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■ 裏社会編

まずい。本当にまずい。

その理由は二つある。

 一つ目は全員別の場所に飛ばされてしまったこと。

 二つ目は私が人売りに捕まってしまったことだ。

ここ、裏社会では人間を取引する人売りの業者がいくつかある。

牢屋に閉じ込められていることから、そういった人たちに捕まってしまったことが分かった。なぜこんなことになってしまったのかを説明しよう。

理由一つ目、菊の異能は人を遠くに転送する場合、誤差が出て全員バラバラの場所に飛ばされてしまうことが多いからだ。

理由二つ目、転送されたあと倒れている私を見つけた人が、売り物になりそうだと私をとらえて牢屋に押し込めたのだ。

すると牢屋の外から耳障りな声が聞こえてきた。

「おっ。こいつ買っていいか? 店長。五十万で買うよ。」

早速面倒な男がよってきた。私のペットであるハリネズミのハリ五郎が「シャー‼」と威嚇をする。

その男は檻の隙間から手をつっこんできた。私はその指を掴んで関節を外す。

「すみませんが店長、私はこのような人間に買われるつもりはないですね。」

すると、怒った男が私に殴りかかってきた。だが、その腕が私にふり降ろされることはなかった。上から足が降りてきてその男の頭を踏みつけたからだ。

「じゃあお前、俺に買われるのならどうだ? 1千万円で買うぜ。」


彼、琉人は小さく笑った。

「はあ。来るならもっと早く助けに来たらどうだ?」

「悪りー。遅くなっちまった。」

琉人は牢屋の檻を素手で曲げて、私の手錠を粉々に砕いた。

「じゃあ行くぞ。」

私は彼の手を取り、騒ぐ店主を無視して外に出た。

そこは私が昔見た光景と同じ光景が広がっていた。

黒く濁った空気。

積み上げられたごみの山。

血走った眼をした人間。

昔と本当に変わらなかった。

「じゃあ古都を探しに行くか。」

「ああ。」私は言った。

いつの間にか私は琉人の手を強く握り占めていた。

ついにタイトル二文字を諦めて三文字になっちゃいました。続きは明日の六時頃に出す予定です。

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