セプテンバーマーメイド
潮騒が耳を揺らす 熱を失くした砂の上
心地いい風に踊る 寄せ返す波に笑う声
いつになれば忘れるだろう?
鼓膜に焼き付いてやまない声
いつになれば忘れるだろう?
最後に夢を見せてくれた歌
うたかたのように消えるなんて
物語の中だけだと思ってた
うたかたのように消えるなんて
きみはきっと 儚いマーメイド
9月の風が冷ます 恋う衝動に灼けた喉
潮の音を伴奏に 水平線に響く歌
何度だって恋をした
なんとだって言えるこんな世界で
何度だって恋をする
なんとだって言えそうにない想い
あれからいくつも夜を越えて
きみがいた防波堤を探した
ヒナギクの道を歩くように
大丈夫って伝えたくて なんて
こんな夜でした
あなたを照らした月明かり
いつでも
うたかたのように消えるなんて
物語の中のような恋をした
ヒナギクを植えて春を待つよ
きみの証 歌に咲いた種
きみは歌う セプテンバーマーメイド
ありがとうございます。
魔法の竜もよろしくお願いします。