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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜第五十期前期生徒会のあゆみ〜
11/15

第十話 定期テストはこんなもんやで

 それから生徒会は、文化祭の準備に追われる日々が続いた。

クラスの準備も少しずつ進み、気付けば期末テストが目前に迫っていた。

――期末テスト初日――

 松原はふと、中間テスト後の宮浦の反応を思い出した。

「焦らなければ、変に思われない――はず」

小さくそう呟いて、松原は視線を落とした。

(先生)「そろそろ始まんでー」

その声を追いかけるように、チャイムが鳴った。

松原は、また一問、また一問と淡々とシャーペンを走らせていた。

何回も復習しているおかげで、迷うことなく問題を解き進める。焦りも不安も、松原にとっては邪魔になるだけだった。

――テスト終了後――

終了のチャイムが鳴り、教室にざわめきが戻った。

松原は静かに息を吐き、視線を前に戻した。

すると、宮浦が友達と話しているのが聞こえてきた。

(友人)「どうやったー?」

(宮浦)「中間よりかは出来たはずやけど、ケアレスミスした気がする――」

宮浦は思わず机に突っ伏した。

(宮浦)「マジで最悪――」

教室のあちこちで、椅子を引く音が重なり始めた。

「この後どうする?」「どっか食べに行かん?」

そんな声が、教室に広がっていく。

――生徒会室――

松原が生徒会室に入ると、そこにはまだ誰も来ていなかった。

「――私もケアレスミスしてないよね」

すると、扉が勢いよく開いた

(宮浦)「強く開けすぎやって(笑)」

(真辺)「せやで、ただでボロいねんから」

(田辺)「あっ、すみません」

(真辺)「つむぎちゃんお疲れ〜」

(松原)「お疲れ様です」

(宮浦)「あっそうそう。さっき、田中先生に会ってんやけど、夏休みにも何日か仕事あるらしい」

(真辺)「いつやったら大丈夫?八月中はないらしいけど」

(松原)「八月に無いならいつでも大丈夫ですけど」

(宮浦)「じゃあ、田中先生に伝えてくるわ」

田辺が勢いよく開けたせいか、扉はミシミシと音を立てながら開いた。

その後、宮浦が生徒会に帰ってきてから、夏休みの予定や庶務を済ませた生徒会一行は、それぞれ帰路についた。

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