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第二部・新たなる希望編

猫や熊やTレックスやらの合成生物キメラに変身した私。

今までの仕事は辞めてしまったので、サーカスにでも入団するかと妻へ提案。

「曲芸とかできるの?」

と言う妻の前で私は卵を三つ産み、お手玉を始める。

慣れたものだろう?

驚く妻の声、

「あなた、性転換までしちゃったの!?」



猫や熊やTレックスやらの合成生物キメラに変身した私が、三つの卵を産んだ。

一体何が生まれてくるかわからないが、私が産んだ卵なのだ、温めて孵化させることに。

だが次の朝起きてみると、抱いていた卵が一つも無い。

焦る私へ台所から妻の声が。

「あなた、目玉焼き出来たわよ」



妻の目玉焼きをじっと見つめていた私。

「ひょっとして勘違いしてる?」

と、妻の言葉にパッと顔を上げる。

これは、私が大事にしていた卵じゃないのか?

良かった……。

「あなたの卵、温めようと思って今電子レンジの中」

次の瞬間、レンジからボンッ! という私の希望が弾ける音。



レンジの中で弾けた希望に愕然とする私。

「ただの冗談じゃない」

と、懐から卵を取り出す妻。

サッと奪い取る私。今度こそ私の卵だ。

……が、冗談にしても程がある。愛する妻でも、絶対許さない!

私はギラッと睨みつける。鬼の形相だ!

「顔がネコちゃんだと、表情読み取れないわね」

そうだ、忘れてた。

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