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私的自由な珍道中  作者: パラトリウム
レダリア編
1/17

始まり

少女は森の中で目が覚めた。

私は深い森の中で目が覚めたどちらに行けば良いかも分からず。そのうえ、それより前の事は覚えてない、ただ自分の中にまた別の人が居るという感覚と何の装飾の無い白いワンピースを着ている。

さて、どうやって森を出るかと悩んで居ると突如頭の中に声が響いた


「北に進め。」


北ってどっち?と思いながらも北だと思う方向に歩みを進めた。

しばらくすると泉が見えた。少し顔を洗おうと思い。泉に小走りで近づいた水に反射して見えた顔には白髪の美少女が写っていた。

私ってこんな顔なんだと思った。泉を離れ、またふたたび北に進んだ。

またしばらくすると森が開けた。開けた先には村があった。日は真上まで昇り、村の家々の煙突からは煙が上がっていた。少しお腹が空いた。何か食べるものは、と思い周囲を見渡したが何もなかった。困った事にお金も無い。村の人に仕事でも貰おうと思った。

村の中を歩き周ると一人の村人を見つけた。


「すみません。何か仕事はありますか。」


「あんた、急に仕事が欲しいなんて得体のしれない奴に仕事なんてない。」


それはそうだ村の人でなくその上急に現れたのだ。信用がないのはこの村が平和である証拠だ。しかし、困った、せめて隣町の情報でも手に入ればと思い聞いて周った。

そうするとこの道を真っ直ぐ三日歩いた先に大きな町があるらしい。三日かと思ったが仕方ない。

村を出て二日目の夜、野狼に襲われた逃げるしか無いと思ったその時またあの時の声が響いた


「逃げるな、戦った先に何かがある。」


実に好戦的な性格である。しかし、争おうとしてもこちらは素手である。しかしやってみる価値はある。野狼は遠吠えをして集団で襲い掛ってきたやっぱり無理なんだと思って立ち尽くしていると。そこに一人の剣を持った人がやって来て私と野狼の間に割り込み剣を素振りして、野狼を威嚇した。それに怯んだ野狼は方向を変え走り去ってしまった。そして視線を剣を持った人の方に戻すとその人は跡形も無く消えていた。

三日目、その後何事も無く町に着いた。

やはりこの町は大きいだけあって行商人や冒険者の出入りが盛んだった。

門を通ると町は多くの人で溢れかえっていた。しかし、あの行商人は誰であったのか、なぜ自分はあの森で眠っていたのかは謎である。そして、今一番欲しい情報は仕事である。冒険者になるのにも行商人になるにもお金が必要である。


「あの行商人を見失わず着いて行けば良かった、、、」


などと独り言を呟きながら歩いていると冒険者ギルドに着いた一か八か借金して登録出来ないか試したいが。いささか、不安である。

ギルドの中はムワっとしているかと思ったが、中は閑散としていた、たぶん他の冒険者は仕事に行っているのだろう。

仕事は掲示板に貼ってあるのを選びその仕事を終わらせたらギルド受付または依頼者に直接報告する方式らしい。


「最初はやっぱり簡単な薬草などが良いだろうかそれとも、、、、」


とぽつりぽつりと呟きながら仕事を選ぶ。

結局少し離れたところにある薬草摘みの仕事にした。

そして何事も無く仕事を終え報告をして宿屋を取った。安い宿屋なだけあり硬いベットと安い机だけであったしかし雨風をしのげるだけ野宿よりかはマシである。

私は毎日ギルドで安い仕事でも良いから簡単な仕事を受けたすべては武具を手に入れるために。

そして、ついに買えるようになった。

そして、初めての狩猟クエスト。私はウキウキしながら仕事に向かった。農村部の害獣の討伐に。しかしこの時は想像していなかった。この仕事は危険に満ちていると。


作品を読んで下さりありがとうございます。

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