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掌空想小箱  作者: 紫宮月音
4/8

回顧録

目覚めに憶えたのは蒼色で

終わりになびかせたのは赤い錆

冷たい身体に残る記憶は 今も秘めやかに鮮やかに

明日の蕾をふくらませている


憎たらしい紫色したマリオネッタ

巡り巡って彼方へと運ばれていく

超えられやしない壁を壊そうとして

ただ舞台を去っていく


約束灯した橙色の輝きは

縁に寄り添い夢にたゆたう

どうかしあわせの四葉が見つかりますように

誰よりもじぶんらしく


透き通る月の色した硝子細工は

ページをめくり巡って

物語を紡ぐ 歯車整え心を紡ぎ

どうか 君が幸福になれますように


結末は人形達の心のなかに


いつかの貴方へ 

この物語が届きますように


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