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蜉蝣

作者: 水瀬四季

薄暗い部屋の中僕は静かに座っていた。

診断書を手にして、2週間前ぐらいだろうかその時期から体調が悪くなった。

すぐに医者に行き診てもらった。

病名「脳腫瘍」耳に1回ぐらいは聞いたことあるだろう。

脳の中に腫瘍ができる病気だ。

しかもステージ4。手術しても生存率がほぼない。

余命3週間と告げられた。しかし、自分の体は自分が一番よく分かっている。多分明日には死ぬだろう。

そんなこと思って今日はどうやって過ごそうか考え始めた。

現在午前7時学生も社会人もそろそろ家を出る時間帯だ。

そんな中僕は家から出ずに1人画面と向き合っていた。

見ていたのはニュースだ。

親が子供を殴って殺したニュースが書かれていた。

なぜ自分が幸せになりたくて産んだ子供を殴る蹴るの暴行更には殺したりするのだろうか。

僕は理解が出来なかった。

当然その親は捕まっていた。

僕の親は僕に暴行はしないその代わり無関心だ。

僕が何をしても何を達成しても褒めもせずただ話を流しているだけそんな生活をしていたらいつの間にか親は家を出ていった。

自分の子供を捨てたのだ。

自分の子供が病気にかかっても戻ってこないそんな親だったのだ。

蜉蝣という虫を知っているだろうか。

成虫になった蜉蝣は軟弱で寿命が短い。

今の僕は頼る人もいなくて寿命が短いそうまるで蜉蝣のように。

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