第十四話 新たなる未来人
今回から第一章最終幕です!
「―――さん お父さん!朝だよ!」
「…ん。おはようカケル」
「急いで!今日はがっ…あれ」
「どうしたんだ?」
「お父さん何で泣いてるの?」
そうカケルに言われタケルは目元に手をあてた。
「あれ、ホントだ…」
「あぁぁぁぁぁ!!それより早く!遅れちゃうよ!」
とりあえず制服に着替えその後朝食を食べ家を出た。
「おーい!タケル!早く早く~!」
「おはようございます。タケル君」
家を出てすぐ、自分に向かって手をふるミザと、大人しげに手を上に上げる夏未がいた。
「あれ?結城と七斗は?」
「りゅーくんは?お姉ちゃんと先に行っちゃったみたい」
「結城君は先程メールで遅くなるといってました。」
と、夏未はしょんぼりした顔でいった。
「そっか、じゃあ行こうぜ」
そういいタケル達は学校へ向かった。
教室に着いたタケルは誰とも喋らず席に着いた。
「フフフ....久しぶりだなー!私の机ー!」
「席に着いた途端机をさすってんのお前だけだろ」
そう話していたとき教室のドア開いた。
「はーい、みんなおはよう。冬休みちゃんと勉強したかー?」
「しましたー!」
「最後一週間にな。」
「ちょ!?言わないでよ~!タケルー!」
「ハハハ、そうだ今日は転校生が来ている。」
先生がその言葉をいった時クラスメイトのほとんどがざわついた。
「それじゃあ入って来てくれ」
そして教室のドアが開き転校生が入ってきた。
「!?」
「おぉ!?」
「あら?」
「えーこの子が今日から君達のクラスにはいった...」
「八夜カケルです!よろしくお願いします」
カケルが名乗った後クラスの男子の大半がカケルを見ていた。
「えぇーとカケルさんの席は....おいタケルこの子お前の隣でいいか?」
「え!?ちょ...」
そういった時カケルはすぐさまタケルの隣へと向かった。
「えへへ....今日からよろしくね!」
「なぁ、何で学校来たんだよ..」
「いきたくなっちゃつて....」
「ねぇねぇ!折角だし善行部入んない?」
「うん!入る!」
二人の会話を聞いてタケルはまぁそりゃ入るだろうなと思った。
「それじゃあ早速....「見つけたわ!先駆者!」」
三人が話していると突然自分達に誰かが声をかけてきた。
「初めまして先駆者さん。私は色絵緑!」
そこに現れたのは緑色の髪をした少女だった。
「先駆者…?まさかお前未来人か!?」
「正解!じゃあ早速…」
「ディルズ、緑色の景色」