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24 没落貴族の令嬢

ここまで読んでくださりありがとうございました。

また、今から1時間後、12時前までには活動報告もあげる予定ですので、宜しかったら見に来てください。

(大した事は書いてないけどねw)


では! ٩( 'ω' )و

 

 私はローリエ、没落貴族の令嬢のはずだったんだが今は奴隷… 笑えるでしょ?


 そんな私は、目を覚ますとふかふかのベッドの上に女児と2人で寝ていた。


「おはようお姉ちゃん。起きるの遅いよ」

「ははは」



 いや、失礼。

 女児は横になっていただけで起きていたようである。



 バッカスから解放されたのは夢じゃなかったんだ



 喜びを噛み締めながら、ベッドの上で体を伸ばす。



 あれ?足が動く…

 もしかしてフォーレンさんが



 そう。

 昨日の夜、フォーレンはローリエの足の腱を魔法で修復していたのだ



 これでまた歩ける


「ゔぅ…」

「何で泣いてるの?」


「うぅん、何でもない」



 〈ガッガッガッ!〉


 誰だろう?

 玄関の扉から誰かがドアを叩いてくる。



「お姉ちゃん!一緒にでよ、お兄ちゃん達かもしれないよ」

「ふふ。空間魔法で入ればいいのにね。驚かしたいのかな」


 もしかしてゴールドさん達かな?

 もう一度、感謝の気持ちを伝えなくちゃ



 期待を胸に扉を開けると、そこにいたのは王族の兵士だった。


「お届け物を届けに来ました」

「は、はい」



 お届け物?…



 そう。


 その届け物は、誰よりも女児が待ち望んでいたものだった。



「ママあ!」


 女児は、兵士の後ろからゆっくりと歩いてきた女性に抱きつく。



 ゴールドさん達は本当に助けたんだ



 親子が泣きながら抱き合う光景を見て、ローリエも涙が溢れて出してくる。



「うぅ…ゔ」

「感動中失礼なのですが、こちらをローリエさんにと」


 兵士がローリエに一通の封筒を渡した。



「では、私はこれで」

「は…はい」



 兵士さんが帰った後、封筒を開けるとそこには2つのモノが入っていた。



 1つは、10億Gの小切手と

 もう1つは、ゴールドさんからの手紙だった。



 その手紙には3人で小切手を使って欲しいと言う事。

 また、もう『ロットー』には戻らないという事が記してあった。



 ゴールドさん達は、何かしたんだろうか?

 それとも単純に冒険がしたいんだろうか?



 この時は、軽く思っていたローリエだが、しばらくすると『ロットー』に〈戻らない〉。

 のではなく〈戻れない〉のだと理解する。


 なぜなら、誘拐犯として指名手配されているのだから

 町中にゴールドさんの顔がいっぱいある。



 でも、私は何かの勘違いだと信じているのだ

 あの人達がそんな事をするはずがない。



 見ててねゴールドさん

 いつかあなた達とあった時にびっくりさせるわよ。


 私は『セイレーン家』を復興させるから





 彼女は空に向かって、微笑んだ





 ✳︎✳︎✳︎






 一方で場所が変わり、ここは王都『クリスタル』

 都市『ロットー』から遠く離れた地



 その路地裏で2人の男女が、地面に座り込みこそこそと会話をしていた。



「中央に来てから思ったんですけど、ロンメルって爺さん。極悪人だったみたいですね。自分が、献金を貰いすぎて地方に飛ばされてたなんて」


「そうね。よくよく考えれば、あの人、自分から正義漢だってよく言ってたわ。みんなあの柔和な顔つきに騙されていたのよ」



 会話の主は、ゴールドとフォーレンである。

 お互いに長いローブを着て、布を顔に巻きつけて顔を隠していた。



 2人して肩を寄せ合い話しているので、まるで恋人同士のようである。




「でも、いいんですか?… フォーレンさん」

「何の事だ」



「あなたは、ロンメルさんと面識がないはずです。おれを逃したら、どこへ行ってもいいんですよ。指名手配犯と一緒にいたら危険かもしれませんし」

「今更、何を言っているの?私はあなたの従業員よ」



「ふふ、そうでしたね。ありがとうございます」



 そうだ

 おれ達の商会は王都で再始動する。




 ――奴隷という悲劇を、この世界から消す為に




 




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