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おとぎばなし ― 剥奪 ―  作者: ぽすしち
 兆(きざ)し
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じつは似ている


「顔をだすと、『いつ嫁をつれてくるんだ』しか、きかれねえからなあ・・・。 だいたい、おまえが先に坊主になるから、へんな期待が、おれに集まったんだ」


 セイテツの亡くなった両親も、ドウアンの両親も、早くに結婚している。


 だからといって、こちらに同じようなことを求められても困るのだが、と言ってはみるが、じじばば様の耳には届かないようだ。



 従妹いとこどうしのやりとりを楽し気にみていたコウアンが、似ておらぬのに、似ているなあ、とわけのわからぬことをいってうなずく。



「おれとセイテツが似ているなど、あるか。 そんなこと、高山で口をすべらすなよ」


 そもそも、下界の色街で有名な《絵師》が、従妹であることは、一部の者しか知らないのだ。





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