表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― 剥奪 ―  作者: ぽすしち
逃げ道

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/142

気遣われる






 コウドは歯をくいしばっていた。




 チサイをさがしに、トクジとドウアン、タクアンと男衆たちも出払っている。



 チサイをさがしにでてもらうのに集めた男衆に、《術》のことを簡単に話し、すまん、おれのせいだ、と頭をさげた《若頭わかがしら》に、男衆のみんながわらって手をふった。




「ウドにいに病気をみてもらうよりゃ、中身がどうあれ本物の医者がいいもんなあ」

「《かしら》が気づけないのに、ウド兄が気づけるわきゃあねえや」

 

 などなど。




 みんなが気遣ってくれているのがわかったコウドは、泣きそうなのをかくすように、いつもの怒声で、とっととさがしだしてこい!と男どもをおくりだした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ