クフ王のピラミッドに入ればピラミッド観光は完結するのか ⑤
エジプト旅行中に、内部に入ることができるピラミッドを中心にエジプトのピラミッドの魅力を語る二回目。
サッカラとダハシュール編です。
最近のパッケージツアーでは観光コースから外れることが多いようですが、サッカラとダハシュールは見るべき場所だと私は思います。
ピラミッド好きと言わなくても、古代エジプトに興味があるのなら絶対に。
と、前置きしたところで、まずはサッカラ。
ここはで入ることができるピラミッドは三つ。
階段ピラミッド、テティ王のピラミッド、ウナス王のピラミッドです。
この中でレア度の高いのは古代エジプト史上最初のピラミッドとなる階段ピラミッドの内部見学。
ピラミットの外周は以前のコースでも見学できましたが、少し前から特別コースとしてこのピラミッドの中に入ることができるものがあります。
ハッキリ言いましょう。
これは個人では入れません。
まあ、実際には許可を出して高額の特別料金を払えば可能なのでしょうが、普通は入れない。
もし、検討しているコースがあれば優先順位をふたつくらい上げていいものでしょう。
テティ王のピラミッドとウナス王のピラミッドについては、その見学ポイントは碑文による内部装飾なのでどちらか一方でもいいのかもしれません。
そして、どちらを選ぶかとなった場合は個人的にはウナス王のピラミッドでしょうか。
理由は内部装飾に秘密があるため。
まあ、これはその場で確認することはできませんが、このピラミッド玄室の壁面の一部がクフ王の建造物から流用したブロックであるから。
場所でいえば、玄室奥に置かれている石棺を囲む壁面がその部分となります。
部屋のライトを消し、横から光を当てるとそれが浮かび上がるというものですが、少し良いデジカメで撮影し、確認の際に光度を変えると見えるという報告もありますのでトライするのもいいでしょう。
ちなみに、先人の建造物を自身のピラミッドの建材に流用するのは他のピラミッドでも確認されています。
ちなみにふたつのピラミッドに残る碑文は「ピラミッドテキスト」と呼ばれる王の葬送に使用されるものです。
この碑文と石棺という証拠があるにもかかわらず、「ピラミッドは王の墓ではない」と主張される方がいるのは驚き以外にないです。
おそらく、そのような方はこの事実を知らないのでしょうね。




