どうにかこうにか私はあなたの好きなタイプの女に成り下がるわ!
”どうにかこうにか私はあなたの好きなタイプの女に成り下がるわ!“
私はどうしても落としたい男がいるの!
それが今、”私が狙ってる男よ。“
彼は私が働く職場で彼も働いているのだけど、彼はやたらと女子にモテるの!
さりげなく優しく、誰にも同じ態度で接してくれるから、
こんな私にも彼は優しいのよ。
そんな彼を私はどうしようもなく好きになる!
どうにかこうにか彼を私の方へ向ける事はできないかと考え、彼がSNSであげて
いるモノを見て、彼の今ハマっているモノや好きなモノをリサーチする。
それだけじゃ他の女の子達と一緒だから、それ以外にも彼にさりげなく知ってて
も知らないふりをして聞いてみたり”彼の情報を一つまた一つと増やしているの!“
・・・それでもどうしても彼の女子人気が凄いから危機感も感じているわ!
”だから早く彼を私のモノにしたいの!”
私のこの彼への強い気持ちが彼に届いたのか届いてないのか、
それは分からないのだけど、彼の方から私に”今日、仕事が終わった後食事にで
も一緒に行きませんか?“ とはじめて誘われる。
私は彼にそう言われた後、全く仕事に集中できず失敗を何回かしてしまった。
それでも無事に仕事が終わり、彼を待っていると数人の女子がザワザワしながら
私の方へ向かって来てこう言ったのよ。
『”畑辺さんも今日、田村君から食事に誘われたんですか?“』
『えぇ!? みんなも?』
『そうみたいなんですぅ~』
『もぉ~あんたは軽いわねぇ~』
『だって誘ってもらっただけでも嬉しいじゃないですか~』
『まあ、そうだけどさ!』
『畑辺さん、少しガッカリした顔してない?』
『えぇ!? そ、そんな事ないですよ、』
『”あたしは凄くショックだったのよ、田村君が他の女の子も誘って
たんだって知ってさ、女の子を誘うって事は? 普通、二人でしょうよ!“』
『・・・まあ、そうとも言えますよね。』
『いやいやそうなのよ、男が女の子を誘うって事はそういう事じゃない!』
『・・・・・・』
『畑辺さんはあたしの言う事、分かるでしょ?』
『・・・あぁ、まあ、』
『”なんでこんな大人数で食事に行かなきゃなんないのよ。“』
『もぉ~怒らないでくださいよ~東名さんは直ぐに怒るから、
本当に怒りん坊さんなんだから~』
『おいおい、あたしを本気で怒らさない方がいいわよ。』
『おっ怖っ! 何とか言ってあげてくださいよ、畑辺さん!』
『まあまあ、みんな仲良くしましょうよ。』
『まあ、畑辺さんがそういうならあたしも我慢するわ。』
『なんで畑辺さんが言ったら我慢できるのに、ワタシの時は我慢できない
んですかねぇ~不公平じゃないですか~』
『うるさい!』
『だから、先から怖いって言ってるでしょ~』
『そんなの知らんがな!』
『あぁ! 田村君来ましたよ。』
『”皆さん、お待たせしました! さあ、行きましょうか。“』
『今から何処に連れってくれるんですか?』
『”美味しいお店があるのでそこに行こうと思います。“』
『・・・あの、聞いていい? なんでみんななの?』
『”僕が選ぶ、彼女候補に皆さんが入ってるからです。“』
『・・・ふーん、あたし帰るわ。』
『えぇ!? こんな事する男に興味ないから!』
『そうなんですか、じゃあーまた明日会社で。』
『じゃね畑辺さん!』
『・・・あぁ、じゃあ、』
・・・この後、彼はまさかの”自分がハーレム男だと勘違いしてるのか?“
選り取り見取りで自分が今日、呼んだ女の子を好きにしていいみたいな
態度で皆に接してきたの!
『”今日、皆さんに集まってもらったのは? どの子が僕に似合う彼女に
なれるかを確かめたかったからなんです!“』
『・・・最悪じゃん、』
『今、畑辺さん、何か言いましたか?』
『”私もスミマセンが、明日までに早くやらないといけない仕事がまだ
残ってるので、もう帰らせてもらいます!“』
『いいんですか? 今帰るなら僕はもう畑辺さんを選びませんよ。』
『どうぞ! 私は違う男性を選ぶので結構です!』
『そうですか、じゃあーまた明日会社で。』
『・・・・・・』
・・・私は本当に男を見る目がないのか?
どうしようもない”ド・クズ男”を好きになってしまった!
でも次の日、彼はかなり落ち込んでいたみたいだった。
結局、あの後彼が呼んだ女子みんな帰ってしまったらしいからだ!
そりゃそうだよな、そんな”一夫多妻みたいな都合のいい条件はないわ!“
因みに、昨日一緒に行った女の子達と私は今まで以上に凄く仲良くなった。
それは唯一、彼のおかげなのかもしれない!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




