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おとぎばなし ― 剥奪 ―  作者: ぽすしち
拾ったむくろ

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かいだことのない匂い


「《術》ではいだんじゃねえだろ。その肉のはがれ方、刃物だろうな」


 だから、ところどころ骨がのぞいてるんだろう、とスザクは鼻をこすり、でも、匂いがする、と首をかたむけた。


「 ―― ただ、いままで、嗅いだことのねえ、おかしな匂いだ」




 そのあやふやな表現に、セイテツがめずらしいな、とたちあがる。


「おまえでも正体がわからない匂いがあるんだな」



「まざりすぎて、正体がわからねえ」




 鼻がよすぎるのも考えものだな、とコウアンが懐から数珠をとりだし、この者たちはもう弔ってよいのか、トクジにきく。



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