表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私的自由な珍道中  作者: パラトリウム
十二怪選抜大会編
31/34

昇格試験

家に帰った頃まだ少し明るかったので私とルーシアは試しに試合をした。


「この前に比べれば成長してるから覚悟しなさい。」


とルーシアが威勢よく言った。

それにつられて私も


「じゃあ、その成長とやらを見せて下さい。」


私達はいつも通りの訓練用の木の剣を持った。

試合が始まるとルーシアは剣の先端を私に突き立てながら突進してきた。それを私は剣の腹で剣を受け流しルーシアが真横に来たタイミングでルーシアの脇腹に膝をぶつけようとしたが、ルーシアはそれを読み取り地面を蹴り自らの身体を吹き飛ばし衝撃を逃がした。


「見たことない型ですね。」


「ええ、貴方の様に臨機応変に戦うのも良いと思ったからね。」


「じゃあ、次は私が!」


そう言って私は両手で柄を持ち、剣の先端を下げながら走って近づき、剣を下から空を裂くように剣を振り上げたがルーシアの剣に防がれたが、私は剣の重さを使ってルーシアに二撃目を当てた。二撃目は上手くルーシアの頭に直撃し、ルーシアは頭から血を流した。

私は目眩をしたルーシアの隙を見て脇腹に剣を振ったがルーシアはそれを剣で受け止めた。ルーシアは片手で耐えれないと判断したのか片手の剣をその場に落とし両手で剣を持ち耐えた。ルーシアはその隙を見て私のお腹に蹴りを入れた。私は一、ニメートル程地面を転がった。

私は腹を押さえながら立ち上がった。


「さすがに軽装で固い靴は痛いですね。でも!」


そう言い終えた私は「はああああああああ!」と声を上げながら剣を構えルーシアに近づいた。

ルーシアは拾い上げた剣で私は太腿を打ち、姿勢を崩した私の背中に剣を振り下ろした。

ルーシアがもう一撃加えようとしたタイミングで私は地面を蹴り飛ばしギリギリで避けたと思ったが腕を当てられた。私は立ち上がり剣を構えた。そしてルーシアと何度も何度も剣をぶつけた。

そして、私とルーシアは力を入れすぎて互いの剣をへし折ってしまった。

ルーシアは折れた剣を投げ捨て、言った。


「実は神舞って剣を使わない型もあるのよ。」


そういうとルーシアは走って近づいて来た。

私は構わず剣を投げ捨て、ルーシアのお腹に小さな拳を叩き込んだ。

ルーシアは怯まずに立て直し

ただ、ルーシアの姉弟子として負けるわけにはいかなかった。

そして、私はルーシアの拳を左手でいなし、右手をルーシアの脇腹に当てたがルーシアは怯まず拳を引っ込めて。


「うおりゃーーーー!」


私とルーシアの拳は同時に互いの頬を打った。

私の視界は段々と暗くなっていった。しかし、同時に暗くなっていく視界の中でルーシアも段々と力なく地面に近づいて行った。

気が付いた頃にはベットの上で寝ていた。外は段々と暗くなって行った。

私が目覚めた事に気が付いたイーヤさんは私の方に飛び寄って来た。


「良かった!ルーシアちゃんも白ちゃんも目覚めないからどうしたのかと思ったんだから。」


そういうイーヤさんの視線の先にはベットに横になって動かない、ルーシアが居た。


「すみません、私、、」


「謝るならルーシアが目覚めてから直接言いなさい。あと、明日からは私が稽古をつけるから大丈夫よ。もうちょうどいいころでしょ。」


そう言うとイーヤさんはルーシアの方に行った。私は疲れてそのまま眠ってしまった。

目が覚めると目の前にはルーシアの赤髪が広がっていた。

私が身体を起こそうとするとルーシアも目を擦りながら起きたので私とルーシアは一緒に一階に降りた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ