第九話 夏休みの予定はこんなもんやで
テスト後の生徒会は、文化祭の準備に追われていた。
テスト期間中に溜まった書類などを整理しながら、それぞれ作業をしていた。
(田辺)「夏休みまでもう一ヶ月切りましたね」
(宮浦)「その前に期末テストあるけどな」
(松原)「皆さんは予定とか立てているんですか?」
(真辺)「私は受験勉強に追われてる――」
(宮浦)「俺は勉強と家族旅行ぐらいかな。あとあるとすれば文化祭準備くらい」
(田辺)「自分も先輩と同じ感じです」
(松原)「私はほとんど勉強ですかね。旅行にも行きますけど、成績も取りたいので」
生徒会室の扉がノックされ、先生が顔を出した。
(先生)「真辺、ちょっとええか。受験のことで話ある」
(真辺)「はい、すぐ行きます」
(真辺)「ごめん、すぐ戻ってくる」
(田辺)「自分もこの作業終わったら部活行ってきます」
田辺も書類を片付けると、そのまま部屋を出ていった。
生徒会室には、宮浦と松原の二人だけが残った。しばらく、紙をめくる音だけが響く。
(宮浦)「――仕事終わった?」
(松原)「はい。もう少しで終わりますよ」
(宮浦)「クラスの準備言ってた人ちゃんと来てくれるかな――」
(松原)「来てくれなかったら来なかった時ですね」
(宮浦)「それもそうやな」
(松原)「仮に来なくても会長なら大丈夫じゃないですか(笑)」
(宮浦)「あの量を一人では無理やろ(笑)」
(松原)「人数少なかったら、私も遅くまで残りますよ」
(宮浦)「勉強は大丈夫なん?」
(松原)「大丈夫ですよ。ちゃんと計画は立ててますから」
(宮浦)「――そっか」
それ以上、何を言えばいいのか分からなかった。




