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おとぎばなし ― 剥奪 ―  作者: ぽすしち
 兆(きざ)し
1/142

どうした

この話のはじまりの部分が『A班ファイル』の『狼男 』と同じものですが、はなしはまったくなんのつながりもございません。。。。    天宮の伍の宮に棲む坊主スザクと元神官でいまは絵師セイテツ、その二人に助けられたシュンカのはなしを続けております。設定ゆるふわですので、薄目でごらんください。  あるひセイテツのところへ高山の坊主たちができて、シュンカに会わせようと色街へゆくと、すざくが骸をかついでやってくる。。。。  こちらのはなしも、残虐表現、残酷場面、血肉表現が多いものとなっておりますので、なにとぞご注意ください。。。。。




 顔をおおっていた手のせいで、この世が暗かった。

 とてもいやなにおいがする。

 そっと手をはずせば、暗かったはずのいまの場所があかるくなる。



    「 ああ 」


 もれだした息のようなかすれた声はおのれのものか。


 見下ろした両の手は、血まみれだった。











  ―――  ※※※  ―――




 セイテツが三日ぶりにもどった伍の宮には、めずらしく下界からの客がきていた。


 下界といってもその二人がふだんくらすのは、高山たかやまとよばれる坊主たちがおさめる場所で、高い山の上なのだが。



「そんないやそうな顔でむかえることはなかろう」


 宮に入ってすぐの部屋ではなく、なぜか台所の食事をするテーブルに、二人の坊主は座っていた。



 コウアンがわらって、となりのドウアンに、おまえの従妹いとこは素直だな、とわらい、セイテツの年上の従妹であるドウアンは、渋い顔で、水を浴びてこい、と命じた。





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