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春も来れば  作者: 鎌瀬悠
1/1

再開

「演奏会疲れた~」

「まぁ、四年前の苦労は報われたじゃん♪」

と忍は微笑む。

恵美はクスッと笑って、そうだねと言い立って鏡に向かった。

「忍とアンサンブル出来て良かった。」

と真剣な顔で忍が言い、肩を上げ二人で爆笑する。

『では、結果発表!!!』

『一位!!』





四年前

「部活、選ぶだけなのにねぇ」

そう言い、テニス部のPRを通り過ぎ吹奏楽部のPR場所に到着した。

恵美は正直吹奏楽部にはあまり、入りたくは無かった

小学生で金菅バンドをして、幼稚園児から、ヴァイオリン、ピアノ、フルートを習っていた。

父は大学教授、母は音楽家だ。

父は東京医大の教授で、母はオーケストラのコンミスと言う物をしていて、どちらも皆からすれば羨ましいらしいが、自分からすればどうでも良いことだ。

「吹奏楽部入らない?楽器だけでも吹いて見て!!」

と半分強引ながら入る

皆自分のパートのPRをしている。

とFluteの前を通り過ぎる。

「あっ・・・!!」

「恵美か?」

と少し低い声の男が立って居た。

「知り合い?」

そこに立って居たのは忍と言う近所に住んでる、幼馴染みだった。

「しのちゃん?」

と聞くと頷き返す。

「久しぶり恵美。元気だったか?」

安否を気遣ってくれた。懐かしい感じがしていた。

「元気だったよ」

と返し、色々盛り上がった。

「そういえば恵美吹奏楽部に入らないの?」

その質問はあまりされたくは無かった。

しかし返さない訳にも行かなかった。

「偶然通り掛かって入って見ただけだよ♪入る所はまだ決めてない。」

とだけ言った。

「何も変わってないね」

と笑って言う

変わる所が無いので言われても特に気にはならなかった

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