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輝くダリアと型どるアネモネ

作者: らいむ。

目が覚めたら午前10時。話し相手はもちろん居ない。

日々、140字の毒を吐くばかり。外から楽しそうな君の姿を見る度、心は締め付けられダリアは更に育っていく。

吐いた毒はアネモネの一生を縮め、それを泣きながら止める毎日。寄りかかるところは君しかいないはずが、君は私を遠くから眺めるばかり。新しい背もたれを見つけてもやはりしっくりなど来ない。

命を絶つことは綺麗なダリアを枯らす唯一の方法。しかし世間はそんなこと許さない。小さな心でわたしを型どり、日常を強要する化け物が今日も纏わり付く。あなたとひとつになれたらどれほど幸せだろうか。しかしあなたはまだ遠いから、待っていてください。

命を救うことは出来ないけれどアネモネを輝かせることはいつか出来るから。できる日を2人で作り上げることが実現するよう祈るばかりです。

あなたのダリアはあまり目立たない。影で密かに大きく育ち、それを今も隠している。周りからは見えなくとも、私の花壇からは多少見えやすいのです。

あなたを、あなたの花壇を私とひとつに出来たらと何度思ったことか。数えきれない程のその思いがまたダリアを大きく育てていく。

私に目があったなら、あなたの美しさに気づけるのでしょう。

私に耳があったなら、あなたの心に気づけるのでしょう。

頭に響くこの声以上にあなたは美しいのだろうと思うばかりでございます。

それではまたいつか。

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