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marionetteの地獄劇場早送り
ハッタリようやく明後日なんて今は言えない。
「来年は花見、三人で行こうな」
頷く、美由紀。あいつ、病んでるな。と見られてきた。
「うん、お父さん」
俺は一人、煙草に火を点ける。あいつ、一号二号ハッタリ。
うるさいんだか、漫才師なんだか。テレビの中にはダウンタウン。
憧れを知る。空を見た。月夜。
「いい月夜だな」
「そうだね」
二人の部屋が三人の部屋になるのか。甘い、誘いには乗らない。
ネタ。
ネタ。
ネタ。
考えて、寝た。
この世、間違ってないんか。まあ、それは、この世は間違ってる。
自由にネタが作れない。
俺、健忘症。
俺の名はハッタリ一号。
あいつの名はハッタリ二号。
サインなんてな。
劇場に向かう。この世が狂ったのは誰のせい。
あいつ、また、ネタ帳に赤いペンで、サイン。
ダサい。
何がクリエーターじゃ。
スタンバイ、お願いします。と、支配人。
嘘って何。
泣かないで。と言いたいのか。こじんまりと舞台に立つとあいつが笑われた。




