表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私的自由な珍道中  作者: パラトリウム
レダリア編
5/17

防衛戦

少女は始めて大量の魔物と戦う事になる

町の近くに魔物の群れが現れたらしい。

私は戦力にならないと思い無視して続きを読もうとすると横から「あなた、冒険者でしょ。行かないの。」と言われ横を向くとさっきの女性がいた。

「私は戦力になるどころか足手まといになるだけなので。」

「こういうのに参加すると少しでもおこぼれが貰えるかもよ。」

私は葛藤したに確かにお金がない。しかし、武器が心もとない。

少し考えた末に


「 おし、行きます行ってやります。そして、おこぼれを貰います。」


女性はニヤついた。

町の外に出たら沢山の人がこの町を守ろうと準備をしていた。

そして、町の外に出てから少ししたぐらいに奴らはやって来た。

私は後方だったから前の戦闘音しか聞こえなかった。

私は戦闘に参加出来なそうでむず痒くなり先頭集団に向かって進んだ。

前が開けた途端目の前に広がるのは地獄絵図だった。戦場は初めてだった後ろに戻ろうと思ったが自分の意思で前に来たんだ。そう決心してその場に落ちていた剣を拾い。一体一体と殺して周った。魔族は血を垂らさず。ただ、塵となって行くので心は痛まなかった。だから、私は剣を振り続けた。魔族は棍棒を振り上げて私を殴ろうとした。私はここだと思って剣を脇腹に振り下ろした。しかし、あまり食い込まなかった。頭の上に思い切り棍棒が当たった。視界がよろめいた。だが、ここで倒れては前に出たのがアホらしい。だから、私は倒れまいと膝を着き手に力を入れ剣を抜きまた脇腹に剣を打ち付けた。剣は相手の腹の三分の一に届いた。魔族は口から魔力であろう黒い液体を吐いた。

そして相手が塵になると同時に夜が明け戦いは終わった。

辺りには沢山の木の棍棒と数本の剣、幾つかの死体が転がっていた。私は死体を見て怖気づきそうになった。しかし、後ろから温かく体を抱かれた。


「大丈夫。あなたは、強い。そして、この人たちを助けられなかったと悲しまないで。」


私は頬に涙が伝うのを感じた。そして振り向き、その女性に抱きついた、それと同時に体から力が抜けて目の前が真っ暗になった。

目を覚ますと見知らぬ部屋だった。部屋の中はとても片付いていた。


「あら、起きたのね、白ちゃん。いやーびっくりしたよ、急に飛びついてきたと思ったらそのまま、気を失っちゃうんだもの。」


白ちゃん?と思いながらも、寝てしまった事に少し恥ずかしくもなった。


「なんで白ちゃんなんですか?」


「だって名前わからないし。髪が真っ白で綺麗だったから。」


そう言いながら彼女はお茶を淹れていた。


「あ!そう言えば名前教えてよ。私も教えるから。私はイーヤ ソネリラ。」


「私は、、、、、」


やばいわからない。


「やっぱりわからないか。じゃあやっぱり白ね。」


なんとも安直で気に食わないしかし、良い名前が思いつかない。

「お昼食べて行く?」

私はお腹が空いていたので食い気味に


「いただきます!」


と言った。


読んで下さりありがとうございます。この作品はpixivにもあげているのでそちらもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ