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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜夏の過ごし方〜

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18/43

第十七話 チャンスは突然なんだなぁ

 「もう、私がいないと何も出来ないんだから〜」


松原の慌てた様子を、「出ていった方がいいやつか?」と捉えた宮浦は、2年3組文化祭実行委員長森田穂乃果を呼びに行っていた。


(宮浦)「まーた小説か漫画読んだん?」

(森田)「バレた?」

(宮浦)「そりゃ分かるわ」

(森田)「ケッ……じゃあさ、ジャンル当ててや」

(宮浦)「学園系やろ」

(森田)「チッチッチ。分かってないな〜学園系は学園系でもツンデレ系のヒロインが出てくるやつ」

(宮浦)「そこまでは分からんがな」

(森田)「というか生徒会の後にクラスの準備もして大変じゃない?」

(宮浦)「まぁそれ言い出したら部活の後に来てくれる人とおんなじやし……それこそ室内やしな」

(森田)「私は偉くないってこと?」

(宮浦)「いやいやそんなこと言ってないって。脅されても言わんわ」

(森田)「冗談やって(笑)本気にしすぎ」

(宮浦)「誰にどういう風に広められるか分からんから、否定もするわ」

(森田)「信用なさすぎじゃない!?」


そんな雑談を交え、教室に戻った。


(森田)「久しぶり〜」

(宮浦)「いや、さっき会ってたやん」

(森田)「あれは、別人格やから」

(松原)「別人格だったんですか……」


穂乃果は教室をぐるっと見渡した。


クラスメイトは……


宮浦と松原以外は誰も居なかった


(森田)「まだ誰も来とらんやん」

(松原)「ギリギリに来るんじゃないですかね。部活の人もいるでしょうし」

(森田)「まぁ生徒会の2人がいたら大丈夫っしょ」

(宮浦)「今日って何する日やったっけ」

(森田)「今日は買い出しと、テープとかで下書き?みたいな感じのをする日」

(松原)「じゃあ最悪、3人でもしようと思えば出来ますね」

(森田)「意見欲しいから人数は欲しいけどね」


そんな話をしていると、部活を終えた生徒たちが続々とやってきた。

人数は少なかったが、作業には困らない程度ではあった。


(クラスメイト1)「今日って何すんの〜」

(森田)「テープで印付けんのと、買い出しぐらいかな」

(クラスメイト2)「じゃあこんな人数いる?」

(森田)「まぁ、意見欲しいし」

(宮浦)「買い出す物は決まってんの?」

(森田)「一応決まってる。追加はあるかもしれんけど」

(クラスメイト3)「誰行く?」


そんな問いかけに皆黙った。

そりゃぁそうだ。こんな暑い中、キンキンに冷えた教室を出るのはいくら仲のいいクラスとはいえ、憚られる。


(宮浦)「……じゃあ俺行こか?」

(クラスメイト1)「ええの?」

(宮浦)「まぁ買ってくるぐらいなら……不器用やからテープ貼るのとかヤバそうやし(笑)」

(クラスメイト2)「でもいくら颯真やとしても1人やと心配やな」

(宮浦)「それはどういう意味で言った?(笑)」


しかし、返ってきたのは沈黙であった。


――「誰が行く?」というのを考えていたからではあったが


(松原)「じゃあ私が行きましょうか?一応、会計担当ですし……」

(宮浦)「!?」


まさかの人物に宮浦は分かりやすく目を大きく見開いた。

あわよくば、「ここで誘ってもいい」と思っていた宮浦であったが、クラスメイトもいる手前、松原の気持ちも分からないまま、そんなことは言えない。

もし穂乃果と3人であったら、

「他の人が来るかもしれんし、教室に残っときや〜」

と、最もらしい理由を付けられたが――


(クラスメイト2)「それもそうやな。颯真の暴走も無くなるやろうし」

(宮浦)「俺にどんな印象持ってんねん!?」


そんな漫才?風な会話に教室が笑いに包まれたところで、委員長である穂乃果が切り出した。


(森田)「じゃあ、お二人さんよろしく〜」

(宮浦)「はいよー」

(松原)「行ってきます」


そう送り出された宮浦・松原であった。

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