駄目
「ありがとう皆! これで安心だよ!」
綺麗になって清掃業者が撤退し始めた部屋で。
「じゃあ帰りますよ!」
「何を言ってるのさ駄目だよ! だって今日僕の両親に挨拶するからね!」
「じゃあ何でバニー姿のままなんですか」
「そりゃ君とそういう関係だと押し通す予定だったからさ! だから先の人たちの舐め回すようないやらしい目を我慢していたのさ!」
「まぁめっちゃくちゃ見られてましたが……」
「そんなわけでそろそろくる時間さ! 皆準備はいい?」
「花さんもしかしてこいつらもですか?」
「当然さ! 知ってのとおり僕の母はハレームでも孫さえ見れればオッケー派だからね! というわけで大丈夫かい皆」
「私はいいけど。木下さんは」
「もち……ろん……大丈夫……です」
『一人の男を奪い合うライバルの両親にあいさつ……中々面白いシュチレーションじゃねえか!』
「木下さんが思っているのに同意です面白そうです」
「ゲロ! 良いわよ花さんの両親とあうのは久しぶりね!」
『それにしても花さん凄く兎さんの姿に合ってるな、私にもっと胸があったらな……』
「どうせ俺の意見は聞かないでしょうから止めませんけど。おじさんこんな状況受け入れますかね?」
「大丈夫さ! 僕の駄目さ加減は父さんは重々承知しているからね! 十年間お前嫁の貰い手無くなるぞ! と言われ続けて今にいたるからね!」
「駄目だこの人反省する気がこれぽっちもねえ……」
まぁ確かに花さんは料理も掃除もできないし、それなのに見かけだけはやたらこだわって見かけだけはいいからモテモテだったのは知っているけどさ。
その陰に散々使いぱしりをさせられる俺の苦労があったわけだ。
普通にこんな嫁欲しい男はいないだろうなとは思っていたが。
両親も認めるところだったらしい。
「そんなわけで父さん的に困っているのさ! だから父さんは僕のお見合いは消極的なのさ!」
「確かにこんなダメ嫁貰ったら離婚の未来ずしかみえませんけど……」
「だから金緑君に貰ってもらおうと画策中さ! 君だったらどんなダメ女でも好きだったら絶対見捨てないだろ! 僕のダメさ加減を受け止められるのは君くらいさ!」
「さすが金緑ね! 豊穣、九条院さんに続いて満開先生まで依存状態にするなんて! 正妻として鼻が高いわ!」
「正妻……は……私……です」
「いえ私です!」
「だから糞虫は私が飼育するのよ!」
『浅井君は私の物なの!』
「むふふふ皆乗ってきたね! 僕は二号でも三号でもバッチこいさ!」
ピンポーン呼び鈴が鳴った。
「どうやら来たようだね」
問題点が出過ぎて書き直したくなるけど。
なんとkくぁk頑張ろう




