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大切

「ベル!ごめんなさい!!私全然きづかなくて」


次の日アマギはベルの部屋にいらした。


ベルはアマギに紅茶をいれシュークリームを準備した。

窓際の日当たりのいい場所にセットした。

人払いをして話を続けた。


「え?あぁ。」

あのあとキラに我々の関係をクロウドとアマギにはこのままにしといた方が、二人の罪悪感が少なくなるから嫌でなければそのままにしといて欲しいと頼まれた。

イルフォード国王に嫁ぎにきたのに軍事総司令官と恋仲になりましたとアメジストにまで届いてしまったらどうなることだ。心配はそこだけだ。

キラはそれは絶対にないと言った。先帝と天女の事実ですら隠し通している。クロウドとアマギは自分等の事を隠している以上ベルとキラの事を絶対に漏らしたりはしない。先帝の真実を封印したその日から我々は一蓮托生になったと。




「言い出しにくくて」

ベルは否定しない事にした。アマギの心がそれで和らぐなら協力しよう。


「キラは負い目を感じているのか事故犠牲が強いから、大切な人が出来て嬉しいわ。」


確かにそれはベルも感じていた。キラは自分を犠牲にする。ベルは国王とアマギには幸せになってもらいたいし、イルフォードにも潤ってほしい。勿論そこにキラを犠牲なんて絶対にさせない。

私は強欲だから


コンコンとノックがすると同時にドアが突然開いた。

「ベル様!申し訳ありません。」

「入るぞ!!」

「キラ様まだお返事が!!お待ちください」



ドアを開けキラはベルの姿を確認すると安堵の表情を浮かべた。メイドは人払いを言いつけられたのに、キラを止められなかったので処罰されるのだろうと怯えていた。


「あ、、キラは私の護衛だから大丈夫よ。ありがとう。引き続きお願いね」

その言葉を聞くとメイドの表情が少し和らぎ、頭をさげさがった。


「キラ、メイドが困るでしょ」

アマギがキラに注意した。罰が悪そうに答えた。


「人払い中と聞いたからまた抜け出しているのかと思った。」


私信用なさすぎ!?!?いやまあ前科ありだし!?


「もうしないよ。」

考え無しに動くことは最悪な事態をを生む。自分の性で苦しむ姿はみたくない。



「国王陛下がお呼びだ。すぐ支度してくれ」

「陛下が?」


昨日の口止めか、はたまたサニーシーを炎上してしまった事情聴取か。


「すぐ準備する!あ、話長かったらいやだからシュークリーム先に食べちゃわないと」

ベルは急いでシュークリームを頬張った。


「うま!」生クリームとカスタードのとろける食感にベルの顔が緩む。キラにシュークリームを渡そうとしたが仕事中だからと断られた。



「本当にお前はうまそうに食べるな。またついてる!ほらここ」

キラはベルの頬に触れると指で頬についたカスタードをとった。


「うまいな。」

「なななな」

「前もそうだが、なんでいつもシュークリーム食べると頬にクリーム付くんだよ。ほらこっちも」


キラはベルの顔をくいっ掴むと逆側についたカスタードをまた指で取ろうとする。


「ななな自分でやるよ!はずかしい!!」


なんかキャラ変わってないか!?真っ赤になりながら必死に抵抗した。


「ふふ。私はお邪魔みたいだから自室に戻りますね」


アマギは二人の顔を交互にほほえましく眺めた。シュークリームいただいていくわといくつかてきぱき包みアマギはすぐに部屋からでていった


「え!!ちょっとアマギ!待って」


あれ絶対勘違いしてる。。いやまあ、そう言う風に見えるように仕向けてるんだが。



そのあとすぐ王座の間にキラにつれられてベルは向かった。広い部屋にはクロウドが王座に座っているだけで誰もいなかった。人払いをしたのだろう。



「楽にしてよい」

「ありがとうございます。」


ベルはクロウドから少し下がった下座にキラが椅子を準備したのでそこに座った。キラはベルの横にたっていた。


「ベル、この間はすまなかった。」

「それは納得いたしましたので、お気になさらないでください。」

「では単刀直入に言う。わたしはそなたを妃として迎いいれる事は出来ないが、そなたの雨露の力は欲しい。キラと恋仲であるのならばキラが弟宮であることを公表し、王位をキラに譲ろう」



えぇ!!なんか話がおかしな方向に進んでおりますが!?!?


「陛下、私は妃にならなくとも雨露をイルフォードの為にお繋ぎます。」

「あなたがそうしてくれたとしても、アメジストとしては許さないだろう。それに私はイルフォードの正統な王位継承を本来ならば持つはずのない身。キラに譲るのが筋であろう。」


「陛下!そのような事をおっしゃるのならば、私は将軍も降りイルフォードから消える所存です。」

キラは膝間つき、真っ直ぐクロウドを見つめた。



「御無礼を承知でお言葉失礼します。陛下もアマギ様もキラもどうしてご自身を大事になさらないのですか?」


ベルは困った事になったと頭を抱えた。

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