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足元には青い花  作者: クロ
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旅人クロの小さな1日

僕は昔から小さな花が好きだ。

大きな花も華やかで良いけど、あまり主張せず、静かに佇むその姿にいつも目を引かれる。

そして昔、今の僕のような旅人だったお兄さんに、これはオオイヌノフグリって言うんだよって教えてもらった、遠い過去の記憶。

ひっそりと咲く、だけど僕の目にはくっきりと浮かぶ今も昔も変わらない小さな花。

僕もあのお兄さんのように、誰かに伝えて優しい気持ちにしてあげられるような旅人になりたいな。

最近では街には緑が減り、こんな郊外に遊びにくる子供も減っちゃったけど、それでもやっぱり僕のような子はいつの時代にもいる。

そんな子達のためにも、僕は今でも旅人でいる。

足元に咲く青く小さな花をひとつ摘ませてもらい、今日も小さな勇気を手に、終わりの無い旅路を歩んでいく。

明日はきっといい日になると感じながら…。

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