其の百十五 《幕間》とある家庭の神話生活 その4
アムルが外に行って、狭い小屋の中には私とお爺さんだけになった。
アムルから任されたからには頑張りたいところだけど…どうすればいいんだろう?お話を聞くだけでいいのかな?そもそもアムルが何をしたいのかもわからないんだよね…。
「そこの。少し手伝え、この棚を脇に退かしてくれ」
「あっ、はい!あっでも…」
今の私は力がないんだった…でも棚くらいなら運べるかな?
「ふんっ!ふっ、ふんっ!」
上がらない。ぜんっぜん持ち上がらない!人間ってこんなに弱いの!?力失ってた頃の私だってもっと強かったよ!?
「お前さん…アレと居る割に見た目通りだな…?」
「あ、あはは…今はちょっと…」
「そうか。まぁいい、儂がやる」
「えっ?」
お、お爺さんなのにあんなに重い棚をこんなに軽々と!?今の私より何倍も力あるよ!?お爺さんの方は見た目通りじゃないんだ…。
「少し待て、ここからは慎重にやらねばならん」
「あ、はい…」
そう言ってお爺さんは棚の後ろの壁に埋まるようにして隠されていた箱を拾って作業を始めてしまったのだけど…す、凄い。何かよく分からないけどカチャカチャと弄ってる。きっと特殊なやり方でしか開かない箱なんだろうけど…早いし器用!今の私じゃ手の動きが見えないくらいだよ!
「…あんたは何でアレに付いていく」
「えっ?」
黙々と作業していると思ったら、唐突に質問された。けど速度は落ちてない。凄い。
「アレは魔王だろう。【幻星】ビューティー・アムル。何千年も前からいる古株だ。魔王は数百年に一体は現れ、永遠の寿命を持つが、今残っているのはたった三体。【狂愛】とアイツと、【獣】だけだ」
三体。そっか、シオンちゃんのことはまだみんな知らないんだ。けど、【獣】って誰だろう?そう言えばアムルも今の世界には魔王が四人だけだっていってたような…?
「あの…【獣】って誰ですか?」
「ああ?それも知らないでここに来たのか?」
「えへへ…アムルのお手伝いで連れてこられただけなので」
ちょっと恥ずかしい。…でも【獣】って何処かで聞いたことがあるような気がする。思い出せないのに、それだけは絶対に忘れられゃないことだって思う何か。
「悪いことは言わん。アイツは置いて先に帰れ。お前さんはアレと関わるべきじゃない」
「ううん。無理だよ。転移でここまで来たし…それにお手伝いはしなくちゃ」
「帰れと言っている。世界には知らないほうがいいことだってあるのだ」
「そうかもしれないけど、知らないといけないこともあるでしょ?それに私は知りたい。どうするかは知ってから決める。置いていかれるのは嫌だもの」
ウィスケも、シオンちゃんも、アムルも。私の大事な人たちはみんな強くて、自由で、私のことなんて置いてすぐどこかに行けてしまう。
きっと私のことは忘れないでくれて、離れたって最後には迎えには来てくれるだろうけど、みんなちゃんと自分のために生きてる。
だから私も自由に生きたい。みんなのように、私の人生を私の意志で選びたい。そのための力は十分にあるはずだから。
「………若さ、か」
「いいや?ソラが若いんじゃない。君が年を取ったんだよ」
「えっ?なんでアムルがここに?」
「…そうかよ。早かったな」
「おや、もう十分かと思ったのだが…やはり年を取ると時間感覚も狂うのかい?それとも話が長いのか?」
もしかして私…年寄り?いや、確かに年寄りだけど…今生きてる他の誰よりも古い自覚はあるけれど…!
「むー!」
「なんで君が怒るんだい」
「なんででしょうね!」
まったく。私だって女の子だもん。年寄り扱いは怒るよ。見た目も心もまだまだ少女だし!
「ふん。騒がしい。これが【龍王】様との交信のための宝玉だ。これからお前たちを連れて行ってもいいか確認を取る。黙ってみていろ」
箱から出てきたのは暗く閉ざされたようで綺麗な蒼玉だった。深い海のようなその中には、怪物の瞳が映る。あれは…ミリシアさんの眼?
「驚いた。まさか君がこんな物を持っているとはね」
「ふん。お前たちのようにアレに関わろうとする愚か者を止め、異常がないかを確認するのが儂の仕事だ。毎度あの御方に来て頂くわけにもいかん」
「なるほど。君は眷属の一人だったか」
「末端も末端だがな」
「それでもあの龍が認めているのだからそれだけの力はあるのだろう。あれは誰から構わず力を分け与えることはしない」
「…そうだな」
これは…照れてるのかな?ってことは…少しは二人の仲が良くなった?
「その顔はなんだい?ソラ」
「ん〜ん?なんでもない!それよりミリシアさんと話すんでしょ?向こうは私の事覚えてるかな?」
「君たちに面識があったことを今知ったわけだが…さぁね。話せばわかることだ。大人しくしていてくれ」
そっか。そうだよね。話してみれば分かるか。覚えてたら…いいなぁ。覚えてるから何ってことはないけど…何となくその方が嬉しい!
「さて、準備はできたかい?」
「……もう繋がる」
お爺さんがそう言うと、蒼玉が僅かに透き通るように輝いた。
『【龍王】様、『氷の国』に封印される【獣】に関して【幻星】ビューティー・アムルとその連れ一名と接触しました。どういたしますか』
待つこと、数秒。重く苦しい重圧に息もできずに倒れ込む。
「…ぁ…っ…?」
「なに?」
苦しい。苦しい。いき…、あたま、おかしくなる。
「…そういうことか」
ふっと、突然楽になる。ものすごい疲労感で起き上がれないけど、さっきまでの苦しさが消えた。
「手荒い歓迎だね?【龍王】」
『アレに何をしに来た、【幻星】』
低く、厳かで、威圧的な声が響く。これが、今のミリシアさん。私の記憶とは違う気がする。
「何と言われてもねえ?『終古』の勇者に頼まれたんだ。世界に終焉を齎す獣が目覚めるから封印の様子を確認してこい。ってね」
『お前はまだアレに従っているのか』
「どう思おうと、アレの予知は確かだ。アレが世界が終わると言うのなら、僕らはそれを止めなくちゃならない。そのためには、こんな面倒な仕事もしなくちゃならないんだよ」
『終古』?世界が終わる?一体何の話を…?
『無駄だ。アレはお前たち程度で相手になるものじゃない』
「そうかい?なら尚更、封印を確認しなきゃね。殺すことはできなくとも、封印はできているのだろう?」
『………時間はない。封印は時期に解ける』
「何?」
『氷に刻まれた術式が溶けて消えた。完璧であったからこそここまで保ったのだ。綻びが生じた今、アレを封印し続ける力はない』
氷…溶けた…それって…それってさ…!
「私のせい?私が力を取り戻したから、私が溶かしたから、世界が終わっちゃうの?ねぇ!ミリシアさん!そうなの!?」
『お前のせいだと?たかが人間に…待て。待て、待て待て。お前…まさか!?』
「私、私は…!」
私は、太陽神。守るべき国を消して、世界の気温を上げて、大事な氷を溶かした…ダメな───
「彼女はソラ。太陽神ソルラースの生まれ変わりのようなものだ」
「───え?」
アム、ル?何、言って?
『生まれ変わりだと?』
「太陽神は僕が殺した。ここにいるのはただのソラだ。今は自ら力を制限しているが…本気になったとしても僕にさえ勝てない程度の力しか持たない、ね?」
「アム…ル?」
『………なるほど。そうか。ならば良い。太陽神、いや、ソラ。お前は好きに生きれば良い』
「ミリシア、さん?」
なんで、なんで。
「なんで、みんな私を責めないの!?私のせいで氷が溶けたんでしょ!?氷が溶けてその封印?が壊れて!そのせいで、みんな終わっちゃうんでしょ!?なのになんで!みんな私を──!」
「気持ち悪い」
「ぇ…?」
「少しはマシになったと思っていたんだがね。僕はまだ、君を嫌うらしい」
なんで、なんでそんなこと…ううん。それでいいんだ。だって私は嫌われるべきことをした。私のせいでみんな大変な目に遭ってるんだもん。だからこれは当然だ。当然のこと、だ。
「お前は神であることをやめたのだろう?ただの一人の女として、ただのソラとして生きると決めたのだろう?なぜ、そんなことに悩む必要がある。これはお前ではなく、太陽神のせいだろう?」
「だ、だって…太陽神は私で、私は、ソラで、でも…!」
「僕からすれば、ソラと太陽神は別の存在だ。だが、お前がそれを否定したとして、なぜ僕がお前を責める必要がある」
「ぇ…?」
なんで、って。なんで、責めないの?私が悪いんだよ?私のせい、なんだよ?
「『終古』が終焉を予知した。終焉の獣の封印が解けた。だからなんだ?どうして僕がそんなことで諦める必要がある。あんな勇者の予知する未来など変えればいい。終焉の獣など殺せばいい。避けようの無い理不尽に殺されるお前を、なぜ責める必要がある」
なに、それ…。
『ソルラース。お前の復活については我も聞いている。我らの知らぬ神に強制的に力を与えられたのだと。それにより全てを燃やし尽くした事も知っている。ならば我らが責める理由はない。神の横槍など、我らにはどうすることもできぬ事象故に』
ミリシア…さん。
「……君、そんな情報を何処で手に入れたんだい?」
『我さえ知らぬ龍からだ。隻腕のくせに馬鹿げた強さであった』
「へぇ…?見た目はどうだった?」
『青の髪に紅眼だったが…知り合いか?』
「おそらくは、そうだろう」
青い、髪……紅い眼……馬鹿げた、強さ?
「シオン…ちゃん?」
シオンちゃん…なの?
『……次に会った時、少しは大人しくしておけと言っておけ。あれは碌でもないことになる』
「無駄だろう。あれは僕が認める魔王だ。周りが言っていうことを聞くもんじゃない」
『魔王…勇者とともに【怠惰】を攻略していたが?』
「……なんだって?」
『あの娘は【怠惰】の権能保持者である勇者と共にダンジョン、【怠惰】を完全攻略した。ついでに我の眷属と【狂愛】の手駒を倒していた』
「……そうか。流石だね」
……そっか。シオンちゃんは………やっぱり生きてたんだ。それに相変わらず凄い。私を救おうとしてくれたときみたいに勇者様とも仲良くなって、大罪ダンジョンまで攻略しちゃって、同じ魔王の横槍も対処できるようになってて…。やっぱり、私と違って、どんどん先に行っちゃってる。
「さて、それじゃあその【獣】のもとまで案内してくれるかい?」
『無駄だ。お前では修復などできない』
「それを決めるのは君じゃない。僕だと言っているだろう?」
『無駄だ。あれを修復することは不可能なのだ』
だったら、私も先に進まなくちゃいけない。
「なぜそうも頑なになる?僕に見せる程度、大したことではないだろう?」
『あれは完全でなくてはならなかった。不完全になった今、我らが立ち入ることで何が起こるかわからぬ』
私は私にできることを、しなくちゃならない。
「だとしても、僕は行かせてもらおう。この目で見なくてはわかることもわからないのでね」
だから。
「私からも。お願いします!」
『………』
「私にできることはないかもしれないけど。それでも、見てみたい。それでわかることがあるかもしれないし、伝えられることがあるかもしれない」
『………』
「それに、気になるんです。終焉の獣っていうのがどんなので、壊れちゃった封印がどんななのか。知ったところで意味なんてなくても、土産話にはなると思うんです。シオンちゃんと会うときに話せることが一つでも多く欲しい。忘れてしまった昔の話を、少しでも思い出したい。正直、世界がどうとかはわからない。私のせいで世界が終わろうとしてても、それを考えても苦しくなるだけで、私にはなんにもできない。でもシオンちゃんと会う時のことなら、いっぱい考えられる。生きてることがとっても楽しく思える。だったら、私はそれを見てみたい。わがままで勝手だけど、それが今の私の願いだから!」
あれ…これじゃただわがまま言ってるだけになっちゃったかな…私からミリシアさんに渡せるものなんてないのに、私だけが要求してるみたい。
……でも、これが私の本心だ。気になる、だから見てみたい。それが今の私の願い。
「ハハ、悪くない。さて、興味で動く人間は厄介だ。どれだけ理屈を建てようと、危険を訴えようと、彼らは勝手に探し、勝手に見つけ出す。その過程で大きな犠牲を払おうとも。だったら、大人しく教えるのが一番平和な道だとは思わないかい?」
アムル…そのとおりだけど、哀しくなる。
『………仕方ない、か。いいだろう、見てくるがいい。だが、それで何が起ころうとも、我は知らん』
ミリシアさん…!
嬉しい。けど…やっぱり怒らせちゃったかな…。
「構わないとも。僕は僕の興味で、ソラはソラの興味で、君は君の仕事を果たしただけ。君の警告はもう十分に受け取ったさ」
「うん。本当にありがとう、ミリシアさん。ここからは自己責任で頑張るから!」
見学を許してもらったからには何か少しでも役に立ちたい。興味を満たすだけじゃなくて、ミリシアさんの役に立つ何かを。
『……フン、まぁ良い。あぁ、ソルラース』
「はい!」
『お前が過去を捨て、人として生きるならばそれでもいい。が、神をやめたところで苦しみは消えない。お前のもとには苦難の道だけが敷かれている。故に好きに生きろ。どうあろうと苦しむのなら、お前が生きたいと思う道を選べ。お前はもう、十分働いた』
苦難の道。苦しみは消えない。人として生きても、苦しいものは苦しい。神としての役割に縛られなくても、今度は人間としての弱さに縛られる。それはもう、よくわかった。
「…ありがとうございます。けど、私は神は辞めません」
『なに?』
ミリシアさんのおかげで決心がついた。私は、私の生きたいように生きる。今度こそ、絶対に。
「私はソラ。【傲慢】のダンジョンの管理者で、何処にでもいる太陽神。私は私の仕事を果たす。けど、その上で自由に生きる。だって、神様だから人間らしく生きちゃダメなわけじゃないでしょ?」
人として生きる神。人として暮らしながら、たまに神様の務めを果たして生きる。そんなことだって、できるはず。
『神でありながら、人であろうとする、か。ひどく傲慢で、強欲な奴だ』
「私、自分が欲張りだって気づいたの。でもみんなはそれを否定してくれないで、どころかそれを肯定するんだもん。だったら、私も好きに生きるよ。この生き方は間違いじゃないって思えるから」
『あぁ、それでいい。太陽神。太陽神ソラよ。いつか顔を合わせる日も来るだろう。その時は、酒でも呑み交わそうか』
「うん。でも、私お酒はあんまりだからお茶とかも用意しててね」
『ククク、いいだろう。そうしておくとしよう。ではな』
そう言うと、声を繋いでいた蒼玉は光を失った。お話はもう終わりということらしい。
「ソラ」
「なぁに、アムル」
「いや、何でもないさ」
「そっか。なら…早く行こう?」
「そうだな。そうしようか」
それから、ミリシアさんの眷属のお爺さんに別れと感謝を告げて小屋を後にした。氷の大地を歩きながら周りを見れば、廃れた雰囲気をしていた街は活気を取り戻しているように見える。
「アムルって、本当に魔王なの?」
「何がいいたいんだい?」
「だって、今だって世界のために生きてるし、みんなを救ってる。魔王なら、もっと世界を苦しめるはずじゃないの?」
「魔王にも種類がいるということさ。僕のように、己を第一として好きに生き、結果として世界を苦しめることのあるものもいる。おそらくは【狂愛】も似たようなものだろう。あるいは、あのシオン・セレスティンも。だが前の【色欲】の魔王や、【終焉の獣】のようにただ世界を滅ぼすものもいるのも確かだ。結局のところ、僕ら魔王もあるいは勇者さえ、その称号に意味はない。肩書が人を変えることはあれど、肩書に縛られる必要もないということさ」
「……そっか」
なんだ、簡単なことだったんだ。私が頭を硬くしてたから気づけなかっただけで、答えはこんなに近くにあった。
「さて、それじゃあ転移しようか。手を出してくれるかい」
「うん」
手を握る。大きな手だ。まるで大人と子供みたいに。少しの浮遊感の後、目的の場所にたどり着く。
「………なるほど。【龍王】の言っている意味が理解できた。これは…僕らには無理だ。いや、というより」
「今の時代にこれを直せる者は誰もいない」
「あぁ。魔王も勇者も、【封鍵】であっても、誰一人これを直すことはできない」
ウィスケが空に描いた魔術陣も凄いと思った。あんなに大きく、複雑に絡み合った陣を描くなんて、他にできる人はいないだろうとも。
だけど違った。
この魔術陣は、サイズこそウィスケのに劣っても、複雑さも効果内容も、効率も、何もかもが格段に上。比べることもできないような、異次元。
深く閉ざされた氷の最奥、ただ一匹の小さな獣を捕らえるには過剰と思えるような陣。だけど、それは違くて。ただ一箇所。広く立体的に描かれた魔術陣の中で、光を失った部分がある。おそらく、それが私のせいで壊れた部分なのだろうけど。
たった一箇所。一箇所だけが光らなくなったことで、その周辺部の光が大きく減衰している。他の部分が眩しいくらいに輝いてるのに、そこだけが淡く光っている。
まだこの陣が機能しているのは一部分が壊れても稼働するように組まれていたからで、作成者の腕が優れていたからだ。
「帰ろうか、これ以上ここにいてもできることはない」
「うん…」
これを作った人が誰なのか。それはわからないけど、その人は多分、優秀すぎた。
優秀だったから、あの獣をこんなに長く封印できた。
優秀過ぎたから、あの獣を封印できなくなった。
作った人以外の誰もこの陣を理解できない。理解できないから、直せない。直せないから、完璧じゃなくちゃいけなかった。
苦しいなぁ。どれだけ仕方ないと言われても、どれだけ受け入れようとしても、苦しいものは苦しい。
「強くなりたい」
私が私を許せるように。いつの日か、あの獣が出てきた時、私が責任持って倒せるくらい。封印なんてなくてもよかったんだって笑って言えるくらいの強さが欲しい。
「アムル─」
「言っただろう。『月の国』ははぐれ者共の住処だと」
ぁ、そうだった。そうだった、よね。
「これからもしばらく、よろしくね」
「あぁ、好きにするがいいさ。暇があれば、僕も手を貸してやろう」
「うん!よろしくね、王様!」
《幕間》終わり。ということでソラとアムルのその後でした。
若いっていいですよね。眩しくて、純粋で、素直で。多感な時期なのでたくさん悩むこともありますけど、そこも含めて若人ですし、その苦しみが人を大人にするわけです。大人になると苦しみに塗れてかつての純粋さや童心を失ってしまう。
だからこそ、若者が眩しく見えるんです。自分が持っていたはずの何処かで失くしてしまったものをまだ大事に抱えているから。私はそんなふうに思います。
なのでソラにはたくさん悩んで、苦しんでもらいました。
というか、ソラならどう思うかとか考えてたら勝手にこうなってたというか。まぁ、近くに参考にするべきかは要審議ながらも頼れる大人がいるので変な拗れ方はしなかったようで何よりです。あぁ実年齢は……考えないでおきましょうか。
(四章はまたしばらく首を長くしてお待ち下さい。春頃には出したいなぁ…)




