9話
今回クッソ短いです_○/|_ 土下座
「ないですね。」
もうこの国の人間では無いとバレているのだ。堂々と情報を集めていこう。
「…そうか、どこの国でも使われてるハズなんだがな?」
「自分記憶が無いもので…」
「…そういやそうだったな、完全に忘れてたぜ。ガハハハハ」
《正直、この記憶喪失の設定、無理がある気がするな…》
「今のは『風属人術:塵払い』だ。初歩中の初歩の技だが便利だぞ?」
「自分空間属性しか適性がないので…」
「ん?あぁそうか。いいか?適正のない属性でもある程度は扱えるようになるぞ?まぁ戦闘で役に立たねぇけどな。」
「そうなんですか?」
その後、この部屋の注意事項を説明された。と言っても、ほとんど自由にしていいとの事だ。
「元々使ってねぇ部屋だからな。あ、防音設備はねぇぞ?」
そもそもそんな予定は無いので余計なお世話だった。
「よし、表に戻るか。お前さん今日登録したばっかだろ?今日はゆっくり休んで明日から依頼受けな。」
「はい、色々とありがとうございました。」
振り向かずに手だけ振りながらマハルさんは部屋を出ていった。
そのまま、ベッドに眠ってしまった。
次回(多分)で1章終わります。
終わらなかったらこの話が8.5話になってます