表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

麗しのマドマアゼル

作者: いち
掲載日:2008/05/02


麗しのマドマアゼル


マドマーゼルは26歳だ。

ヘーゼルナッツの髪

ブルーアッシュの瞳

チェリーレッドの唇

陶磁器みたいな白い肌


彼女は巷では、美の女神なんて噂され持て囃されている。

とても、綺麗で美人で美しい人


マドマーゼルは26回結婚し26回の祝福を受けた。

その度に純白なウェディングドレスと、純白なブーケをもち

天使の様な微笑みを浮かべている。


麗しのマドマーゼル

男も、女も、子供からお年寄り動物にだって大人気。

彼女は美しい。


砂糖菓子の様に美しいと、パン屋の見習いロニが言う、負けじと、質屋の跡取りヘンリーは、ダイアの様に美しいと称賛する。

それを聞いて、マドマーゼルの26人目の旦那花屋のトムは、

妻はウチに並ぶ、真紅のローズの様に

美しいと反論する。


街の男達は、互いに一歩も譲らない。


「馬鹿言うな!彼女の繊細な美しさはフランスの砂糖菓子にそっくりではないか!」

ロニがカチカチのフランスパンを掴んだ


「何言ってやがるロニ!彼女の輝きはダイアモンドの輝きまさにそれじゃぁないか!!」

ヘンリーは、大振りなアメジストの水晶を持ち上げる


「いい加減にしないか!!!妻の美しさは、気高く咲き誇るベルベットローズにそっくりではないか!!!」

トムは、スコップを手に握りしめた。


フランスパンでロニはヘンリーの腹を叩き付ける。

これは、ひとたまりも無い。


ロニはトムの足目掛けて、アメジストを落としてや。る

これも、ひとたまりも無い


トムはロニの頭をスコップで殴り付ける

これまた、ひとたまりも無い


男三人は賑やかな商店街で

互いに罵り合い、暴力をふるう


ロニのフランスパンには、青酸カリウムが含まれている。


ヘンリーのアメジストは鋭く尖る迄丁寧に磨きあげている


トムのスコップには仕込み刀が隠されている。


男達は満身創痍になりつつも、

手を緩めない。

ロニは、マドマアゼルに手を出そうとする、ちょっかい者のヘンリーが憎かった。

ヘンリーは、マドマアゼルと結婚したトムが許せなかった。

トムは、親しそうにマドマアゼルと接するロニが目障りだった。



マドマアゼルは黒いドレスを来て葬式に出席した。


パン屋のロニと彼女は、幼なじみだった。深い悲しみと共に美しい涙をこぼす

「あぁ、父なる神よ、何故ロニが・・・」

死因は鋭い刃物による出血多量だった。



泣いて、ばかりいられないマドマアゼル、ふらふらした足取りでヘンリーの家に向かう


「嫌よヘンリー死なないで!」

赤黒く変色したヘンリーは正に忌の際を迎えている。

マドマアゼルの願いも虚しくヘンリーは天に召された。


呆然とばかりしてられない、マドマアゼル悲しみの侭墓地に向かう

「あぁ・・・トム何であなた迄死んでしまったの?」

真っ赤なローズを備えて、マドマアゼルは墓前に泣き崩れた。


麗しのマドマアゼル。

26回結婚し、26回喪服を来た。

あぁ、麗しのマドマアゼル

悲しみの姿は、儚い雪の様だとどこかで男が噂した。

いや、違う白鳥の様だとどこかで男が反論した。

それまた違う、彼女は童話のお姫様の様だと男が言い切った。


あぁ、麗しのマドマアゼル

来月には27回目の結婚の予定が決まっている。

悪ノリで書きました。読んで頂きありがとうございます。よろしかったら感想の方もお願いします。ジャンルがよく解らないものになりました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ