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私的自由な珍道中  作者: パラトリウム
イダリヤ編
17/29

リザードマンズハウス

私は砂浴鳥という鳥のひく馬車の荷台でドランさんと扇で涼んでいた。たまに氷冷魔法を使えば涼しくなるのではと思い、イーヤさんに相談したら、今後に備えて魔力は貯めとく方が良いと言われ。使わせてもらえなかった。だから、私達は荷台で手首を振って顔を仰いでいた。そんなこんなで私達は西にあるというリザードマンの洞窟に向かっていた。私のリザードマンの第一印象はとても恐ろしかったがドランさんを観ているととてもフレンドリーで話やすい種族だと思った。砂浴鳥はあまり長距離を走るのに適しておらず砂上を動ける事と暑さに強く、喉の渇きにも強いという点でよく移動で使われているらしい。


「ドランさ〜ん。あとどれくらいで着くんですか。もう三時間も移動しましたよ〜。」


「白殿。このペースだとあと二時間ほどです〜。」


私とドランさんは荷台でだれていた。


「イーヤさん、もっと速度上げられないんですか。」


イーヤさんは前を向きながら答えた。


「この子にもっと体力があればよかったんどけどね。まあ仕方ないし我慢して。」


その言葉に便乗するように砂浴鳥のビールはクェーー!と鳴いた。茶色い羽毛に覆われた鳥は体を揺らしながら砂上を走り続けた。

洞窟を見つけては中に入って休んだりとしながら5時間後私達は例の洞窟の近くに着いた。途中で、何度間違えて猛獣の棲む洞窟に入って逃げたことかと思い出すとクスッと笑ってしまった。

リザードマン達の居る洞窟の入り口には、ここらへんで結構見かけた茶色い動物の毛皮が掛けられていた。

毛皮を見ていると隣からドランさんが顔を覗き込んで聞いてきた。


「白殿、あの毛皮が気になるんですか。あれはクルクスと言う動物の毛皮で日除けや目隠しの役割があるんですよ。」


「あの生き物はクルクスと言われてるんですか。そう言えば、小鬼の巣穴にも同じ様に布が掛けてありました。それも同じ意味ですか。」


彼は首を傾げて考えた。


「いや、わかりませんな。」


私は面白い事を知れるかと思ったが期待外れだったようだ。

そして、満を持して洞窟の中に入ると少しだけ涼しく、壁に着いた松明のお陰でほんのりと明るかった。少し進むと広場の様になっていた、広場の壁沿いに大人であろうリザードマンが座って会話をしていて、真ん中では子供が数人で遊んでいた。こちらに気付いた子供達は、「ドランおにいちゃん。」と走り寄ってきた。ドランさんは走って来る子供を喜んで受け止めた。


「おにいちゃん、おにいちゃん。あのね、あのね、おにいちゃんの大好きなクルクスを焼いたのだよ。」


子供は無邪気に飛び跳ねながら言った。


「おー、それは嬉しいね。」


そう言いながらドランさんは足元にいる子供達を撫でていた。

暗くなってからしばらくしてあの広場でみんなで食事を囲んで食べ始めた。一番真ん中にはクルクスの肉をじっくりと焼いたものが置いてあった。一番年上の長老が食べ始めてから私達も食べ始めた。

私達は食事を終えて片付けをしていた頃、一人の子供がやって来てこう尋ねた。


「お姉さんって、なんでそんな肌の色をしているの?」


確かにそうだ.、なんでリザードマン達は様々な色の鱗に覆われているのだろうか。私は、とっさにこう答えてしまった。


「お姉さんはね、違う種族だからなんだ。」


確かに、違う種族、動物だ。そう思ったので、寝る前にイーヤさんに聞いてしまった。


「なんでリザードマンにはあんな鱗があるんですか?」


イーヤさんは笑いながら言った。


「当たり前じゃない、違う種族なんだから、それとも、この世界には人型は人間一種だけだと思った?」


確かによく考えればイーヤさんも他種族かもしれなかった。彼女の耳は今まで行ったところでは見かけず、イーヤさんがただ化粧をしていると思っていた。だが、そう考えれば彼女は人型の他種族であるという考えが思いつく。


「じゃあ、イーヤさんは何族なんですか。」


「うーん、私はね、、妖精族。」


そう彼女が教えてくれた。


今回は疲れたので一旦ここまで

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