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やりかたを変えた
ふたりで手分けして、東の街でチサイのことはすぐにわかった。
裕福な商家の次男で、聞いた通り、やはりもとから身体が弱く、長じて、幼いころからかかっていた医者のものとへ学びに通うようになったらしい。
認められ、ひとりで診ることをはじめたが、やはり忙しさに耐えられず、すぐに自分が床につくことになってしまったらしいと、近所の茶屋のおかみは同情するようにわらった。
やっぱり《みたて》に時間がかかったか、とコウドがきくと、首をかしげ、いえ、あっさりしたものでしたよ、と手をふられ、意外におもう。
どうやらあの独特の、《みたて》のやりかたは、のちに変えたものであるようだった。




