて第五十期前期生徒会が始動したが、初仕事は――オーストラリアの高校との交流会の準備だな」

(田辺)「えっ、早速大仕事じゃないすか」

(宮浦)「いやそうでもないぞ、優斗(ドヤ)

(田辺)「なんでですか?」

(宮浦)「あちらも日本に来るってことで、意外と日本語を喋れるように準備してるからだよ」

(田辺)「そうなんですね」

(宮浦)「(まぁ、一年やから分からんくて当然か)」

(真辺)「かと言って、準備を怠るとえらい目にあうけどな。そういう、颯真だって去年はあんまり英語を勉強してなかったから、まともに交流できんかったもんな(笑)」

(宮浦)「それは言わないって約束したじゃないすか!」

(真辺)「悪ぃ悪ぃ(笑)」

(松原)「でも、会長は歴史だけは、得意ですから英語さえ喋れれば、うまく交流できるはずなんですけどね」

(宮浦)「"だけ"はってなんだよ――にしても、四人だけの生徒会に、準備を丸投げするのはやめてほしいわ」

(松原)「仕事を受け入れたのは会長じゃないですか」

(宮浦)「シーーーっ」

(田辺)「もしかして会長って――ドMっすか(小声)」

(宮浦)「いや、ちげぇよ。何でもかんでもドMにすな」

(真辺)「まぁまぁ、仕事なんはしゃぁないし、今年も『おもてなし』しようや」

(松原)「前会長の時は、コスプレ大会しようとかで、教師陣と揉めましたからね」

(宮浦)「だな。でもどうしようか――今年は予算に制限ついたし、うかつに豪華にできんぞ」

(真辺)「まぁ今まで豪華にしてたことがおかしいんだけどね」

(田辺)「あえて、わび・さびを趣旨にするのはどうすか」

(宮浦)「まぁそれもありなんだが、この学校にそんな広い和室ねぇぞ」

(田辺)「それらしい雰囲気を作りましょうよ」

(宮浦)「それだとちゃっちぃもんしかできんぞ」

(田辺)「というか予算ってどれくらいなんですか?」

(宮浦)「ああ、それな。予算は(ピー音)円だ」

(田辺)「少ないっすね――」

(宮浦)「ああ、んでどうしようか」

(松原)「じゃあ、互いの文化をお披露目するっていうのはどうでしょうか?それと、その用意は各個人にさせることによって、会場を整えるのにたっぷり使えるんじゃないですか?」

(真辺)「いい案じゃん」

(宮浦)「おお、それは良いな」

(田辺)「いい案っすね松原先輩!」

(松原)「ありがとうございます」

(宮浦)「その案を採用するで良いか?」

(全員)「はい!」

(宮浦)「さて、仕事を割り振ろうか。仕事は――会場の視察と備品の確認やな」

(田辺)「自分は初めてであんまり分かんないんで、備品の確認します」

(松原)「私も備品の確認をします」

(真辺)「じゃあ、自分と颯真で会場の視察やな」

(宮浦)「OK、みんな十二時までには生徒会室に戻ってきてくれ」

(全員)「はい!」




 

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